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神谷ちづ子・ついつい・一言

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2011年07月の記事

全21件 (21件中 1-21件目)

1

原発事故の収束には・・。

原子炉工学専門の、奈良林直・北大教授から「原発事故」の話を聞きましょう、という機会がありまして、昨日は、参加しておりました。気の毒に、事故以来、TV出演なども多かったこともあり、原子力発電推進派、ということで、「御用学者」などとネットでもボロクソ叩かれていたりするのですが、ご当人は「正しい解説をしないと」と、めげずに、忙しい日々を過ごしていらっしゃいます。聞きたいことは山ほどあって、２時間弱の時間では、物足りないところでしたが、それでもいろいろ学びましたよ。その一部を、お教えしましょうか。メルトダウンして、あの格納容器の底にドロンと落ちている放射能物質の塊。今、ようやく、循環水で冷却させつつあるわけですが、それをどうやって始末できるのか、私はずっと気になっていたのですが・・。「あと10年もすれば、完全に冷えて、空気中においても、大丈夫になるでしょう」なんだそうです。そうなったら、目玉焼きみたいになった塊を、細かく切って、ドラムカンに封じ込める。ただし、その時でも人間の手では出来ないだろうから、作業用ロボットを開発しなくてはならない・・のだとか。撤去作業まで10年は、水で冷却しつづけなくてはならず、かつ、ロボットを今から開発しなくてはならない・・。そうだろうとは想像していましたが、収束までには、まだまだとてつもなく長い時間と知力が、必要、ということなんですね。ウ～～～・・と言葉がないですが、日本の技術と知力よ、頑張っておくれ・・です。

2011.07.31

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日本人は節電がお好き？

節電がブームのようになっている。TVでは、節電グッズや、節電ノウハウの紹介番組オンパレードだし、先日は、「48%節電家族」の生活を、紹介していましたが、紹介されたファミリーは、実に得意そうだった・・。どこのお店行っても「節電しています」の張り紙があり、街中がほの暗く、街中が、うすら暑い日本人って、「節約」というのが、すっごく好きな民族なのではないでしょうかね。40%引きのセール品を買ったりすると、なんだか晴れ晴れ嬉しく、ついつい気分が高揚してしまうものですが、共通の心理が「節電」にもあって、「節電している自分」になんとなく酔えてしまう、密かに「快感！」を味わっている・・というような。戦中、国中で節約ムードが蔓延していたようですけれど、同じような気分が、今、国中に広がっているのではないか。「節電」は当面必要であり、そもそも悪いことではないけれど、しっかし、思うわけです。とりあえず、今日みたいな涼しい日や、夜間は、十分に供給可能であるわけだから、なにも、ムキになって、やる必要はないわけで。防犯のためにも、外灯ぐらい、つけたらどうか。下りのエスカレーターを止めている所も多いんですが、足の悪いお年寄りや、赤ちゃん連れの客のためにも、そこは動かしてあげたらどうか。トイレのハンドドライヤー（あの、手を入れると乾かしてくれる器械）が、「節電」のため、停止になっていたんですが、まあ、確かに、ハンカチで拭けばいいわけで、別段困るわけではないけれど、そんなささやかなところで、チマチマ「節電」するよりは、あの民放の「27時間テレビ」ような、芸能界あげてのバカ騒ぎを止めて、いっそ放送中止にした方が、よほど、節電にも、世のためにも、なるのじゃないか、と私は強く思いますけどね。

2011.07.30

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牛肉が被曝したのは、東電のせいなのか？

内部被曝牛肉の被害が広がっています。政府は、被曝牛肉買い取りを発表し、それに掛かるだろう費用10億～20億円を、原発事故を起こした東京電力に全額請求するのだとか。東電をかばう気持ちはないけれど、しかし、これおかしくないですかね。原発事故の責任は、当然、東電にあると思います。天災事故の場合の免責が、法文化されていたとしても、やはり責任は甚大にある。稲わらの汚染は、あの爆発によるものだから、東電の責任を問うのは、それは納得です。でも、被曝したであろう稲わらを出荷制限などせずに、日本中に出回らせてしまって、そのため放射能牛肉を、作ってしまった責任は・・政府ではないんですかね。政府は、おそらく日本の私たちが知らされていない、実際の被曝量、被曝範囲を認知する立場にあり、放っておけば、どういうことになるか、知る立場にあった。「盲点だった」といういいわけが通用するわけもなく、「予知」して、すぐにも対策を取らねばならなかったのでは最初の段階で、広範囲の「稲わら」出荷を止めていれば、今の「牛肉買い取り」なんて事態にはならなかったはず。そしてそれが出来たのは、政府だけだったはずです。それを、反省もせず東電のせいにするのは・・ちよっと違うのではないのかなぁ。ととても訝しく思っているんですが、マスコミは、なんらそういうこと、指摘しないんですねぇ。世の中に「東電が悪い」「我々の税金を使うなんて」という風潮が蔓延しているんで、言い出せないのでしょうけれど、やっぱし、これは間違っていると思うんですけどね・・。なんか、今の日本、本当に変です。

