京都検定というのもあるらしい。
京都で乗ったタクシーの助手席・前に、『京都検定・3級』と大きく記したカードが誇らしげに貼り付けてありました。「運転手さん、京都検定の合格者なんですね?」とついつい、オベンチャラ癖が出て、 話しかけましたら、「ええ、そうですよ、初回に受けて、合格したんです!」と、得意そうでした。仕事上、観光客に説明する必要がありますからね、この検定が出来た年に、頑張って、取ったんですわ・・と。それにしても、3級だな・・と思って、「1級あたりは、やっぱり難しいんですかね」と聞きましたら、「ああ、あれは、漢字も正しく書けないといけないし、論文書かされるんですわ、そんなこと、よう、やりまへん」。「合格するためにはお金払って講習も、受けなならん、私らなんか、忙しくて、よう、受けられまへんわ」ですって。ふうん・・と思って調べてみました。京都検定って、7年前から出来たらしいですね。1級から3級まであって、運転手さんの話によると、1級取得者は、数百人ばかり。よって、合格すれば、講演会から講演の依頼があったり、収入にも繋がるそうな。試験は年に1回、毎年、5000人から12000人ぐらいの人が受験している。随分、年によって幅があるようですけど、流行り廃りがあるのでしょう。受験者のほぼ半分は、京都の人。主婦層が多いようですが、仕事に利用しよう、という人も、多いらしい。ちなみに昨年・第6回の合格率は、1級5,2%、3級53,1%。過去問を観てみましたが、なるほど、3級なら、確かに少し勉強すれば、私でもなんとかなるかな・・という印象でした。今や、世の中、検定ブームらしい。どれくらいあるのだろうとチェックしてみましたら、もう、あるわ、あるわ。数限りないくらいにある。これで儲けている団体もあるのでしょうねぇ。ただ、それだけありながら、ざっと見回してみて、私がすぐにも、受かりそうなものがない! なんという、我が「取り柄のなさ!」でありますまいか。 昨晩のTVに、日本語検定に、最高点で合格した、という京都大・文学部出のサラリーマン兼作家が、登場していましたが、 ああ、なにか一つでも、人より「とことん研究している」ものがある人というのは、強いよなぁ・・と思いましたね。 なにか、始めますか。ところで、問題です。京都タワーは、何年に出来たでしょう?答えは昭和39年、新幹線が出来た年、東京オリンピックが開催された年なんだそうです。あ、これ、運転手さんの設問で、京都検定3級のレベルです。