[在留資格]の記事一覧 | 泣き寝入りしない国際行政書士になるぞ！

うれしい悲鳴

最近企業の経営者から現在雇っているアルバイトの中国人留学生が大変優秀なので引き続き雇用したいのだが入管法上の問題はないかとの問合せを数多く頂いている。社会問題を引き起こす留学生も多いが、こういう問合せはうれしい悲鳴だ。さて、問題を大きく分けると3つある。１．企業側に雇用する要件が整っていない。２．学生側が在留資格の要件を全うしていない。３．研修による来日のため他の在留資格に変更できない。いずれも短期的には解決できない問題ですので早め早めの対策が必要だ。

2007.07.30

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フィリピン人妻

フィリピン人妻の呼び寄せ案件でご相談があった。過去2回日本人である夫・本人が申請しているがことごとく不交付となっている。一見したところ日本側の受け入れ本人にまつわる立証書類が不足していることが見て取れる。結婚して1年が経ち、もうこれ以上離れ離れで暮らせない。そんな悲痛な声が遠くフィリピンから聞こえそうだ。

2007.07.26

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絶対負けられない戦い

アジアカップ日本対サウジ。今日はこれを楽しみに1日を乗り切った。在留資格（ビザ）の変更・更新･認定どれも申請する本人からすれば絶対負けられない戦いなのですね。だから、1日に5件も新規の面談をするとものすごい体力を消耗します。しかし、それもベトナムの高温多湿で90分以上を戦うサッカー戦士と比べればまだまだです。さあ～、いよいよ準決勝のキックオフ。ピッチに注目です。

2007.07.25

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日本パスポート取得するには？

日本人夫と別居して中国にいる中国人妻から電話で子供が生まれたとの連絡が入った。子の日本パスポートを取得するには日本人である人からの委任状がどうしても必要だと在中国日本領事館の担当者は言う。夫にどうしても子が生まれたことを知られたくはないが、中国人妻が日本で暮らすためには日本人の子を養育していると言う状況があったほうが好ましいのは容易に理解できるはずだ。さて、ではどうすれば夫に知られずに子の日本パスポートを取得できるのでしょうか？ここのところで頭を絞るのが当事務所の役どころ。何か良い智恵（もちろん合法的に)ありますか？

2007.07.20

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在留資格という狭い枠

三重県で自営業をしている経営者がアルバイトとして使っている留学生を連れて神戸の当事務所まで来られた。飲食店だがこの優秀な留学生をどうしても採用して就職させたいと言う。通常文系のこの学生であれば「人文国際」という在留資格が相当する就労ビザになるのだが、この飲食店の業務内容ではこの資格が該当しない。とっても気に入っているこの留学生を正規に雇用するためにどうすればいいのでしょう？入管に納得してもらうにはどう説明すればいいのでしょう？在留資格という狭い枠の中でもがき苦しむ留学生の姿がなんとも見ていて心苦しい。これからの日中関係を担う留学生には頑張ってもらいたい。

2007.07.19

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移動三昧　

大いに移動した一日でした。まず敦賀から大垣い行き、百貨店勤務時代にお世話になった部長と久々の再会。イオンＧが新たに開発したという郊外型店舗を見学。ターゲットは女性と子供ということで60代の男性が楽しめる場所はあまりなく、もう来ないとぼやいていました。岐阜羽島から東京・池袋に移動し、調査対象の日本語学校を訪問。池袋は都心で最も中国人が多いといわれるだけあって、歩いているだけで、仕事になりそうな感じがしてくる。必要書類の提出を求め、激しくなる雨の中をそそくさに東京駅に向かう。東京・多摩にある会社だが、中国・天津に合弁会社を設立する目的があるという。しかし、合弁相手がかなり胡散臭いので、実態調査の依頼である。時間はここで夕方6時15分を回り、今日最後の予定、在京の中学同級生とのプチ同窓会。30年近く会っていない人もいるが、話し始めるとあっという間の2時間でした。神戸についたのは12時を回ってしまいました。