2011.07.27

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やっぱり広範囲の稲わらからセシウムが・・。

茨木でも栃木でも、稲わらからセシウムが見つかって、思った通り、稲わらが広範囲で汚染されていることが分かってきましたね。その上、培養土からまで、セシウムが見つかって。そりゃあ、畑においてあった稲わらが汚染されるのだから、その下の土だって、汚染されたに決まっていて、改めて今、分かることは、私たちが想像した以上に、というより、政府や東電が言っていた以上に、広範囲かつ、凄まじい量の放射能がばらまかれた・・ということなんですよね。ま、なんとなくそうだろうとは、衆人の感じるところでしたが。あの当時、一部の場所の特定の野菜が、出荷停止になりましたが、実際は、それどころじゃ、なかったのではないか。少し前のニューヨーク・タイムズに、当事者から直接取材した詳細なレポート記事が出たそうです。その要旨だけ簡単にまとめると、「原発が水素爆発を起こしてすぐ、菅首相は原子炉の冷却に海水を注入することのリスクについて補佐官たちに質問した。菅氏は産業界と官僚との癒着に疑惑を抱くことによって政治経歴を築いてきたともいえる。そのうえに東京電力への深い不信を抱いていた。だから海水の注入についてもどの報告をも信用せず、その結果、確実なことはなにもわからない状態にあった」「菅首相は『安全保障・危機管理室』を無視することを決めた。そのかわりに各省や民間から自分で選んだ少人数のアドバイザーの集まりに危機への対応を任せようとした。だがこのアドバイザーたちはこの種の危機対応の経験が少なく、危機管理の手段の全体像をつかんでもいなかった。その結果、菅首相自身が原発関連の危機の深刻さや規模をきちんとつかむことができなかった」私は、初期の段階で、もう少し的確な判断さえ出来ていれば、この原発事故の規模は、大分違っていたのだろうと、疑っています。誰が悪いと糾弾しようというのではないけれど、しかし、未来のためにも、この事故のいきさつは、きちんと検証されるべきでありましょう。

2011.07.26

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稲わら被曝の、なんとも怪訝なこと。

牛肉のセシウム汚染で、いろいろなことが分かってきましたよ。肉にする数ヶ月前に、藁を食べさせると、霜降りになるのだそうですね。だから、乳牛には食べさせないけれど、肉牛には稲わらを与える。フツーなら秋に採れた藁は、ロールにして、サイロにでもしまっておくのでしょうに、昨年は雨が多くて、そこで、ずっと畑に放っておいたのだそうで。かつ、宮城の稲わらは、品質がいいらしい。その稲わらが日本中の肉牛に渡って、今回の被曝になった・・ということらしいのですが、もし、これらのことが本当であれば、（最近は、政府の発表、マスコミの発表、全てが信用できなくなっている）これは十分に防げたことであり、明らかに行政の怠慢、人災、でしょう。今更言っても、取り返しはつかないけれど、すぐにSPEEDIの情報を公開すれば、稲わらを屋内にしまうことも出来ただろうし、少なくとも、行政側が早めに対処すれば、藁の出荷を押さえることはできたはずです。そうすれば、牛肉が被曝することもなかったのに。なんか、日本、もう、全てが悪い方悪い方に、行ってませんかね。それにしても、思うわけです。それだけ広い範囲の肉牛が内部被ばくした、ということは、汚染されていたのは、宮城の稲わらだけではないのではないかもっと、広範囲の稲わらが、汚染していた、ということなのではないか稲わらがそれだけ被曝していた、ということは、あらゆる畑の作物、水は、実はもっと被曝していたのではないかそういえば、最近は魚の被曝の話は出てこないけれど、福島原発の汚染水は、ずっとジワジワ漏れているわけで、魚の内部被曝は、どうなっているのだろういろんなところで、いろんなことを、隠しているのではないですかね。「知らないのが幸せ」ってことなのかもしれないけれど・・。

2011.07.24

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ソファが届きました～！

注文しておいたソファが届きました。我が家のソファーは、２５年も前、ベルギーにいた頃購入したもので、その後の歳月と幾度もの引っ越しを経て、ボロボロになっていたのです。せめて、３人掛けの一番大きなものだけでも、新しいものにしなくちゃ・・と何年も前から思っていたのですが、いいソファは、ベラボーにお高いし、安っぽいのは、欲しくないし、そもそも「購入」という行為からしてメンドーなので、ずっと、そのままだったのですね。やぶけたところを、隠し隠し。先日、伊勢丹で家具のセールをしていまして、何気なく覗いたら、なかなかのものが、安くなっていたので・・エイッと清水の舞台気分で、買っちゃったのでありました～。それが本日届いたのですよ。しっかし、搬入が大騒ぎだった。そう言えば、幅とか座席の高さとか、そういうサイズは測って決めたのですが、「我が家に搬入できるかどうか」までは考えもしなかったそれでも業者のオニーサン達は心得たもので、「ソファも家も、傷つけてはいけませんから」とあちこち測り、ドアを外し、絵を外し、分厚い布を使い使い、丁寧に丁寧に、搬入してくれました。途中、狭い廊下の、それも曲ったところで、どうやって動かしたものかと、苦戦もしましたが、無事、指定の位置に収まった時には、一同、（私も含めて）ほっとしたものです。「これ以上、大きかったら、入れられなかったんですね～」と言ったら、あっさりと「そうですね～」・・って。「入らない場合もあるんですか？」と聞きましたら、結構、あるのだそうですよ。で、その場合は、「別のを買っていただきます」だそうで。とにかく、ボロボロの件のソファを持ち去っていただいて、我が家のリビングは、一挙にお洒落になりました。ただ、ひとつだけ、計算違いが・・。これ、座る位置が高く奥行きが深く、深々と座ると、私、足が浮くんですね・・。そういえば、買う時は、ポックリ型サンダル履いていた・・。しゃあない、ヒール付きのスリッパでも探すか、と目下考慮中です。

