リオデジャネイロも大変なことになっている。
数日前、TVを見てましたら、EURONEWSでもCNNでも、町中を装甲車が走り、一般車が逆さになって燃えている、なんとも物騒な映像が流れておりました。どこだ・・なんか、見覚えがあるぞ、と思ったら、やっぱり、ブラジルはリオデジャネイロで・・。そのリオから、銃撃戦を伝えるメールが続々と届いています。以下は、長年リオで暮らしている、怖いものなし・お姐さまのメールです。「只今、リオは銃撃戦中です。今日は、我が家の女中さんも休ませてくれというtelでした。今週は、娘たちも仕事を1時間引き上げて帰宅してます。主人が健康診断へ行ったら、「今日は危険の為に4時で打ち切りました!」という張り紙が張ってあったそうです。リオ中が、うっかりヒョロヒョロと歩けな危機感を持っています。TV・GLOBOも昨日は、6時間もの実況放映!今朝も早朝から、ヘリコプターで実況放映しています。」もう一人、オジサン友達からも、週末土日のゴルフも諦め、家にじっとしていた・・とのメールいただきました。リオの治安の悪さは有名ですが、W杯や、オリンピックを控えた今でも、治まるどころか、悪化しているらしい。で、政府はスラム平和化計画を進めているようで、反発する麻薬密売組織との攻防戦が激化しているわけなんですね。送っていただいた、日本総領事館発行「治安情報」によると、これまで車両放火90台以上、死亡32人、逮捕188人、負傷者190人以上などの被害を出し、25日だけでも車両44台が放火・炎上しており、その被害はイパネマやコパカバーナ等の高級住宅地にまで及んでいるのだとか。州政府は連邦政府に支援を求め、連邦警察300名、海軍装甲車6台も導入された。更に陸軍から800人及び装甲車10台、空軍からヘリコプター2機、その他の機器をリオに派遣する予定だそうです。凄まじいですよね。ほとんど戦争状態。これまでだって、例えば駐在日本人10人が集まれば、その内3人から5人は、「強盗被害経験者」で、むしろ「被害自慢合戦」で、よくぞ、みなさん、無事で来たよねぇ・・と感動するくらいだったのですが、環境はますます、深刻になっているらしい。どうなるんでしょ。一掃作戦で、一挙に平和が来る・・ことになればと期待したいところですが、かなり難しいでしょうねぇ。平和ボケの日本、とよく言われますが、とりあえずは、安心して夜も歩ける日本の治安。それはとてもありがたいことなんですよね。