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カテゴリ:私見
先日、憲法第九条を改正するか否かという討論番組を見ました。
私は難しいことは分かりませんが、 番組を見ていて感じたのは軍隊推進を唱える方々の表情の険しさと語気の荒さ。 一方、平和主義を唱える方々の優しさです。 冷静かつ単純に考えてみて、 私は一個人としては、やはり優しい人達と暮していきたいと思います。 現在の世界情勢も見ずにそのような呑気な事を言うのは まるでドン・キホーテのような愚者だとおっしゃる方も多いかと思います。 しかし軍隊擁護の考え方を掘り下げていくならば 幼稚園で「お友達と仲良くしましょう」と教えることさえも陳腐になってしまいます。 そのような世の中に暮らしていて楽しいでしょうか? 確かに生物社会の仕組みは弱肉強食です。 しかし我々人間は他の生物には無い知性と心を持っています。 対外的な強さを追い求め勝つ事のみを最重要とする行動は動物レベルと等しいものです。 もしも人間の頭脳を誇る気持ちが有るならば 微生物から始まる生命連鎖の全てを常に意識しながら行動できなければなりません。 戦争は自然環境を破壊するという意味でも大きな罪です。 人間以外のすべての生命はきちんとそれぞれの分をわきまえています。 野生動物が人間社会に危害を及ぼすようになったのも原因はこちら側にあります。 彼らの生活圏を狭めた結果、仕方なく人里に出てきたのです。 人類には確かに殺しあい憎みあった不幸な過去があります。 しかし許しあう心を持たない限り不幸は永久に続きます。 先の討論会に出ていた方々は私よりも相当頭脳明晰な方とお見受けしました。 その明晰さを「許し」に活用していただければと強く願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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