トランプ氏の記者会見。世間の空気は「冷笑」だが。
トランプ氏が当選以降、初の記者会見をした、と それがあまりに品性に欠け、どうしようもなかった・・ と各メディアは、ボ・ロ・ク・ソ。 TVでも、打ち合わせでもしたかのように、どの番組も、 批判を超えて、「冷笑」空気でありましたね~。 TV朝日のモーニングショーでは「あの人」呼ばわりだったし、 「昼おび」では、司会の恵氏が「オバマさんがあんなに素晴らしいスピーチをした一方で」 とこれみよがしに比較し、重ねて矢代弁護士が 「オバマさんにもう一期やってもらいたいという声が上がっている」とフォローしてました。 恵さんって、トランプ氏がCNN記者に吐いた「Not you」という英語だって、 「どういう意味なんでしょ」と聞いていたぐらいだから、オバマ大統領のスピーチ、聞いてないでしょ。 まあ確かに、オバマさんはスピーチ上手いですからね。 トランプ氏の記者会見と比べて、はるかに格調高い最後のスピーチだったのだと思います。 ただ・・最後に「Yes,we can」「Yes,we did」と言ったようですが、 世界は、根拠のない「Yes,we can」にすっかり乗せられて8年過ごしたわけですよね。 で、「did」だったのか・・そこは図々しいような気がします。 格調高いスピーチができることと、アメリカの大統領として 有能だったかというのは、別物であるわけで。 話を戻すと、とにかく日本のマスコミは、一斉に大批判。 確かに、感情的で、「どうなの」という会見でしたが、 これ、マスコミが流す一部だけしか、我々は見ていませんからね。 最近は、日本のマスコミが一斉に口を揃えて報道することって、なんか怪しい・・と 疑ってかかる癖が付いてしまって、今回も、本当のところはどうなんだろと考えてしまいます。 トランプ陣営にとって「寛容で穏やかな大統領イメージ」を打ち出すのは簡単なのに、 何故、しなかったのか そこにはトランプ陣営なりの計算があったのではないか。 おとといのBSフジのプライムニュースに、櫻井よしこさんと三浦瑠麗さんが出ていて、 トランプ次期大統領のツイッター発言について論じていました。 櫻井さんは、「このままだと心配だ」と懸念を示していましたが、 三浦さんは「トランプ側は、十分に計算し戦略的にツィートを発している」という意見で。 三浦瑠麗さんってその美貌と若さと切れのいい論陣で、 最近、国際政治学者としてマスコミの人気急上昇の方らしいのですが、 あの櫻井さんを横にして、遠慮なく堂々と自説を展開するところ、 大したもので、彼女の説も、興味深かったですね。 トランプ氏が実際、どういう方なのか、私もまだ、判断できませんが、 アメリカの財界・政界・マスコミその他、全ての既成権力を敵に回して、 大統領選を勝ち抜いてきたというのは、 それなりの優秀なブレインによる緻密な計算と戦略があったからでしょう。 今回の記者会見もツィートも、単に感情のままに・・だとは思えない。 とまあ、一日本人庶民は面白く見ているわけですが。 少なくとも、マスコミにいいように洗脳されないように、 冷静に観察していきましょうよね。