マイナンバーの交付予約が、また、た~いへん!
連休も開けたので、そろそろマイナンバーカードの交付を受けよう、と思ったわけですよ。通知書は4月に届いていたのですが、交付してもらうには、いちいち予約が必要で、しかも4日先以降でないと予約はできず、さらに、交付に1時間ぐらい掛かる・・というので、面倒くさそう・・と放っておいたんですね。でも、そういえば6月1日が有効期限だと書いてあり、ここまでやって、もう一度最初から・・なんて、ご免ですしね。コールセンターに電話しましたら、交付場所として指定されている近所の区民事務所での、今、予約できるのは5月30日以降だ・・と。「でも、有効期限が6月1日と書いてあるんですよ、それなのに5月30日以降なんですか」と少々気色ばんで聞きましたら、はい、そうです、区民事務所は立て込んでいますから・・と冷ややかな返事。そっちから交付場所を指定しておいて、なにそれ・・じゃないですか。「区役所でしたら、18日以降なら予約できます」とのことなので、区役所まで出向くことにいたしました。で、日程を決めると、今度は「その日ですと、予約できる時間は、10時から11時か、3時から4時のどちらかです」って。1件当たり1時間の所要時間を見ているので、そうなるらしい。窓口の人も大変なのでしょうが、この、面倒くささって、なにただでさえ、いろいろ批判があり、多くの人がマイナンバー交付に無関心の現状で、健気にも、面倒な手続きをやりましょう、という善良なる国民に、もう少しサービス対応してもいいのじゃないですかね。でも、腹立たしいのを押さえ、やっとこさ予約を完了し、ところで、役所のどの窓口にいけばいいんですかと聞きましたら、「役所に職員がいますから、伺ってください」・・ですって。「あのね、アータね、こういう時は、『伺ってください』じゃなくて、『お尋ねください』っていうものじゃないですかね」と喉元まで出かかって、ま、ここで喧嘩してもしゃあないし・・と思い直し、電話を切りましたよ。役所の人間なら、敬語ぐらい、ちゃんと使え!・・ですよ。マイナンバーカードの普及は、厳しい状況です。私の周囲を見回しても、ほとんどの人が「交付を受ける気なし」ですし。総務省によると、今月1日までに全国で1000万6802人の申請があり、実際に交付できたのは350万5568枚ぽっちだそうではないですか。日本って、国民1億人はいましたよね。それが、申請ですら、10分の1の人しかやっていない・・。「マイナンバーカードを作ろうと思うか」の世論調査でも、66,6%もの人が「思わない」と答えたそうですし。メディアが、散々「個人情報が洩れる怖れあり」と煽りましたからね、心配になる人が多いんでしょうが、しかし、この制度、みんなが持つようにならないと、機能しないわけですし。私は、そもそも自分を証明するものが、運転免許証かパスポート、という国って、変じゃないか、と思っています。自分を証明するものを、わざわざお金かけて取得しなくちゃいけないって変だし、運転もしない、海外にも行っていない人は、自分を証明する、その術がないって、国民として変でしょう。そういう役割として、マイナンバーって必要だろうし、これを上手に機能させれば、生活は随分と便利にはずだと思いますし。なのに、いつの間にか、デメリットばかりクローズアップされて、それに対する役所の危機感が・・また、こんな調子。私のような、マイナンバー賛成派ですら、いいかげん、うんざりなのですから、不安派の人達が、交付を受ける気になるわけがない。どうするつもりなんでありましょう。役所も、もっと、しっかりせい!・・と言いたいですよね。しっかし、どうなんだろ、マイナンバー制度。こんな調子だと、住基ネットの二の舞決定・・ですのにねぇ。