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カテゴリ:心がけ
先日、栗本薫さんのお別れの会に行ってまいりました。
膨大な数の書籍に舞台の脚本・演出。作詞、作曲に演奏もこなすという、まさに八面六臂。 私の理想とするような人生を歩まれました。 また、普段の栗本さん(私は中島梓さんとして認識しております)は 気さくで聡明な中学生のような方でした。 アーティストとして理想的なバランス感を持っていらっしゃるという印象がありました。 料理もとてもお上手で、お忙しいのにどうやって時間をやりくりしているのだろうと 本当に不思議でした。 好きなことをとことんやりきった彼女の人生は私の大きな指標です。 私も中島さんに負けず好奇心のままに八方首を突っ込んでいますが、 残念ながらどれも中途半端で、とても人様に自慢できるようなものはございません。 そして今回改めて私のような愚図は長生きするしかないのだなと確信しました。 私の人生の目的はこの世の「自然法則」に適った生き方をすること。 この地球上に生きる上で実感できる私の理想形は「水」です。 環境に応じ形を変えすべてを包み溶かし込み、 たとえ小粒でも石を穿つ力を持ちすべての命を育む大海の優しさを持ち、 自然を侮る者にはその力を示す。 それはつまり「神」なのだと思います。 人間が神になるなどと言うと突飛に思う方がほとんどだと思いますが、 地球の自然環境を愛おしく思い、やさしい気持ちで生きていく。 数ある宗教が伝えようとしていることも突き詰めればそういうことだと思います。 地球温暖化を食い止めるためにエネルギー変革が必要ですが、 旧来の経済活動との矛盾をどう吸収していくかが大きな焦点になります。 しかし、そこで大きな力となるのは国の政策や新技術よりも、 先ず私たち一人一人の「心」です。 本当に何が一番大切なのか? 何のために生きていくのかを真剣に考える機会なのだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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