2007.06.29

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「投資・経営」ビザが人気？

短期ビザで来日を繰り返している台湾人が大阪・貝塚市から来られた。短期ビザなのに年に１０ヶ月以上も滞在しているのでいつ入国拒否されもおかしくないと言う。そこで、日本での商売を安定して継続するために在留資格「投資･経営」を申請したいとの相談である。その前にちゃんと日本で法人設立も行なう必要がある。そして抜け目ないのが、仮に自分が入国拒否されてもいい様に、身代わりを既に日本に３人ほど送ってきている。入管の恣意的な審査で大事な仕事を止めるわけにはいかないのだ。

2007.06.26

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婚姻具備証明書

留学ビザ更新を拒否された女子大生が交際中の日本人男性と結婚することにした。婚姻届提出時に「婚姻具備証明書」が必要になるが在留期限はもう切れている。通常であればたやすく大阪の中国領事館で取得できるはずだが警備のために警察が周囲を取り囲んでいる領事館にオーバーステイしている本人が乗り込んでいくのはかなりリスキーだ。領事館は本人申請を頑として譲らない。そこで考えたのが午後開門する時は一斉に流れ込むので警察のチェックをかいくぐれる。機敏な行動でどうにかオーバーステイ中でも婚姻具備証明書がとれる。

2007.06.25

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真に勉強する留学生来たれ

日本語学校から依頼のあった在留資格「就学（もしくは留学）」認定許可申請書類のチェックが終わった。提出された書類に疑義がある場合は直接申請人に電話して確認する。経費支弁者の在職証明、収入証明、通帳など相互に関連して調べ、矛盾があれば職場にも電話して確認する。働くのが目的で来る留学生もたくさんいるのも事実だが、真から勉強したいと言う留学生にはなんとしても入管の恣意的な審査をパスして来日してもらいたい。

2007.06.19

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ニューＨＰ立ち上げ

新たに入管業務に関するＨＰを立ち上げました。http://www.zaitoku.net/同じ事務所にいる橋本さんに作成を依頼し、忙しい中1週間ほどで完成してくれました。グーグルでの検索順位は公開後まだ3日ほどにもかかわらずもう8位につけている（検索用語は帰化と神戸）。斬新さとしては、日本語の説明のすぐ下に中国語を記載した。ターゲットは在日中国人である。今まで口コミに頼っていた入管業務の受注だが年間百件を超える実績を掲げて満を持しての登場？である。入管業務の寡占を狙った次なる広告戦略を後日お知らせすることにして今日はここまでとします。

2007.06.12

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背水の陣

某日本語学校の留学資格認定申請書類のチェックをやっている。もう何百名もの留学生を申請しているはずの学校側が今回は背水の陣で臨んでいる。必死のパッチなのだ。それにどれだけ応えられるか！当事務所としても力量が問われるところだ。今週が山場。やればできる、何事も。

2007.06.11

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学校経営者の苦悩

某専門学校の学院長と日本語担当教師が事務所に相談に来られた。今年4月度の海外からの留学生は入管に50人申請したのに一人も許可が下りなかったらしい。これでは学校の経営がなり行かない。そしてこの現象はこの学校だけではないらしい。切羽詰った情況で当事務所にこの秋の申請書類のチェックの依頼にみえた。入管によるかなり恣意的な審査に対しもう背に腹は変えられぬ事態まで追い込まれた学校経営者の苦悩が続く。

2007.06.07

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公正証書原本不実記載容疑で逮捕

虚偽の婚姻届を作成後区役所に提出し戸籍簿に記載させたとして公正証書原本不実記載、同行使の容疑で大阪府枚方市の行政書士が逮捕された（６月２日付読売新聞朝刊）。逮捕された書士はもちろん新聞には実名で出ている。在留資格を取るため偽装結婚を企てる在日の外国人は多い。そんな外国人に巻き込まれない、加担しない、そんな強い気持ちを持たないと入管業務はできない。一寸先は闇であり、他山の石とする。

2007.06.02

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入管コンテンツ

当事務所のホームページは契約書の話しか掲載していない。もう一つ大きな柱である入管業務についてはほとんどが口コミによる受任だ。そこで入管業務に関連したコンテンツを掲載したＨＰを制作することにした。ここで一気に拡大しようとの画策だ。事務所内に凄腕のプログラマーがいるので早速明日にでも制作の依頼だ。