2011.07.23

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国会中継は案外面白い。

国会中継を、最近、よく見ています。もちろんきちんと座って、姿勢を正し「鑑賞」しているわけではないですが、他の番組があまりにつまらないので、なんとなくつけたまま、チラチラ見ている・・ってところなんですが。それでも様々な「無駄」が見えてきますね。今、日本は山ほどの問題を抱えているのだから、サクサクと効率よく、片付けていけばいいのに、貴重な税金を使いながら、無駄が多すぎる。ひとつは、質問のあと、いちいち、手を挙げて、答弁席に行って、答えることですね。続けて、いくつも質問される場合は、そのまま居れば時間も節約できるのに、いちいち、席に戻る。そういう時間が、「うまく言い逃れる」ためには必要なのかもしれないけれど、確実に時間の無駄、です。今、菅総理への集中攻撃が続いていますが、あの方は冒頭必ず、「先ほど来、何度も申し上げておりましことですが」あるいは「すでに何度も申し上げておりますが」と言って、周辺説明を長々と繰り返し、いつの間にか、何に対して答えているのか、分からない雰囲気にして、で、肝心な質問への答えを、はぐらかすんですねぇ。国会答弁のひとつの戦略なのかもしれないけれど、これじゃあ、全く前に進まないし、議員さん達は、イライラするだろうな、と思いましたね。質問に立つ先生方も、「もう少し、バシッと追求できんかい」と見ている側としては、実に歯がゆい言葉選びで・・。TV中継して、日本中が見ている大一番なのだから、「議員」としての価値を高めるためにも、もっと、知的かつ戦略的な攻撃であればいいのに、と思うんですけれど。出てくる言葉は、巷に出古した、「おもいつき」だの「ズブズブの関係」だの、その辺から拾ってきた言葉のオンパレード。これじゃあ、人の心は打たないよなぁ、と思うのですよね。日本人って、「議論」「演説」が下手になっているのじゃないでしょうかねぇ。学校でも、「とことん議論する」訓練は、敢えて避けている感じだし、なんとなく、みんながみんな「そこは、まあまあ・・」と生きてきて、そこが、日本の「和」に繋がっているのだろうけれど、うーん、まずい傾向だよなぁ・・などなど思いつつ、国会中継ウォッチングを、楽しんでおるのです。

2011.07.22

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なでしこ称賛は当然だけれど・・。

なでしこの優勝以来、日本のTVは、なでしこ一色。いつどこのチャンネル点けても「なでしこ」メンバーが出ています・・。ほとんど「なでしこ」で占拠状態。まあ、悪いことしかなかった日本に、清々しい優勝をもたらしてくれたのだから、この快挙は、称賛してし尽くすことはないけれど、それにしても・・いい加減にしたらとは思ってしまう。彼女たちだって、何度も同じ質問を投げかけられ、何度も同じことを言わされ、うんざりしているのではないかしらん。私たちだって、監督が鼻毛の手入れを怠らない、ってことを、何十回と聞かされて、うんざりじゃないですか。それに、マスコミの度の過ぎた称賛ぶりはなに・・と思ってしまう。いやらしくないですかね。純粋にサッカーが好きで、素朴に生きて来た彼らが、勢いに呑みこまれ、うっかり調子にのってしまって、潰されないことを、祈るばかりですよ。ほら、これまでも大勢いたではないですか。マスコミにチヤホヤされて、道を誤ってしまったスポーツ選手達が。この注目ぶりが、女子サッカーの環境改善につながればいいけれど、この先、アジア予選もある、オリンピックもある。女子サッカーの将来もある。監督以下、どうぞ、道を間違えないでねって願う私は、間違っているかなぁ～。　　

