老後を、どう暮らしますか
29日の日曜、フジテレビで、「ほう~」と思う番組を放送していました。ザ・ノンフィクション『女達の約束』大阪のバス会社の女性車掌さんたち。かつて、定年は33歳だったのだそうです。男は60歳だ、というのに。それは、おかしいと闘った女性がいたのですね。そうして、7年もかかって、様々な圧力を撥ね退け、やっと男性並みの60歳定年を勝ち取ったわけです。おかげで、後進の女性達は、みんな60歳まで働けることになった。偉い! 話です。でも、話はそれで終わらなかった。やがて、彼女達も老い、定年を向かえるようになる。彼女達、老後は一緒に助け合って暮らそう・・と共同の家を建てるわけです。バリアフリーにし、各自が各自の部屋をそれぞれ考えます。そうして、海の近くに、「ひまわりの家」が出来上がります。出資した、十数人のうち、すでに入居しているのは8組ぐらいだそうです。一人で入居した人もいれば、夫婦で入居組もいる。ずっと、わけありの付き合いを続けてきた「同居人」と暮らす人もいる。どうやって、お金を出しあい、それぞれの権利がどうなっているのか・・その辺は分かりません。日々のルールとか、その辺も定かではありません。共同のキッチンもあるけれど、食事はどうしているのか・・一緒に仕事をしてきた仲間とはいえ、先輩後輩の序列もあるでしょうに、その辺をどうやって折り合っているのか・・その辺も番組では分かりません。ただ、画面を通してみる限り、みんな明るく逞しい。車椅子生活になっても、シャキシャキしています。60過ぎてヨガを教えたり・・。庭で、バーベキューやったりもして。ああ、こういう選択もあるのだな・・と思いましたね。いざ、やるとなると、様々な煩わしい問題があるのでしょうけれど、親しい仲間が、助け合って、ワイワイと楽しく生きる・・羨ましいことです。ひとつ、少し気になりました。夫とか、同居人とか・・男性陣がどうもショボくれている。活気が無いし、僻みっぽいし。男って、こうなっちゃうのかしら・・と思いましたね。「そうだろうなぁ」と想像できるところが、まずいだろう、とも思いますし。女性の平均寿命がぐんと長いのも、当然なのです。でも、どうしてなんでしょうねぇ。生物としての生活力の差・・なんでしょうか。それはともかく。いい話を聞いたな・・と思って、その後、ネットで検索したのですが、フジテレビも、過去の(と言っても昨日ですが)番組はもうどうもでいいらしく、解説した、HPなど、見当たらない。世の中、どーでもいいことは、ハデに追いかけたりするのにね。こういう話をもっと、掘り下げて欲しい・・ものでありますよ。