2007.05.31

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コック招聘の認定許可もらう

３ヶ月ほど前に申請していた中国人コックの招聘がやっと認定された。中国それも福建省福清市出身。それも調理資格が４級クラスでランクが最も低い。最近この条件で認定されたケースは稀？なのではと自負している。入管で認定を貰っても中国の日本領事館での面接ではねられるケースが多い。調理師なのに調味料のことをよくわかってない、そんなことが面接で露見するからだ。今回認定された人がそうでなければいいのだが。

2007.05.16

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無料相談会

大型連休真っ只中、三宮界隈では関東弁なども聞こえてきて旅行気分に浸りそうになりながら仕事していました。神戸国際会館の２０階にあるＫＩＣＣ【財団法人神戸国際交流センターhttp://www.kicc.jp/】で在日外国人への無料相談会に相談員として参加しました。もちろん通常は無料で相談することはありませんが、この相談会は行政書士会と神戸市との友好の為に行われているボランティアなので協力することにしました。。今日は二人の相談者が来られ、一人はアメリカ人だが日本語ぺらぺら、もう一人は中国の人。どちらも来日して仕事もあまりなく経済的にしんどいので何とか政府の援助を受けるにはどうしたらいいのかという相談でした。私からのアドバイスは政府の支援は期待薄なのでまず自力更生する方法を探るべきではないかという事です。そこで日本語ができなくても相談できるハローワークを紹介しました。これからの頑張りを祈るのみです。写真は神戸国際会館２０階から見た三宮周辺です。

2007.05.02

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幸福への道

オーバステイになっている大阪在住の中国人元留学生から「在留特別許可」取得手続を受任した。本日同居している日本人と婚姻届を提出、事前に必要書類を用意していたので難なく受理された。来週にも大阪入管に出頭する運びとなりそうだ。また一組の夫婦が茨の道を歩もうとしている。しかし、その道は幸福につながる道であることを信じている。

2007.04.17

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住居侵入と窃盗容疑

住居侵入と窃盗容疑で外国人が一人また逮捕された。でも今日は初老のおばさんだ。尿意を催したこの人は用を足そうとして現場に侵入し、戻ってきた関係者に取り押さえられたが言葉が通じずそのまま警察に連行されてしまったとか。ご家族からの連絡で連行された警察署に駆けつけ、捜査担当官とのやり取りを伝え、刑事訴訟法による身体拘束における期間制限などを説明した。そして、当番弁護士の依頼をして現場を引き上げた。身内が逮捕されれば誰しも気が動転するもの。まして言葉の通じない、法律もわからない異国の地ではなおさらだ。

2007.04.14

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日中関係は如何に？

温家宝首相が来日しました。日中首脳会談がいい雰囲気で進めばいいですね。政冷では中国からのコック招聘などがなかなか下りないのが現状だ。また、中国人と日本人との結婚・別居・離婚・出産と民法の３００日問題がもろに直撃する事態が多いにある。当事務所ではこういった問題も出来るだけサポートするように心がけている。

2007.04.11

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留学から家族滞在への変更

この時季神戸も大阪も入管は各種申請でごった返している。特に留学生の在留資格の更新と変更が多い。そして留学生で多いのが留学から家族滞在への変更だ。魂胆はみえみえで、学費の削減と就労だ。入管も承知の上なのでなかなか下りない。入管の担当官曰く：当初の来日目的は勉学のはず、それを結婚したからといって当初の目的を放棄し安易に変更申請する案件が後を絶たない。結果9割以上が不許可になる。そんな厳しい変更審査を潜り抜け、当事務所では先週に続き、今日また変更許可をゲット。それも申請して3週間のスピード許可のおまけ付きとなった。許可になった人おめでとう！でも、働きすぎにはご用心を。

