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カテゴリ:肥田式強健術
私がプロとして音楽を始めた頃フュージョンというムーブメントがありました。 私のキャリアもそこからスタートしたのですが、 経験を増すごとにフュージョンというスタイルの元になった音楽に興味が移りました。 面白い事に、時代を遡るほどそれぞれの音楽が持つエネルギーが高く、 荒削りではあっても味わい深いことが分りました。 本物の力強さを知りました。 そこからルーツというものに関心が移り、日本人である自分に帰結しました。 「日本人とは何か」を考えるようになり、何となく漠然と西洋追従している自分に気付き、 根っこの弱さを痛感しました。 自分を含め日本は今世界で一番情けない国になっていると思います。 食料自給率の低さは今すぐ方向転換しなければならない大問題ですが、 それ以上に何よりもまず、人間力の低さが問題です。 明治、大正から西洋の影響を急激に受けては来ましたが、 第二次大戦までは日本人は一人一人がもっとしっかりしていたと思います。 中途半端な西洋かぶれの「勘違い自由主義」によって今、社会がグズグズになり始めています。 今こそ次世代を育てる私たちが自分自身を教育し直し、 後世に「何が正しいか」を伝えていかなければなりません。 現代は「早い」「安い」「手軽」が主流です。 しかし奈良・東大寺、姫路城など歴史に残るものに先の言葉は全く当てはまりません。 日本人の歴史を振り返ると現代社会の「安っぽさ」が丸見えです。 「効率」を追い求め、 国をあげてバーゲンセールのワゴンに群がる図はけっしてかっこいいものではありません。 先ずは一人一人が本物を知り、全ての価値基準をそこに置くことです。 本物は力強くかっこいいです。 自分自身として、うそ偽り無く潔く生きていれば絶対「力強くかっこいい」です。 そういう生き方が出来る道しるべが肥田式強健術の体系の中にちりばめられています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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