保安院・西山審議官の女性スキャンダル
原発事故のスポークスマンとして、日本的に顔が知れてしまった、経産省安全・保安院の西山審議官。女性問題が週刊誌で報道されたために、「職務に支障を来す恐れが生じた」と更迭されてしまったそうです。確かに、福島原発は、いまでも深刻な状況が続いていて、そのスポークスマンの顔を見る度、人々は「ああ、あの若い女とデートしてた人ね」と思い出すわけで、担当を替えるのは当然かもしれません。でも・・例えばTVでは、どこの番組も大きく取り上げ、「更迭ったって、降格じゃあないんですよね」「お給料が下がるわけではない」「そう、偉いままなんですよ」「こういう人には、出世してもらいたくない~」とみなさん、ボロクソなんですよねぇ。この西山審議官がどういう人か、知りませんが、事故が深刻なのに、うすら笑いを浮かべているような表情で人ごとのように報告する、誠意や真剣さが伝わらない・・ってんで、評判が良くなかったことは、確かです。「お役人って、結局、気持ちのない人達なのよね」、と役人気質というのを国中に、改めてイメージさせてしまった。私も「どうして、この人を選んだのかなぁ」と不思議でした。ただ、だからといって、ネットの中で「ズラ(かつらだ)野郎」だのと、叩かれるいわれはないわけだし、既婚者が、若い女性と付き合うということは、モラルとして許されることではないでしょうが、非番の時に、女性と会ったから、ということで、「立場をわきまえないで・・」と非難されるのも気の毒のような気がする。ましてや、公共の電波を利用して、「降格でないのは、けしからん」的に赤の他人のコメンテイターに言われる筋合いのものではない。「官僚」であることと、彼の「いじめ易い」雰囲気とで、かなり不当に叩かれている・・ような気もします。肩を持つ気は、さらさらないですけどね。まあでも、「女性スキャンダル」があった人の方が、案外、出世しているのが、今の日本です。ほら、政治家の誰某とか、どのそこの誰某とか・・。西山氏、どうなるんでしょ。別に興味はゼンゼンないですが・・。