クリーンなイメージ・・って。
共同通信社が25,26日の2日間に行った全国電話世論調査によると、鳩山内閣の支持率は47,2%で前回調査から16,5ポイント減と急落したものの、首相が「国民の意思を尊重する」とした進退に関しては「続投すべき」が64,3%と、「辞任すべき」の21,1%を大きく上回ったそうです。世論調査って、どうやってやるのかしら、と調べたことがあります。例えば、日経リサーチの電話調査だと、「無作為」で選んだ1200ぐらいの固定電話に、調査員が電話を掛けるのだそうです。で、その時に、その回の調査であらかじめ決めてある基準、「こちらのお宅の、一番年上の有権者に伺いたい」とか、指定するのだそうです。その人が留守の時には、別の家族に調査するのでなく、何度も電話する。そうやって調査した有効回答数がだいたい、50~60%その内訳は・・というと、ほぼ平均して、50代以上が全体の60%、男女差では、ある時の数値を例に挙げると、男性43%。女性57%。だいたい、そういうことになるらしい。20代の人たちって、ケータイしか使用しないことが多いから、20代のサンプルはどうしても少なくなる。家に電話するので、女性が多くなるのも・・まあ、当然なのでしょうが。ただ、その結果の数字を、正しい「世論」と断定しいいのかどうか・・は、私には分かりません。でも、専門家がやっているのだから、それでいいのかもしれない・・。ま、とにかく、そういう経過の、「鳩山さん、続投すべき」64,3%なんですね。かつて、顔に絆創膏を貼って記者会見に臨んだ大臣が、マスコミや国民から、ぼろくそに叩かれ、辞任に追いやられたことがありましたっけ。あの時、彼の政治資金だなんだの疑惑よりも、むしろ「みっともなく絆創膏を貼って会見に臨んだ」という一事でもって、とことんボロクソ叩かれたよなぁ・・と私はなんだか、気の毒でした。印象って恐ろしい。鳩山さんの献金疑惑ですが、金額の多さ、隠していた年月の長さ、などから考えても、ご当人が知らなかった、というのは、無理があり過ぎだし、いったい、そのお金を、どこにどう使ったの?と考えると、およそ、ドロドロした世界を彷彿とさせられるんですが、それでも「続投賛成」が、それだけの高い数字だというのは、ま、ひとつには、「私たちが押した政権交代になんだもの、ここで挫折は出来ない」という意識もあるのだろうし、鳩山さんが総理でなくなったとして、じゃあ、次には誰になるの小沢さん 菅さん ・・ウーム・・という部分もあるのでしょうし、それ以上に、「いいとこのおぼっちゃまって、こういうところが疎いのよねぇ」「ほんと、お金持ちは、お金のこと、ゼンゼン気にしないのよね」と人々が「困った子ねぇ」的に、暖かく判断するところがあるからではないか。鳩山さんが、ひょろひょろと背が高く、ハンサムではないものの、割と女性が好むタイプの顔、少なくとも、傲岸な政治家顔ではない、ってことも、プラスに作用しているのでしょうねぇ。テレビに出るときは、やたらへりくだって、愛とか、夢とか、希望とかの単語を二言目には口にするところも、「ああいうおぼっちゃまには、悪いことはできないのよ」という印象に繋がるのかも。鳩山さんが、そういうことを十分計算して、ああいう風に振舞っていたとしたら・・それはもう、大したもの! でありますけどね。