日本中のホテルが、メニューをごまかしていたってこと?
大阪のホテルで、メニューの偽称(ホテル側はミスだと主張)が発覚した時、元レストランオーナーのS君が、「こんなこと、どこだってやっていることで、今急に問題になるのは、裏でなにかあるんですかね」と言ってました。ふうん、なるほどね・・と思っていたら、次から次と、日本中でメニューのごまかしが表面化している・・。日本のレストラン界って、相当にいい加減だったのね~。以前、有楽町の雑居ビルにある安手の中華料理屋で、4850円で世界4大珍味付きのコースに飲み放題・・といういかにも胡散臭いコースを取ったことがあります。「生ビール」は、これ、ビールじゃなくて安手の発泡酒だろ、と思ったし、北京ダックもフカヒレもアワビも、偽物だよ・・と思いましたが、そもそもこの値段で本物の食材がちゃんと出てくるとは思えないから、まあ、こんなもんでしょ・・と「偽称だ」と怒ることも無く、楽しく会話してその会は終わったのでありました。ただ、そういう私も高級ホテルでフレッシュ生ジュース・1500円也を頼んだはずが、パック入り濃縮ジュースだったら怒るよな~。ホテルの披露宴での、ベルトコンベアーのように出てくる料理で、メニューにある「アワビ」が本物のアワビでなくてもまあ、そんなもんでしょ・・と気にしませんが、同じホテルでも、ダイニングルームで窓際の席でも取って、注文した「和牛ビーフステーキ」が、オーストラリアの加工肉だったら、二度とこのホテルは信用しない・・と怒るだろうと思うんですね。食材への期待、あるいは信用は、ややビミョーなところがあって、そこをホテル側は、見くびってしまったのでありましょう。しかし、一旦問題視されたら、言いわけは出来ないし、一度でも「ごまかした」となれば、信用を取り戻すのに、十倍もの努力と時間が必要になるのでしょう。人間、正直が一番。その方が気が楽だし。ま、今回の一連の騒動は、改善へのいい機会となるのではないですかね。