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カテゴリ:私見
私は人生の後半戦を「無駄な物を削ぎ落とす」ことに費やそうと思います。
自分の心を曇らせる浮ついた欲望を洗い出し、 子供のように純粋で且つ大人のタフさを兼ね備えたエネルギーほとばしる人間を目指しています。 子育てに関しては健康に産まれてきてくれた事に感謝し、 日々喜びを与えてくれる事に感謝しております。 これ以上私としては望むものは何もありません。 問題は私がこの子達にどういう未来を手渡してあげられるかです。 我々人類の究極の目的は命をつなぐ事です。 次の世代、そしてまた次の世代へと命をつないでいく為に今私達は何をするべきでしょうか。 食糧問題、環境問題、エネルギー問題という具体的な分りやすい問題はもちろん、 人間の心という一番大切な問題を考えていかなければなりません。 現代社会は私の目には狭い水槽に高栄養の餌で巨大化した金魚を無理やりたくさん飼い、 病気を防ぐ為にとさらに高栄養の餌を使い、餌のやりすぎによる水質汚濁を薬品で解消。 または電力を消費してポンプで空気を送るという図と同じに映ります。 水槽に見合った大きさの金魚を飼い、水草をしっかり入れ、 適量から少し少なめの餌で育てれば水も汚れにくいし、そうそう病気にもならないものです。 「過ぎたるは及ばざるが如し」 このことわざを今こそ噛み締めるときだと思います。 現代社会の複雑に絡み合ってしまった状況を最もシンプルに洗いなおしてみて、 今日本が力を注ぐべき方向は「食糧自給」と「子育て」だと思います。 食糧自給が出来る環境を目指せば、そこに当然人々が健全に暮らせる環境が伴ってきます。 行き過ぎた工業化や宅地化が防げます。都市部への人口集中も緩和します。 子育てに重点をおけば共稼ぎについて真剣に考える機会が増え、 企業も人が生きるという事を仕事のベースに置くようになります。 以前にも紹介しました「モモ」「パパラギ」は私の頭の中に常にあります。 私達は生きててなんぼです。つつましくとも日々愉しく暮らす事がどれだけ大切で得難い事か。 人間の心の中にある「幸福感」というぬくもりを大切に育て受け継いで行こうではありませんか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.04 00:34:37
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