2011.07.21

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やることが粋ではないか、フランス大使館

今年、在日フランス大使館は、７月１４日のフランス革命記念日祝賀レセプションを福島県郡山市で開催したそうですね。招待客1200人の半分は、被災地の方たちだったとか。通常、大使公邸で開かれるナショナルデーのレセプションを、わざわざ、郡山で行ったその底には、原子力エネルギーを推進する国としての、深慮遠望もあったのでしょうが、でも、震災地への応援、励ましには確かに十分になったことでしょう。マイ友人のMさんは、その手のレセプションに招かれ慣れしている人ですが、新幹線に乗って、はるばる郡山へ、出向いてきたそうです。「新幹線代は痛かったけれど、とてもいいレセプションだった」と言っていました。仏大使館側の気配りと言うのか、駅から会場までのシャトルバスまで用意してあったそうです。いつもの雰囲気と違うのは、招待客のドレスといいましょうか、浴衣姿がとても多かったのだとか。ウーン・・浴衣かぁ、とはちょっと思いましたけどね。浴衣って、所詮、風呂上がりに着る寝巻みたいなもんですしね。反対に、結婚式のお色直しのような大仰なドレス姿もあって、そこも、「ウーン・・」と思ったようです。まあ、でも、それもこれも、ご愛嬌です。ドレスコードよりも、被災地が元気になることの方がいいアルジェリアのフランス大使館も、毎度、お洒落な、ナショナルデーレセプションを開催しているんですが、フランスって、やっぱり粋なことやってくれるんですよね。なんか、ちょっといい話でありました～。

2011.07.19

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政府専用機で、W杯観戦！

なでしこジャパン！やりましたね～決勝戦の様子を、今朝、見ましたけれど、試合運びなんか、冷静沈着、素晴らしいものでした。この決勝戦観戦のために、菅首相が政府専用機を使っての“弾丸ツアー”を検討していたんだそうですね。さすがに今の状況下、世論が許さないと判断して、取りやめたそうですが。なでしこブームに便乗して支持率回復を目論んだ・・とのことですが、反感を買いこそすれ、支持率アップに繋がるなんて、誰がどういった思考で考え付いたんでしょ原発事故の収束の見通しは立たない、いまだ大勢の被災者が、避難所暮らしを強いられている、牛肉からセシウムは出てくるわ、猛暑の中で節電は強いられるわ、ここで、一回飛ばすだけで何千万円も掛かるという専用機で、サッカー観戦になんぞ行ったら、もう、国中から非難しか集まらないと思うけど・・。この案、菅総理の発案なんでしょうかね。それとも、ブレインの誰かが、思いついたことなんでしょうかせめて、感覚のずれたしょうもないブレインの発案であって、我らが総理大臣・自らの思いつきでないことを、祈りたいですよね～。あの政府専用機って、一度、使ってみると、その「権力の香り」に酔いしれちゃうらしいですね。すっごくいい気分になるらしい・・です。小渕さんだったか、「総理大臣のよさって、どこですか？」と聞かれて、どこに出かける時でも、信号で止まる必要がないこと・・と答えた総理大臣がいらしたそうですが、（総理大臣車が通る時は、警官が出て、信号を赤にしないんですって）権力を手放したくない人々の、その手放したくない根拠って、案外、そんなところなのかもしれませんねぇ～。

2011.07.18

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女性専用車両、いいのか悪いのか？

夕暮れ時、東横線の、やや空いている車両に乗り込んだら、周囲は、女ばっかでありました。そう、そこは「女性専用車両」だったのです。お勤め帰りらしき女性が、ゆったり寛いで、おうおう、これが女性専用車の、空気なのかぁ・・と発見でした。ところが、ホームの反対側の車両も、「女性専用車両」のマークが、至る所にデカデカ、ベタベタこれ見よがしに貼ってあるのに、男性が、何人も座っているんですよね。なんとなく、居心地悪そうに。あれあれ、いいのかなどうしてあっちの車両は、男性もＯＫなのかなと不思議に思って、あとで調べてみましたら、各駅停車の場合は、「女性専用」にならないらしいのです。午後５時以降の、下りの特急と急行だけなんですって。時間帯にもよる、電車の種類にもよる。さらに女性専用車には、「小学生以下のお客さま、お身体の不自由なお客さまとその介助者もご乗車いただけます。」とあって、なんだかかなりややこしい。男性達は、やりにくいだろうな、と思いましたね。男じゃなくて、よかった～。よって、当然ながら、いろいろトラブルもあるのだそうです。東横線では、当初、先頭の車両が「女性専用」だったのが、それだと、どこかの駅では階段そばの位置になって、あわてて乗り込む男性も多く、かつ、女性に有利過ぎるというので、５両目に替えたのだそうです。「女性専用車両」に反対する会、というのもあって、青いバッジ付けた男性が集団で「女性専用車両」に乗り込んでくるのだそうです。で、いつも、女性や、駅の係官ともめるのだそうで。確かに、痴漢の被害を考えれば、親切な制度なんだと思うのですが、男の側から見たら、痴漢の冤罪を防ぐ手段はないわけだし、なんとなく、不公平感を感じるのは、当然のような気もする。「男性専用車両」も作ったらどうなんでしょ。でも、それをもって、「喜ぶ」男って、ちょっと変なヤツと、人は思うだろうなぁ・・。男も、大変っすよね。