2007.03.27

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「投資・経営」のビザ取得ラッシュ？

在日外国人で「投資・経営」のビザ取得が増えつつある。主な原因は在留資格更新に当たり勤務している会社に悪評が有ったり、経営が不安定で有ったりなど本人の問題よりも会社に勤務しているリスクの方が大きいからだ。であれば自ら起業することでこのリスクを回避し、安定した収入を確保することでゆくゆくは帰化を目指そうという動きだ。引き続き日本で暮らそうという外国人にとって帰化は一番安定した身分であるのは間違いないところだ。永住権も入管の判断で取り消される危険性はある。もちろん重罪を犯したときなどだが。

2007.03.22

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茨の道は始まったばかり

不法入国の外国人と日本人配偶者とを連れて神戸入管へ「在留特別許可」取得のため出頭。通常は当事者だけの取調べとなるはずが今日はまず私から事情聴取。「改ざんの目的は？」続いて不法入国者への厳しい質問が続く。「パスポートを改ざんして入国し、その後も更新を重ねてだまし続けたのは犯罪だよ」「わかっているのか！！」「何を笑っているっ」「一旦帰国しろ！」「身柄を拘束するぞ」不法入国者は目に涙を浮かべ思わず席を立ちトイレへ。在特取得へ茨の道は始まったばかりだ。

2007.03.14

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報道ステーションで入管特集

昨晩の報道ステーションで入管特集があった。くだんのイラン人家族の強制退去を中心とした特集である。報道によるとイラン人の父親が観光ビザ（短期ビザ）で来日し、その後、子供たちも呼び寄せたりして滞在することになった。父親はまじめに仕事をし、子供たちはまじめに学校に行っているのだから在留特別許可を出せとの主張をし、それに対し法務省は短大に合格した長女だけに在留特別許可を出し、その他は帰国せよとの裁決を出した。法務大臣もこれは温情措置だと言っていたが、そうだと思う。観光ビザでの不法滞在に対しいちいち温情措置をとっていては入管行政は立ち行かない。入管行政で一番の問題なのは他の類似案件で在留特別許可を出していて一貫性がないことだ。日々入管業務を扱う我々行政書士にとっても頭の痛い問題なのだ。

2007.02.24

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ミニ台湾だ

民国96年2月22日。台北駐大阪経済文化弁事処（亜東協会とも呼ぶ）で申請書を書くと日付はこう書かされる。軽いカルチャーショックだ。日本と台湾とは国交がないため日本に台湾の大使館も領事館もない。その代替措置として弁事処がおかれ、そこでビザの発給業務などを行っている。今日は80歳を越えたご婦人をお連れし、夫の台湾における相続授権書の認証申請に来た。モニターに流れていた台湾ＰＲのおいしい画像に洗脳されたせいかお昼は思わずビル向かいに有るラーメン屋で台湾ラーメン（ちょっと辛め）を注文しました。

2007.02.22

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親子がともに暮らす

日本に住む70才を超えた母親が50歳を超えた中国にいる息子を日本に呼び寄せるのに現在の入管法には適当な在留資格が見当たらない。入管の言い分としては親子一緒に暮らしたければ親が中国に戻ればいい、50歳を超えて日本語もわからず物価の高い日本で暮らすのは子にとっても逆に大変ではないか、とのこと。親子がともに暮らす、そんなごく普通のことも実現までの道のりは遠そうだ。

2007.02.21

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悲喜こもごも

日本人男性と結婚し、中国から嫁いで来た中国人女性。その後日本人男性の間に一子をもうけ、永住許可申請をした。しかし、まもなく入退院を繰り返していた夫が幼子を残し他界。もちろん永住許可はまだ審査中だ。父の顔を知らない赤子を抱き、許可が下りなければ日本に居られないのではと思い悩む日々が続く。そして、申請して８ヶ月経った先日事務所に届いた１通の許可通知はがき。「おめでとう、許可下りましたよ。」「キャー、ほんとう、きゃー」と言葉になりません。かたや、不交付の通知もある。日本滞在中に知り合った中国人女性と結婚した日本人男性。ビザ切れで一旦帰国した妻を呼び寄せようと認定申請をするのだが、この女性の過去の遍歴があまりに杜撰な為期待に添えない結果となる。人生悲喜こもごもではあるが、粛々と精一杯のお手伝いを心がけたい。

