復興庁が、ようやくやっと、発足。
復興庁がようやく、やっと発足したようです。TVでは、野田総理と平野復興相が、看板の前に立ち、今後の意気込みをにこやかに語る様子を流していましたっけ。復興事業を一元化することは大切なことであり、これはこれで、喜ぶべきことなんでしょうが、なんだか、こんな映像、前にも見たよなぁ・・とついつい思い出してしまったのは、私だけでは、なかったのではないですかね。かつて「国家戦略室」の看板を前に、当時の政府重鎮が力強く意気込みを語ったのは、いつのことでしたっけその後「国家戦略室」はなんの成果を出さぬまま、たしか、尻つぼみになったのではなかったか。民主党の欠点の一つは「かっこつけ」だろうと思うんですね。マニフェストの文言は言うに及ばず、鳩山さんの「CO2,25%削減」世界公約もそうだし、事業仕分けもそう、震災時、たくさん生まれた会議もそうだし、菅さんの、ヘリでの被災地・原発視察も、結果的に「かっこつけ」だった、と指摘されても、反論しにくいだろうと思いますし。そのどれもが、ちょっと見、かっこいいものだから、マスコミは、拍手喝さい、大いに盛り上げたし、その空気に乗せられ、国民もいちいち期待したものだけれど、結果は誰もが知る通り、「結局、どうなったの?」状態なわけです。復興庁発足に当たり、野田総理は、「被災地の期待に応えなければならない責任の重さを感じた」と述べられましたが、責任の重さは、3.11直後からずっとあるわけで、今頃、感じられても・・と、思いますしね。言うべきことは「発足まで時間がかかって、被災地の皆さんには、ご迷惑をおかけした」ではなかったか。そういう不満はいろいろあるんですが、復興事業だけは、なんとしても本気で取り組んでもらわなくては困るわけで、今度こそ、よろしくお願いしますよ~・・と祈りたいです。