2011.07.16

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世の中、よく分からんことばかりで・・。

なんだか、よく分からんのですが。菅総理が、わざわざ記者を呼んで会見したわけです。「原発に依存しない社会を目指すべきだと考えるに至った」と。しっかし、これ、日本人の誰もが今、思っている事で、でも、エネルギー供給を、じゃあ、どうするか、ってところで、困っているわけでしょ。この程度の「思い」だけなら、わざわざ人前で語る必要もないのじゃないか。石破さんが「具体的な期間や工程なしでは、どうしようもない」と述べたそうですが、その通りだと思いますね。菅総理は、この会見で、なにを伝えたかったのかさっぱり分からん。あとを引き継ぎ、枝野官房長官が、「（首相発言は）遠い将来の首相の思い」と説明したそうですが、今、なんでわざわざ時間を割いて、「遠い将来の思い」を我々は、聞かされなくちゃならないのかやっぱり、分からん。今朝のTV朝日「モーニングバード」で、菅総理の会見について、「大変、大きな発表だった」と持ち上げていましたが、この番組、前から思っているんですが、かなりおかしくないですかね。それより、福島原発事故の収束について、予定通り、工程表のステップ１が、クリアされた、と発表していましたが、本当なんでしょうか今日もまた、配管漏れがあったとニュースにありましたが・・。そりゃあ、予定通り、収束しつつあるなら、こんないいことはないけれど、なんか・・素直に信じられないんですよね。世の中、どうも分からんことばかり。世間の人は、なんとも変だと思わないのだろうか？？

2011.07.14

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真夏のゴルフは熱中症にご用心！

アルジェゴルフから帰国してみると、日本のゴルフ場の美しさ、サービスの良さが、あまりに際だって、なんとも感動続きです。実は、昨日も酷暑の中のゴルフ。わざわざ、この暑い中に好んでゴルフする以上、倒れようとどうしようと、誰からも同情してもらえない覚悟ですが、ご親切に、ゴルフ場側では、至れり尽くせりの「熱中症対策」をしてくれているんですよね～。休憩小屋では、冷たいおしぼりと、飲み放題の冷水と、梅干しまで用意してある回っている途中でも、キャディさんが「はい」と半分凍ったおしぼり提供をしてくれるし。それほどしてもらっても、あまりの暑さに、後頭部はモヤモヤ、集中力がなくなり、ミスが多くなり、ああ、ヤバいな、このまま血管でも、プチッと行くのでは・・という感じになってしまった。すると、すかさず察知したキャディさんが、シューシューと、冷感スプレーを吹いてくれましたね。それで、大分、立ち直りましたよ。日本のゴルフ場のサービスって、素晴らしいジャパン・クオリティーですかね。こんな国は、世界中どこに行っても、ないと思いましたよ。スコアは結局、ボロボロに崩れてしまったけれど、無事、オジサン・オバサンの中高年組が、18ホール終えて、クーラーの程良く効いたロッカールームに戻ってみたら、若い女の子が、二人も、暑さにやられて、倒れていました。政治の世界も、ビジネスの世界も、中高年・年寄り組が、しぶとい印象ですが、おうおう、ゴルフ場でも、そうかぁ・・と、今更ながら、ちょいと思ったのでありますが・・。どなたさまも、熱中症にはご注意を・・です。

2011.07.13

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やらせメールは確かに、いけないが・・。

九電の「やらせメール」が激しく叩かれています。そりゃあ、褒められたことではない。いやいや、けしからんことだけれど、激しく非難しているメディアは、人のこといえるんかいじゃないですかね。都合のいいコメント言う人間を並べ、都合のいい数字だけを使い、都合のいい庶民の声だけを放送し、（形ばかりに、ほんのわずかだけ反対意見も入れるけど）それらを都合のいいように編集し、事実を伝えるふりして、世論を誘導してきたのは、他ならぬ、キミたち、マスコミだったし、政府だって、絶対、人のこといえないと思うし、そういうこと、どこの企業だって、五十歩百歩だったじゃないですかね。日本に戻ってきて、どうもなんだか、嫌な感じがしているんですけれど、いつの間にか「原発＝悪」「原発推進＝けしからん」という、空気が出来あがってしまっていて、もはや問答無用的、空気になってしまっている。これって、まずいんじゃないですかね。あれだけの事故が起こったのですから、感情的な空気になるのは、仕方ないことかもしれないし、電力会社を信じられなくなる気持ちも当然だと分かるのだけれど、こういう時だからこそ、私たちは、冷静かつ客観的に、情報を得、知識を得、議論を重ね、日本にのしかかっている多々の問題を、解決していかなくちゃ、いけないのじゃないか。私も実は、脱原発に移行していくしかない、と思っています。一旦、事故が起こってしまうと、あまりに大勢の人の生活を奪ってしまう現実を、私たちは知ってしまったのだし、最新技術をもってしても、制御できないことも知ってしまった。これまで頭の隅で気になりながら、思考逃避をしてきたけれど、膨大な量の核廃棄物を、今後どうするのという、恐ろしい課題も、改めて、突きつけられてしまった。そりゃあもう、原子力からどう卒業するかは、人類の課題でありましょう。でも、だからといって、何度もTVで見せつけられた、「命が大事なんですかお金やもうけが大事なんですか」と抗議していた女性のような、そういう理屈では、解決には至れない・・わけです。今、日本中に蔓延している、このモヤモヤとした感情論は、今後の日本のために、危険じゃないか・・と私は、心配しているのですけどね。