2007.02.01

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泣き崩れる親子

息子が重大な容疑で逮捕されたと聞いて外国から短期ビザで来たという母はもう来日して1年半も経つ。あれこれ考えているうちにビザが切れ、ビザが切れると拘置所なんてとても訪問できず、今日に至る。友人から当事務所を聞きつけ、接見のサポート依頼を受ける。そして同行して名古屋拘置所に行ってきました。携帯電話を指定のロッカーに預け、いざ接見室へ。ガラス越しに目と目が合った親子はお互いにその場に泣き崩れた。息子の非をなじることもなく、子の健康ばかり気遣う母の姿にそばに居るこちらの目頭も熱くなる。10分間の接見時間はずっと泣きっ放しであった。拘置所を出た後、国選の弁護士に詳細を伺いに行く。判決は来月下旬。詳細を知って、見通しをつけた母は判決を聞きに行くことはないと言う。外国人の重大犯罪について厳罰化の傾向にある今、この母の思いは計り知れない。明日は加古川で投資経営ビザの相談を受ける。

2007.01.26

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日本人配偶者から定住者への変更

大阪入管に申請していた在留資格日本人配偶者から定住者への変更が昨日許可となった。申請してから丸４ヶ月になる。依頼者は日本人男性と６年の婚姻生活後離婚して１年になる。日本語が余り上手ではない彼女の代理として東京から大阪に越してきた区役所への転入届提出、東京での納税証明の取り寄せ、前夫の戸籍謄本の取り寄せ、勤務先から源泉徴収票の発行の依頼までサポートした。依頼者の喜びはひとしおで、仕事冥利に尽きる瞬間である。

2007.01.13

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入管出頭

中国人が事務所に来られた。数年前に他人名義のパスポートで入国し、不法滞在していたが、体調が思わしくないので入管に出頭して帰国したいとの事。入国時に持っていたパスポートは入国後業者？に回収され、身分証明は戸口簿のみ（これだけでもすごいが）。同行して入管に出頭。本人の顔はかなり引きつっていたが、対応に出た入管職員の物腰は非常に柔らかい。「どうして日本に来たの？そ～う、帰国するんだ～」と声まで裏返っている。不法滞在中だがもちろん拘束されることもない。自ら帰国する人に対し入管はやさしい？のだ。

2007.01.09

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再婚禁止期間のジレンマ

仕事始めです。早速中国人女性による日本人男性との離婚、そしてまた日本人男性との再婚による在留資格取得相談に乗る。相手が日本人で日本で婚姻する場合、民法７３３条の再婚禁止期間である６ヶ月を遵守しなければならない。しかし、これを遵守していると今度は彼女の在留期限をオーバしてしまい不法滞在化することになる。このジレンマを解決する方法は、ないこともない。是非当事務所までお尋ね下さい。

2007.01.05

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ちょっと早いメリークリスマス！！

4月に入管に出頭した不法滞在者が当事務所に来られた。「なかなか許可でませんね。このまま年越すのでしょうか？」そこに、思いかけず入管からその人の携帯に電話が入る。みるみる目が涙で一杯になってくる。最終出頭の通知である。それも来週の25日。思いがけないサンタさん（入管）の最高のクリスマスプレゼントとなりました。ちょっと早いですがメリークリスマス！！明日から3日間お客さんを同行しての上海出張です。おいしい上海蟹、食べれるかな。

2006.12.21

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入管、取次申請を拒否・・

雨の中を自転車で走ったせいか風邪を引いてしまった。師走で風邪などひいている暇などないのに。さて、神戸入管で在留資格変更の取次ぎ再申請をしたら拒否された。拒否理由は前回も不許可になっており、申請者の在留に問題があるため本人出頭を求めるためだそうだ。初体験だったので窓口でちょっともめたが明日朝申請者と同行することに。

2006.12.14

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在特　急ピッチ

在留特別許可による「日本人配偶者等」の在留資格取得が年末に向け急ピッチで上がってきている。神戸入管も頑張ってくれている？のかな。ともかく、依頼者から許可の連絡が入るのは他人事ではなくうれしい限りだ。

