ローマでこれから流行るもの・・。
イタリアにいて、一番困るのは、お昼なんですね。お昼ご飯、なににしよう・・って。レストランやトラットリアに入れば、美味しいイタリア料理が待ってますけれど、それを食べちゃうと、夕食が入らない。お金も時間も掛かりますし。ダイエットにも健康にも、決していいとは思えない。でも、バールかなにかで、パニーニなんかで済ますのも、なんだか寂しいし、人生の一食を損したような気がしてしまう・・。毎度、悩むところなんです。ところがところが。このたび、久しぶりにイタリア行って、その悩みを解消する「トレンド」を発見したのでありました!それが「モッツアレッラバール」バール(立ち飲み立ち食いできる軽食コーナー)もあれば、ゆっくり座って食べられる軽食コーナーもある。で、メニューは、全て「モッツアレッラを使ったもの」なんです。フレッシュなモッツアレッラを、サラダと食べる・・人もいれば、メニューには、モッツアレッラ入りのスープもあるし、モッツアレッラ入りのリゾットもある。モッツアレッラ入り・フィオリ・ディ・ズッカ(かぼちゃの花)のリゾット・・なんて・・・惹かれますでしょ。でも、基本というか、コンセプトは、モッツアレッラという、ヘルシーで軽いチーズで、おしゃれにお食事しましょ・・という、そういうところでしょうかね。お店も、お洒落でポップな内装だし、来ている人も、ファッションとか、メディア関係とか、いかにも、そういう辺りで仕事しているような、割と金がありそうで、お洒落でトレンディーな若い連中ばっか、なんですけど。要するに、イタリアの田舎にいそうな、一人暮らしの爺様とか、学生とか、太った家族一同とか・・そういう客は、まずいない。古いタイプのイタリア料理ではないし、まあ、お値段も安くはない。健康志向ではあるけれど、たっぷり食べた・・感はない。一番安い、モッツアレッラと(もちろんブファラ(水牛)の!ですけど)ミニトマトと、バジリコと、それにペストソースがつく一品で8.5ユーロ。それに、パンをつけて、グラスワイン4.5ユーロ(高くなった!)を1杯取って、最後に珈琲飲むと・・18ユーロぐらいになってしまうでしょうかねぇ。そういうところで、イタリアの庶民に、すっかりなじむ・・というところにはなかなか、行きにくいでしょうけれど、ただ、かっこつける若者や健康を気にしているサラリーマンなんかには、受けるのじゃないでしょうかねぇ。因みに、私は、ローマにいた4回のランチのその3回は、ここでいただいてしまいました。支店は、ロンドン、ミラノ、ローマにあるのだそうです。今後NYとか、パリには、進出できるのじゃないですかね。日本でも、モッツアレッラさえ安く輸入できれば、流行ると思うのですけどね・・。どうなんでしょ。まあ、私が「これは流行る!」と思ったもので流行ったものはないのですけれど、ローマに行く機会があれば、どうぞ、お試しあれ。店の名前は「Obika」。Via dei Prefetti,28Tel:06-6832630座っているだけで、ローマの、いわゆる最先端の若者・・というのを、観察は出来ると思います。★写真は、私が取った、モッツァレッラとポモドリーニ。ペストソースがついています。