2011.07.11

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TVでニタニタ笑う人達

朝から、がっかりしてしまった・・。今朝のフジテレビ「新報道2001」。まず、細野・原発担当大臣。福島の子供たちの尿から、セシウムが出たことに関して、「放射線は自然界にもあり、かつて核実験を世界中がやっていた時代に、被曝した事実もあり、専門家の話では、健康被害は問題ないと・・」ムニャムニャと、いかにも歯切れ悪かったです。かつての核実験の影響が、子供達の尿に影響あるわけないだろ！と思ったけれど、司会者は、頷いておとなしく聞いているだけでしたね。その後に出た、山口壮・復興担当副大臣。副大臣に昇格して、嬉しくてたまらないのでしょうが、始終、ニタニタしていて、なんともびっくりでありましたよ。答弁も、具体的なことはひとつもなし。これから、野党と協力してしっかりやっていく・・というだけで、ああ、これじゃあ、ダメだわい、とため息が出てしまった。同じことは、視聴者の大勢が思ったようで、早速ネットの中でも、「この人がニヤニヤしながらお話されているのを見るだけで現地の人はきっと腹立たしく感じているだろう。山口壮議員　テレビに出るのがそんなに楽しいか」などのコメント多々でした。悲惨な生活を強いられている人が大勢いる中で、その震災担当者が、嬉しそうにしていたら、イメージ最悪だろう・・と思い至らないのでしょうかね。「テレビに出られて嬉しい」というのが、抑えられないんでしょうか。同席した自民党の小野寺議員が、真摯で誠実な態度であるので、余計、悲しい映像でありました。気になっているんですが、最近どうも、テレビに出て、ニタニタしている人が、多いのじゃあ、ないですかね。保安院の西山審議官も、そうでしたし、斑目安全委員長も、なんか浮かれているように映ったし。人気急上昇の、武田邦彦・中部大教授も、放射能の深刻な話をしながら、なんとも楽しそうに見える。少し前のTVタックルでも、飯田哲也さんという、再生エネルギーの専門家（？）が、なにが嬉しいのか、始終ニタニタしっぱなし、冗談まで飛ばして、そのとき被災地の、避難所の人々と中継が繋がっていただけに、被災者の方々の怒りが、ヒタヒタ伝わってきましたよ。家も家族も仕事も失って、今後どうするか、見当もつかない人々を前に、どうして、そう、楽しそうにしていられるのか。TVタックルなんて、所詮、バラエティーなんだし、常に、葬式みたいな顔をしていろよ、とは思いませんが、気持ちの薄さが伝わってきて、不愉快でありました。震災以後、花の再生エネルギーの推進者ということで、すっかり時の英雄みたいになって、TVに出っぱなし、儲かってしょうがない・・ということなんでしょうが、なんというか、情けないですよね。TVに出るって、そんなに嬉しいことなんでしょうか。嬉しいことなんでしょうねぇ。でも、我々は、しっかりその横顔を、見ているんですけどね。

2011.07.10

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あるタクシー運転手さんの波乱の人生

昨日、乗ったタクシーの運転手さんは、白髪の、上品な、穏やかな雰囲気のオジサマでした。昭和20年生まれ、だそうです。たまたま私がゴルフ道具を抱えていたものですから、ゴルフの話になり、「私も若い頃は、随分やりましたが・・」と言うのですね。出身が水戸で、もう、そこら中にゴルフ場があって・・と。そんなことから、話が弾んで、その運転手さん、ポツポツと身の上話をされたのですよ。かつては、飲食業をやっていて、５０～６０店舗を経営していたのだそうです。金まわりは当然よく、ゴルフの会員権も随分と買わされた、と言っていました。ただ、日本はお金持ちへの税金は凄まじく高く、彼は、もううんざりして、かつ、子供たちに海外で勉強させたい、という気持ちもあって、経営権をいろいろな人に譲り、ニュージーランドに移住したのだそうです。あの、先回地震があった町の、すぐそばだったそうです。「自分で苦労して築きあげたものでないと、人って、いい加減にしか、やれないものなんですね」と言っていましたが、ゆずった店舗は、ほとんど１年以内に、みんな、潰れてしまったそうです。海外移住の方も、もうひとつ馴染めず、帰国して、「やはり、私、事業は好きなんですね」で、誘われるまま、当時、話題になっていた、十円饅頭の事業を始めたのだそうです。しかし、これが全く、上手くいかなかった。借金だけが残り・・今、タクシーの運転手をしているのだそうです。「でも、これも後２年で、完済できます」と、そう語ったところで目的地に到着し、私は、「頑張ってください」とついつい、力を込めてしまいましたよ。代金、1520円に対し、1600円出して、向こうは「おつりはいらない、というかな」という雰囲気だったし、私も「おつりはいいです」と言おうかな、とチラ思ったのですが、主婦の根性が出てしまって、そのまま、おつりを受け取ってしまった・・。ああ、私も、大物にはなれんなぁ・・と反省しつつ、しかし、巷には、さまざまな人生があるのだなぁ、としみじみ、したのでありますが。