2006.12.11

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産科がない？

不法滞在化した外国人妊婦とその旦那とで大阪の病院を３軒回った。一軒目は地元のローカル病院で１月出産予定の妊婦はもう予約で一杯と断られた。紹介された２軒目の市立病院は産科がないということで駄目。こんなに大きな市立病院なのに、産科がない？ようやく３軒目で産科を見つけ、午前中の検診にも間に合った。不法滞在化した外国人が一番恐れるのは通報されることだ。出産はするができれば自分の名前は出したくない。しかし、それでは生まれ来る子が浮かばれない。出産までの１ヶ月。妊婦は出産と不法滞在のプレッシャーと戦わなければならない。

2006.12.01

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やすやすとは帰国しない

お昼前後、事務所の電話と携帯が交互に鳴る。連続で５件の話を聞く。いずれも在留資格の取得だ。日本人との結婚による日本人配偶者ビザ。永住者配偶者との離婚による定住者ビザ。留学生をやめて家族滞在ビザなどなど。大枚はたいて来た日本。そうやすやすとは帰れないのだ。

2006.11.29

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帰化申請に同行

帰化申請をする家族4人との同行のため西宮法務局に赴いた。提出書類は一応神戸の法務局で目を通してもらっていたが、やはり各法務局によって提出書類に対する要求度合いが違う。たとえば、婚姻証明書を役所から取得できない場合、その役所から取得出来ない旨の証明書を出せばいいという法務局と、在日の領事館からあくまで婚姻を証明させろと言い張る法務局があり、なかなか厄介だ。

2006.11.21

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日本で恋に落ち留学生の末路

留学で来た日本で恋に落ち、結婚、そして妊娠。妊娠で進学を断念した妻は入管に留学から家族滞在の資格変更の申請をするが、経済的理由などで不許可になる。在留期間の更新ができない妻はそのまま不法滞在化する。ここまでならよくある話だが、今まで仲の良かった留学生同士の夫婦も、不許可が元で関係が悪化。妻は家を出、これから生まれてくる子供は人に預け、夫に押しやるそうだ。夫も自分では養育する時間的余裕もないため、自国に連れ帰るとか。今の入管行政はこうした不幸な留学生を多く排出している。我々行政書士はそんな留学生の訴えに耳を傾け、少しでも日本で暮らしやすくできるよう提言することぐらいしかできない。もっと力が発揮できるよう日々努力である。

2006.11.17

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永住申請許可される

当事務所でお手伝いした中国人弁護士の永住申請が許可された。申請しておよそ半年。順調な日程だった。日本におけるこれからのますますのご活躍を祈るばかりです。

2006.11.16

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オーバステイの調査状況

当事務所でお手伝いしたオーバステイの方々の調査が続々と行われ始めた。2月出頭の人は今月中にはビザがおりそうだ。4月出頭の人は自宅調査を終了し、来月には違反調査に入る。8月出頭の人も動きがありそうだ。出頭してから毎日が悶々としている当事者しかわからない気の焦り。そんな当事者たちの励みになれるよう的確な情報を提供していきます。

2006.11.14

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無国籍だ

戸籍問題の相談。それも訴訟中の問題だ。自分がどの国に所属しているかはその人が生きる上でまだまだ大きなウェートを占めている。ずっとそうだと思っていた国籍を、あるとき突然に無国籍だといわれたらどうしますか？何か計り知れないものを失ったような気がしませんか。そのような人が日本には多く住んでいます。そしてその中の一人が「国籍確認請求」を裁判所に申し立ててます。=== いわゆる外地人の日本国籍喪失 ===条約に基づき領土の範囲が変更される場合は、当該条約中に[[国籍]]の変動に関する条項が入ることが多いが、本条約には明文がない。しかし、国籍や[[戸籍]]の処理に関する指針を明らかにした通達（昭和27年4月19日民事甲第438号法務府民事局長通達「平和条約の発効に伴う朝鮮人台湾人等に関する国籍及び戸籍事務の処理について」）により、本条約第2条（a）（b）の解釈として朝鮮人及び台湾人は日本国籍を失うとの解釈が示され、[[最高裁判所]]も同旨の解釈を採用した出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

