アルジェリア人は和太鼓がお好き?
1月12,13日の2日間、アルジェリアの2つの町で、日本の和太鼓と尺八によるコンサートが開催されました。日本文化の紹介を目的として、国際交流基金が行っているもので、今回は、和太鼓の壱太郎さん(芸名)、佐藤晃弘君、尺八奏者の村仁樹君の3人が、照明と音響の担当者と共に、はるばるアルジェリアまで来てくれたのでした。このコンサートが、素晴らしかった!和太鼓と尺八で、こんなにも情感深いパフォーマンスができるんだ、という驚きもさることながら、日本のナイス若者が(なにしろ、34,26,23歳ですから)、力一杯演奏する様子は、聴衆全てを、魅了したようでした。とにかく、拍手喝さい、ピーピーと口笛は鳴らすわ、「ブラボー!」の声はあがるわ。会場は、見事に盛り上がったのです。非常に面白いなぁ・・と思ったのは、彼らが「こちらにきてクスクスを食べましたが、とても美味しかったです」というと(もちろん、通訳付きで)、会場が、ワーと盛り上がる。「アルジェリアの女性がきれいなことに驚きました」というと、また、ワーと盛り上がる。最後に、アルジェリアの国歌を太鼓と尺八で演奏したのですが、もう、みんな、立ちあがって大盛り上がりなのです。アルジェリアの人って、こんなことで、こんなに喜ぶんだぁと、私はカンドーでしたね。外国人の演奏家が君が代を演奏したからと言って、立ち上がって喜ぶ日本人が、はたしてどれほどいることだろう・・なんてことも、思いましたし。とにかく、コンサートは大成功。私も日本人として、日本の文化を誇らしかったし、日本の若者も、やるじゃない・・と、嬉しかったですね。彼らのような若者が、ますます世界で活躍してくれると、ほんとにいいな、と思います。★写真は、舞台上の3人。左のはかま姿が尺八の中村君。受賞歴多々の尺八界の新鋭です。右端が太鼓の若手、佐藤君。ある女性曰く「一番かっこいい!」と。で、真ん中が壱太郎さん。世界をまたにかけて活躍中。3人ともそれぞれにカッコよく、それもコンサートが大いに沸いたひとつの理由じゃないか・・と。