ミサイルが次々飛んでくる中、政治を混乱させている場合か。
28日深夜、北朝鮮はまたミサイルを発射。45分間飛んだあと、しっかり、日本の排他的経済水域に着水したわけです。 計算上は、ロスまで届くだろう飛距離だそうで、アメリカはどうする気か、 とさすがにテレビも、最優先話題として取り扱っていますが、 アメリカに届くということは、日本のどこへも簡単に打ち込める、ということで、 でも、この期に及んでも政府は「最大限の言葉を使って抗議」というだけだし、 マスコミも、政治家も本気で危機感をもっている様子は、全くない。 「そんな時に、防衛大臣が辞任し、防衛省が混乱しているなんて」と嘆くばかりで。 しかし、防衛大臣をなんとしても辞任に追い込んだのは、君ら野党とマスコミだろうに。 それにしても、溺れる犬は叩け、とばかり、曽野綾子女史まで今朝の産経新聞一面トップで、 稲田さんのことを、ボロクソけなしていましたし、今朝のフジテレビ「新報道2001」では、 「今回の混乱の責任は」と振って、ほぼ全員から「結局、安倍総理の任命責任」 という結論に持って行っていましたね。 今こそ、国挙げて、北朝鮮とどう向き合うか、検討しなくちゃならないのに、 ここでトップを引きずり下ろすことばかり優先して、どうする じゃないですか。 平井解説委員が「今、日本が混乱し、国力が落ちることで喜ぶのが誰か考えた方がいい。 安全保障も国際関係も経済も慰安婦問題も、政権の力が落ちればまた、振り出しに戻ってしまう」 と一人反論していましたが、私はその通りだと思いましたね。 まあしかし、吹き出した風、というのは、収まるまで待つしかないのでしょうが。 それにしても、と思います。 モリだ、カケだ、日報だ、とこの半年大騒ぎしてきたわけですが、 その一つ一つは、「それのどこが問題なの」的、小さなことなんですよね。 で、結局、けしからん理由というのが、「しどろもどろだった」とか「お友達優遇だ」とか、 「李下に冠を正さずだろう」だとか、印象的精神的ことばかりで。 マスコミも、それに乗せられた国民も、 「どう語るか見るだけで、その人のことは分かるものだ」と言いますが、 それって、直接会ってこそ分かるもので、意図的印象操作をなされた映像から、 「その人のことは分かる」と判断されるのも、気の毒なように思います。 そうなると今の日本で生き延びるのは、美人かイケメンの、嘘つきと鉄面皮・・ということになりかねない。いいんですか、そんな世の中で・・。 一連の騒動を見てきて、なんか、気分が落ち込む日々なのです。