どらむすこの姿勢と呼吸法

　脳神経外科医として30年に渡り動脈瘤、腫瘍の手術に当たられています。

　医療の中でも比較的白黒のはっきりしている外科。

　しかも、脳外科となればわずかなミスが重大な後遺症を残す本当に厳しい世界です。

　その中にあって患者にも自分にも正面から向き合い

　「患者が命をかけて医者を信じるなら私は医者の命を賭ける」と言い切ります。

　患者から訴えられないように初めから逃げを作っておく事が常識となっている現代において

　本当に身体を張って生きるプロ中のプロです。

　しかし今の彼がそのような道を歩む原動力には伊藤善太郎という師匠の存在があります。

　良い師に巡り会う事は本当に人生の貴重な宝です。

　このような立派な後継者が生まれて伊藤先生も本望だと思います。

　また、上山先生は自分のミスとも正面から向き合い、

　よりよい医療を求め100パーセントの成功を目指しています。

　人体をパーツに分けて捉える西洋医学にあっても

　やはり最後に力を持つのは医者と患者の人間同士の信頼です。

　人間は心です。

　人種、性別、職業、宗教など人は色々なくくられ方をしますが、

　本当に一人になって自分をとことん見つめれば

　何処に属していようが結局は世界は自分の心の中にしかない事が分ります。

　「過去から通した生き様で自分を好きでいられる事を貫く。そのためには自分を偽らない事」

　人生のプロフェッショナルのお言葉です。