中国との付き合い方
先日、26日、アルジェリアの中国大使館ホールにて、国慶節のレセプションがあったそうです。日本は、天皇誕生日をナショナルデーとして、その時期、世界各国の大使館でレセプションを行いますが、中国では、国慶節が、その日なんですね。大勢の客を前に、在アルジェリア・中国大使のスピーチが、あったわけですが、そこで大使は、本年は、植民地主義から脱して、中華人民共和国が建国されて61周年だと述べ、さらに、ファシストとの戦いへの勝利、日本の侵略に対するレジスタンスの勝利の65周年であることを謳い、アルジェリアとは外交関係設立52年である・・と述べていたそうです。どうして「日本の侵略」について言及したのかと,あとで質問したら、第二次世界大戦終結65年という意味で、5年ごとに、これに言及しているとの返答だったとか。日頃、中国大使館の方々とは親しくしているんですが、日本人の客もいる前で、中国はしっかり「日本の侵略」に触れるんですね。きっと、アルジェリアだけでなく、世界中の中国大使館で、同じようなスピーチがなされたのだと思います。BSの報道番組で、中国人の学者さんが語っていましたが、中国では、罪人の墓を暴いて、死者の骨にツバをかける・・という言葉があるくらい、恨みはとことん忘れない・・のだそうです。中国の反日感情って、多分に政治に利用されているところがあるのでしょうが、そういうバックボーンもある。今回の尖閣諸島問題で、私達は大分学びつつありますが、よりいっそう身を引き締めて、かの国と上手にやっていくノウハウを、模索していくべきなのでありましょう。うーん、大変だぁ。