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カテゴリ:私見
今年84歳になる瀬戸内寂聴さんが文化勲章を受章されました。 以前から尊敬申し上げておりましたが、 まさに私の理想とする「天寿を全うする」生き方をされています。
著書「五十からでも遅くない」より
自分の健康と精神の若さと、可能性に、 自ら見切りをつけた時から老いは始まるのです。 思い残すことなく燃え尽き、自分の可能性に挑戦したあげく訪れる死は、 死もまた愉しと、死後の世界を夢見られるのではないでしょうか。
瀬戸内さんは「ペンを握ったまま死ねたら最高!」と仰っています。 人気絶頂期に出家された理由の一つは 「文章を書くコツを覚え、狎れて書くのがいやだから」 以前プロ化の弊害という事を書きましたが私も常に気を付けている事です。 初心のうちは真摯な態度であったものが、事が上手く運ぶようになると増長してしまうのです。 増長による一人勝ちの個人的な成功などは人類全体にとっては取るに足らないものです。 いずれ歴史の中にかき消されてしまう事でしょう。 しかし、自分が人類という大きな一つの生命体のひとかけらであるという自覚を持って生きれば 一人一人の生命活動が人類全体に波及します。 私達は人類という大きな木の枝の先にある小さな実なのです。 一つ一つの実はそれぞれ別の枝に付いています。 枝によって環境や条件は様々ですが、 それぞれが精一杯花を咲かせ、種を残すように創られています。 瀬戸内さんは 「生き切る。なまぬるい生き方はしたくない」と仰います。 我が尊敬する岡本太郎氏と全く同じです。 我々も「姿勢と呼吸法」をもって人生を力強く謳歌しようではありませんか。
お知らせ 次回「姿勢と呼吸法」教室 11月21日(火) 午前10時~11時半 蓮田市総合体育館(パルシー) 多目的室 料金:800円 *バスタオルとフェイスタオルをお持ちください。
P.S 10月に入り仕事が超多忙を極めており睡眠時間の確保もままならない状態になっており、ブログの更新が滞っている事をお詫び申し上げます。今後も当分このような状態が続くと思われます。どうかご了承くださいませ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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