2006.11.13

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身柄拘束

夜も明け切らない３時過ぎに神戸のとある飲み屋でけんかに巻き込まれた外国人が通報により警察に逮捕され連行された。友人からの依頼で警察署に出向き、担当官と面談。逮捕までの情況、今の逮捕者の健康状態、今後の調査日程などを依頼者に伝えた。身柄拘束は身分の不安定な在日外国人にとっては非常事態だ。

2006.11.08

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ビザが取れるのであれば何でもあり。

日本で暮らしたいという中国人は後を絶たない。ダンサーとして興行ビザで来日。名前を変えて偽造ビザで来日。日本人男性から戸籍を買って偽装結婚で来日。残留孤児の孫であると偽装して定住者として来日。留学生の家族滞在ビザやコックとして技能ビザの取得が大変難しい状況で稼ぎたい一心でもう手段は選んでいられない、何でもありのそんな現実が目の前にある。

2006.11.07

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不毛な同棲生活の果て

オーバーステイの女性と先日出産した子供の出生届を提出するため区役所に出向く。しかし、婚姻関係がないため、夫になる人に「父は私で間違いありません」と一筆もらうように言われました。女性は不毛な同棲生活に疲れ果て、もう国に帰りたいそうです。生まれて６０日以内であれば在留資格を取得することなく出国できます。さて、彼女はどうするのでしょうか？！

2006.11.02

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不法滞在のまま出産

日曜日定番のテニスを終えた午後、携帯が鳴る。依頼者の留学生で出産入院した病院からだ。「至急お話したいことがあるので病院までお越し下さい」「なぜ、私に。旦那さんには連絡したの？」「いえ、それが連絡が取れなくて・・・」「わかりました、私が連絡をとってみます。」マンションまで行き、旦那（まだ婚姻届は未提出）を車に同乗させ、病院へ。医師より帝王切開する旨の説明を受け、女性は書面に署名し、そのまま手術室へ。1時間後無事に赤ちゃんが誕生。しかし、赤ちゃんにとってもまだ手術室にいる彼女にとって茨の道が待っている。婚姻もまだ、彼女の在留期限も切れたままでは子供の在留資格取得は難しいからだ。

2006.10.22

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不動産購入契約立会い

当事務所で帰化された方が今度は一戸建てを購入するということで契約に立ち会った。宅建主任者による重要事項説明や売主からの売買契約の説明などで3時間は優に越える。でも、買主が一番気にしていたのは銀行ローンの優遇金利の１％が本当にもらえるかどうかだったのだが。

2006.10.13

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不法滞在者と出頭

朝９時半に神戸入管８階に不法滞在の中国人女性と定住資格の中国人男性を伴い出頭。いつものように一時間ほど待たされ、当事者二人だけ中に呼ばれ調査。そこからまた１時間半ほどして無事に開放された。「在特」嘆願で配偶者が日本人でないケースはあまりないが何とか無事に開放されて良かった。明日は不法滞在の女性の妊娠検査に同行する。

2006.10.12

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10月は営業するぞ。

中学時代の同級生が夫婦連れで事務所に来た。目的は帰化申請。子どもも入れて全員で申請する。サラリーマンで生活も安定し、もちろん日本語も問題ない。問題は書類を集めるのに必要な時間がないということ。こういう人を掘り起こせばまだまだ需要はあるはず。10月からは営業に力を入れることにする。

2006.10.07

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悲痛な叫び

勢いで子供ができ、その後はそ知らぬふりを決め込む年下の彼氏。留学で日本に来た彼は今では授業にも出ず、さりとてアルバイトに精を出すわけでもない。１Kのアパートに不似合いな17インチ画面のパソコンが鎮座している。これでゲームに没頭し、現実から逃げる、そんな毎日を送っている。「払うべき学費が半月遅れている」「出産が半月後に迫っているのに出産費用もない｣「不法滞在になっているのに手続を依頼する費用もない｣以上は同棲している彼女からの悲痛な叫びだ。

2006.10.05

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