2011.07.08

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クルム伊達さんにみる、いい女の条件

ここ何回か、クルム伊達公子さんを、報道番組のインタビューコーナーでお見受けしました。以前より、黒くなって、がっちりして、そしてますます、自然体になっていたような印象でしたね。ほとんど化粧もしていないようで、でも、輝いていた。なんの気取る必要もなく、なんの突っ張る必要もなく、ただ自分のままでいる・・と悟りきっている、というのか、迫力でありました。８年ぐらい前に、伊達さんとお会いしたことがあります。ホーチミンにいた時、キッズテニスの普及か何かで、いらして、一緒に食事をする機会を得たのですが、あのテニス界の女王だった伊達さんは、気取らず、偉ぶらず、深窓の令嬢のようにほんわりとして、こちらが守ってあげたいような印象でありました。あの時も十分、素敵な女性でしたけれど、４０歳になって、我がいくべき道を見つけ、大きく進化し「逞しきいい女っぷり」です。他方、ですが、芸能人の千秋さんが、ダイエットして、若い頃の３０キロ台の体重に戻した、とブログで自慢しているそうです。つい昨日も、TVに出ていましたが、少女のような服着て、４０過ぎても若く見えることを誇っていましたっけ。たまたま同じ時期に２人の40歳・女性を見てしまって、いい女の条件、というのを、またひとつ、見つけた気がしましたね。即ち「女は年と共に進化しなくてはいけない」。若いころと変わらず・・ってのは、ダメなんですよ。若い子に負けない、ってのでもダメ。年と共に、進化しないと。う～ん、これも、また難しいですけどぉ。

2011.07.06

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松本大臣辞任の背景？

松本復興担当大臣、辞めちゃいましたね～。実にあっけないくらい、というのか、潔いというのか、明日からの国会を待たずに、さっさと辞めてしまった。松本氏、辞任会見の時に、まあ、いろいろなことを語られていたわけですが、気になったのは「妻と子供達に、感謝します」と言っているんですね。長年勤めあげた人が最後に「ずっと支えてくれた妻と家族に感謝」と言うなら、なんとなく、分かるけれど、今回の場合、少し、違和感あったんですね。その前にも、松本氏は放言に関して「妻からも電話があって・・」と記者の前で、言っていましたからね。妻のアドバイスが大きく影響する夫婦なんだと思うんです。で、すぐ余計なことを考える私は、きっと、家族が辞任に際して、後押ししたのだろうと思ったわけです。「ポストにしがみつくのはみっともないよ、お父さん」とか、「あなた、辞める時はスパッと潔く辞めなさい」とか。ま、勝手な憶測なんですけどね。男って、家族、特に妻がどういうか、ということ、案外、一番気にする種族じゃないのですかね。家族が「地位に執着するような、みっともないことはしないで」と言えば、「俺だって、そうやりたかったポストではなし、内閣が今後どうなるか、怪しいものだし、ここは潔く・・」と思うのではないですかね。他方なんですが、週刊誌によると、菅総理の場合、妻の伸子さんが、叱咤激励しているのだそうですね。首相が弱気な態度を見せると『このまま対した実績もなく辞めたのでは、菅直人が総理大臣になった意味がない。やれるだけのことをやりなさい』って。それ読んで、ああ、これじゃあ、菅総理は、辞められないわなぁ・・とため息出たものです。世の中って、結局、そういうことで動いているのではないか。歴史の陰に女あり・・そうなんですよ、きっといつも。

2011.07.05

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節電大合唱の夏が始まって・・。

今年の流行語大賞の最有力候補は、間違いなく、「節電」になるのじゃないでしょうかね。７月に入って、世の中上げての「節電」大合唱。TVも、一斉にチマチマした節電ノウハウばかりやって、なんか、こういうの怪しい・・と最近、政府の言うこと、東電の言うこと、マスコミの言うこと、全てが、信用ならなくなっていますよ。特に、電気予報というのですかね、猛暑の一日、ピークが、限度の97%になったとか、報告されていますが、・・このギリギリ感って、やらせっぽい臭フンプンじゃないですか。「原発の必要性を説くために、足りないふりしている」という巷間の噂がありますが、裏がありそうな雰囲気、濃厚ですよね～。帰国した翌日から待っていたように猛暑が始まり、ずっ～と暑い日が続いています。でも、我が家ではまだ、エアコンを一度も使っていません。偉いでしょ・・って、節電の意図はなく、エアコン嫌いだからなんですが。そういう我が家で『通常の15%の節電』なんて、削りようがないだろと思うのでありますが、私のような、一般市民ならともかく、これまでだって、十分、節電・節約してきた中小企業の工場なんか、きっと困っているのでしょうね。罰金だって、掛けられるわけでしょ。こういう時、政府も電力会社も、もっときちんと説明するべきじゃないのかなぁ。東京電力のHP見ても、電力不足になると、計画停電実施します・・という脅しみたいな説明があるだけで、なにをもって、どういう風に電力不足になり・・などの説明はなく、曖昧なこと、この上ない。NHKのTV小説「おひさま」を見ていても思うんですが、戦争中も、お上の言うことに黙々と従って、物資供出したり、竹やりの訓練したり・・今だって、15%節電と言われれば、国挙げて、疑いもせず、一所懸命、節電心がけて・・日本人って、相変わらず人がいい、というか、そういう体質なのかなぁ・・なんて暑さの中、いろんなこと、考えちゃいますよね。

