スペイン語の世界
アスンシオンに到着以来、スペイン語のレッスンを受けています。ついこの間まで、アルジェリアの若者に交じって、苦労して学んでいたあのフランス語はどうしてくれるのよ・・と思うけれど、当然ながら、どうにもならず、また、一からスペイン語です。いい先生がみつかったので、毎日1時間ずつ週5日。・・結構、きついです。辛い。学んでいて、へぇ・・と思うことがあります。スペイン語では、父はpadre,母は、madre.ま、これはいいです。ところが、両親となると、Padresなんですねぇ。たとえば、息子がhijo,娘がhija,子供たち、と複数になるとhijosとなるのは、まだ分かる。a と o の差だけだから、まあ、oでまとめてもまだ許容はできる。しっかし・・両親をPadresとしちゃうのは、あまりに雑ではないですか。それって、おかしくないですか、そんなんでいいんですかと聞けば、先生は困った顔して、スペインは、案外と男尊女卑の文化なんですよ、と説明します。先日、「割り勘」の話題が出ました。テキストに「日本の若者は、デートの時、どちらが払う」という問いがあって、私は「最初は、男が払うだろうけれど、次からは割り勘じゃないですか」と答えたくて、先生に「割り勘って、スペイン語でどういうんですか」と質問したんです。先生は、う~ん、と考えて、「そういう言葉は無いかも」と。スペイン人は「男が払うもの、と頭から信じていて、割り勘なんて発想がない。だから、男の子たち、特に収入の無い大学生なんかはとても苦労している」のだそうですよ。いろいろな発見があります。さて。日本では、すでに年明けですが、パラグアイでは、まだ大晦日。本日、ゴルフ場でお会いした日系の方々と「来年もよろしくお願いします」と挨拶し合ったのですが、はてと思いました。スペイン語では、なんていうんですかそうしましたら「あれ、スペイン語でそういう言葉はないなぁ・・」と。「割り勘」も「よろしくお願いします」もある日本語って、いいですよね~。ということで、日本語で・・。「来年も、よろしくお願いします」。2012年がいい年になりますように。