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カテゴリ:私見
日本は様々な国に膨大な金額の援助をしています。
しかしそのお金が正しく使われていなかったり、 相手国の状況に即していなかったりと様々な問題が起こっています。 現場を知らない役人さんが紙の上だけで計算した結果なのでしょう。 援助とは金銭や物質だけではないはずです。 援助とは心から起こるものであり、 どのように助けるかは相手の事情をよく理解する事から始まります。 例えば北朝鮮ならば食糧を現地の人民に直接手渡すという条件をつける必要があります。 中国ならば現在まるで日本の高度成長期をそっくりなぞるような急速な発展を 公害問題にまるで無頓着なまま進めていますので、 環境問題を解決する為の援助が必要です。 しかし国対国の交渉を見ていると小学生レベルを通り越して 幼稚園レベルの駆け引きに見えてきます。 しかもその駆け引きをしているのはそれぞれの国のエリート達なのです。 人間は権力を手に入れるとこんなにも愚かになってしまうものなのかと哀れに思うのですが、 私たちに出来る事は人間の心を持ったエリートを育てる事です。 今までのエリート教育は例えばイタリア製のスーパーカーのような人間を作ってきました。 めっぽう速いが、ろくに人は乗れず、低すぎる車高のせいでUターンもできず、 ちょっとの渋滞でオーバーヒート。 受験戦争という偏った絞込みによって 悪い意味で人間離れしてしまった人たちを生み出してきたのです。 人としてのエリートとは人の心を繊細に理解し「滅私」できる事を言うのです。 たくさんの人が快適に乗れて、必要ならばくるっとUターンし、 渋滞も悪路も何のそのと走りぬけるタフさと優しさがこれからのエリートの条件です。 正しい姿勢で呼吸を鍛錬すると精神面に好影響を生み、 現代日本人に最も足りない忍耐、寛容、慈悲の心が育ちます。 これからの時代は国際援助も大人として行っていかなければなりません。 インドでは今、国をあげて頭脳立国を目指しています。 日本人は本来バランスの良い精神性ではどの国にも引けを取らないと思います。 日本は成熟した精神を援助する「精神立国」を目指し、 日本人本来のこまやかな心配りで外交をしていく事が役割だと思います。 私は「姿勢と呼吸法」を一人でも多くの方に実践していただき 健康と幸福感を手にたくましく世界中を飛び回っていただく事を願っております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.09 02:59:20
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