2011.07.04

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ストロスカーン氏スキャンダルの新たな動き

ＩＭＦ前専務理事、ストロスカーン氏。昼日中、ＮＹの高級ホテルの自室で、掃除に入って来たオネーサンに暴行を働いた容疑で、逮捕され、高額の保釈金を払って、保釈の身であるわけですが、被害女性の供述に不審な点があるということで、新たな進展を見せている様子です。無罪になる可能性もある・・とか。そもそも、この事件、最初から変でした。次期フランス大統領戦に打って出ようという男が、みんなが自分の顔を知っているだろう、高級ホテルの中で、昼日中、掃除に入って来た女性を、いきなり襲うかというところから、信じ難かったけれど、その彼は、またたく間に逮捕され、いきなり重罪犯向けの過酷な刑務所に収監されそうになったことも変だった。最初は、保釈金も受け付けなかったものが、IMFの理事職を辞職したとたんに、保釈が認められたのもミョーだったし。で、今頃になって、その被害女性の、麻薬組織との関係がしれたり、ボーイフレンドに「相手はお金があるから大丈夫だ」と話していた事実が出てきたり、その被害の日、女性は「暴行」後も別の部屋を清掃し、さらに被告の部屋に戻って清掃を続けていた・・ことが分かったり。そんなこと、とっくの昔に調べが付いていて当然じゃないですかね。国際機関のトップで、大統領候補にもなる有名人と、ギニアから出て来た掃除のオネーサンとのトラブルがあったとしたら、フツー、警察もホテル側も、地位もお金もある人の側につくものだろうに、なにがなんでも、という勢いで、ストロスカーン氏逮捕になったのも、なんだか、奇妙な感じでした。で、IMFの専務理事も新たに決まり、仏大統領の予備選の出馬受付に、間に合わない時期になって、「女性側の証言に不審な点あり」などという事実が浮かんでくる。なあんか、やっぱり、とても変でしょう。どう考えたって、裏で大きな力が動いていたとしか思えない。フランスの人達は、その点、もっと追究しないのですかね。でも、「うんと大きな力」が働いている時って、絶対、うやむやになるんですよね。ケネディ大統領暗殺事件もそうでしたし。ダイアナ妃の事故もそうだった。正義って、案外、勝たないもんなんですよね。この事件の今後に、ますます注目です。

2011.07.02

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やっぱりやらせ？の「空港でのファン熱烈歓迎」

おとといでしたか、韓流スターのチャン・グンソクが来日、ということで、ワイドショーはどこも特集組んで、羽田空港に集まった女性ファンの熱烈歓迎ぶりを報道していました。今日は今日で、昨年自殺した、パク・ヨンハの一周忌に、大勢の日本のファンが駆けつけた・・とこれまた、あらゆるチャンネルで、やっていた。どちらも、なんとも違和感を感じて、TV消しちゃったのですネ・・。なあんか、変、なあんか、おかしいでしょ、という。最近「なんか、引っかかる」という報道がやたら多いです。その違和感を説明してくれる記事を見つけたのです。マイナーな記事なんですけど、記者氏は現場に出向いたのですね。それによると、チャン・グンソクの歓迎に集まったファンというのは、ガイドのような人間の指示によって集団で誘導されていたのだそうです。一部には確かに熱狂的、と思えるファンがいるものの、他の人たちは、そんな雰囲気ではない。一様にスターのグッズを手にしているのだけれど、自主的に持ってきたというより、誰かに手渡されたかのような印象で。で、ファンのひとりに聞くと、「アルバイトも兼ねて遊びに来た」と答えたのだそうです。手にしていたチラシを見せてもらったら、「韓流スター来日イベント参加者募集！」とあった。　東京駅に集合し、バスで羽田空港へ移動。イベント後、軽食をとり、再び東京駅で解散というようなことが書いてあり、「参加資格　高校生～49歳女性のみ　複数参加歓迎　謝礼2,000円」とある。チラシを見せてくれた女性は、「前に他の韓流スターの出るテレビ番組の観覧をしたんだけど、その時に住所と名前を書いてから、こういうのが定期的に封筒で届くようになったの。参加したのはこれが初めてだけど......」だと。参加理由は「韓国の有名人が見られて軽食付きで2,000円もらえるなら楽しいでしょ」なのだそうで。１台に40人が乗って、バス２台で集まったらしいですが、取材に来ていた某局民放のアナウンサーは、「800人のファンが集まり......」とリポートしていたそうです。なあるほど・・という感じ。今の日本には「どうしても韓流ブームを作り上げたい」人達がいるんですね。そして、公共の電波使って、なにがなんでも、と盛り上げる。あらゆるTV局がそれに乗っている、というところが不気味です。3.11の震災以来、政府の言うことも、TVの報道も、なにもかもが、信用できなくなってますけれど、お互い、安易に乗せられないよう、気をつけましょうや。

2011.07.01

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