日本人は新聞を読まなくなっているけれど・・。
我が家は今、産経新聞を取っています。これまで様々な新聞を読んできて、内容や値段を考え妥当かな・・ で選んでいますが、もう一ついい点を挙げると、 配達代理店のオジサンさんが、とっても腰が低く丁寧なんですね。 「いつも購読していただいて、ありがとうございます」ってな感じで。 新聞販売店同士で、なにかしら内部情報交換があるのじゃないか、と思うんですが、 産経を取っていると、朝日・毎日・東京新聞の勧誘は来ない。 読売の勧誘は引っ越し早々から何回もあって、 「産経取っているのは知っているんです、1月まで契約あるんですよね、 だったら2月から読売お願いできませんか」なんて言ってくる。 おいおい、その契約内容って個人情報じゃん、どうして漏れてるのよ・・ とムッとするわけですが、「そういうのは分かるんですよ」とか平然と言うんです。 で「生活、厳しいんで、なんとかお願いしますよ、明治座の公演、興味ないですか」 と泣き落とし+ニンジンぶら下げ作戦で、契約をゲットしようとするんです。 生活が厳しい、と言われると、気の毒かな、と心は揺れますが、 あんたの生活のために新聞読むわけでないし・・ねぇ。 まあ、そういうことで読売さんを冷たくあしらっちゃったのですが、 産経のオジサンに「読売さんが『産経止めて読売にしてくれ』って熱心に勧誘くるんですよ」 「でも販売部数を考えたら、産経の方がずっと厳しいのにね」と言ったら、 フッとため息ついて、「まあ、わが社はこの規模でやってますから」と。 「それでも最近は朝日の部数が落ちてきて、代わりに産経にする人もいるようで、 少しずつですが、部数は増えているんですよ」と言ってました。 へぇ、そうなんだ・・と少し調べてみました。 2016年1月の新聞協会の報告によると、 「じわりじわりと、そして確実に世帯普及率が減少していく読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、 やや横ばいで推移する日経新聞と産経新聞」なのだそうですよ。 で、2008年には1,01あった一世帯当たりの購読数も、同じくじわりじわりと減少を続け、 2015年には0,80になっているのだそうで。 我が家でも親世帯は毎朝新聞読むのが習慣になっていますが、 息子たち夫婦は、「忙しくて読む暇なんかないし、ネットのニュースで十分」 と新聞を取りもしないし、読む気もなさそうです。 そりゃあ、減っていくわなぁ・・でありますよね。 それでも、世界を眺めてみれば、成人人口1000人当たりの購読数は、 日本が410で世界のトップ。(新聞協会調査) ノルウェー:368,2、フィンランド:337,6、スェーデン:302,9と北欧がそれに続き、 インドが意外に高く292,7、ドイツが231,7、アメリカ:157,4・・だそうです。 最近、日本が世界のトップってこと、無くなりつつありますからね。せめてこういう「知的」印象の数字ぐらい、 今後もトップをキープしていてもらいたいものです。新聞社さん、ガンバレです。