今の社会は「見た目主義」なのだろうか?
1年間で117キロから67キロにまでダイエットした・・ということで話題になった岡田斗司夫氏が、1月30日の日経・夕刊で、こんなことを語っていました。自分は、評論家だし、「知的」なイメージで売っているつもりだったけれど、太っていた時は、ゼンゼンそうではなかった、ということが痩せてみて分かったのだそうです。痩せてからは、雑誌に載る写真の大きさまで、変わった・・と。私たちはいつの間にか、外見で、中身や仕事の実績まで、評価されているのだ、と。家柄、学歴、経済力、といった価値観の変遷を経て、いまや、見た目が優先されるようになってしまった。それが今の、時代の流れ、だそうで。よって私たちは、社会が見た目主義になったことを認識して、その是非を問うよりも、どんな行動をすれば、効率的か考えた方が、得策だ・・というわけです。そして、彼は断言するのです。「『人間は中身で判断すべきだ』との批判は常に正しいのですが、現実には効力を持ちません」なるほどねぇ・・。中身ってのは、案外、外見ににじみ出ていたりするんですよね。ただ、残念ながら、この社会は、それを正しく見抜く能力がない。安っぽい外見だけで、判断してしまうところがある・・。・・などと当然、反論はあるわけですが、そういう社会の一面もある、ということ、私たちは心しないと、いけない時代なのでしょう。外見、自信ないもんでね。なんとも・・。でありますかね。