北朝鮮のミサイル発射に国民の怒りを見せよう!
北朝鮮が日本上空に向けてミサイルを発射させたことについて、 トランプ大統領は、「国際社会と隣国への侮辱だ」とツィートしたそうです。 日本では誰も言いませんが、これこそ的確な表現だと思いましたね。 例えば、おかしなお隣さんがいて、日頃から銃なんかを弄んで、 撃つぞ、撃つぞなどど脅し、脅しに飽き足らず我が家の方向に撃ったとしたら、 例えそれが、実害がなかったとしても、許しがたい暴挙であり侮辱ですよ。 ましてや「隣を揺るがしてやった、脅してやったぞぃ」と高笑いしていたとしたら、 家族は、しっかりと怒りを表明するべきでしょう。 そういう状況が今の日本と北朝鮮だろうに、Jアラートがうるさかったとか、 昨日もある集まりでオジサマ達は「太平洋のずっと向こうに飛ばしているのに、 Jアラートで大騒ぎして、これは、北朝鮮の恐怖を煽る、政府の陰謀だ、 マスコミも政府の言いなりになっている」なんぞと政府批判してましたっけ。 さらにマスコミや国会は、安倍総理が、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した前日だけ公邸に泊まっている、 ということをことさら取り上げ、問題視しようとけしかけている。 「知っていながら国民に知らせず、許しがたい」と非難している人までいる。 ミサイル発射の兆候を把握できるぐらいの情報収集能力があって、 まだよかった、という話だろうに、なんだか、 安倍さんけしからん、みたいな空気に持っていくって、おかしいでしょ。 本質を見ようよ、と思うわけです。 一般的に、有事というのは、権力者にはチャンスになったりする。 北朝鮮情勢が不安なのは、安倍内閣に有利なのかもしれない。 安倍さんを気に入らない人たちには、利用されてなるものか、と思いたくもなるでしょう。 でも、現実問題として、危機は確実に増大していて、近い将来、北朝鮮が核大国だ、 と言い出すのは目に見えていて、すでに北朝鮮はいつでも日本を攻撃でき、 何百発ものミサイルが準備完了の状態で日本を向いている、ということを認識しないと。 非難すべきは北朝鮮であり、日本は舐められているし、侮辱されている。 もちろん、だからといって感情的になってはいけないですが、 まずは国民挙げての怒りを表明すべではないですかね。 ああ、怖かった、ではなく、トランプ、なにやっているではなく、 政府はこれを利用しようとしている、ではなく、 日本を舐めたらあかんぜよ・・ぐらいの睨みをまずは効かせないと。 河野外相が、徴用工問題で韓国に毅然と怒りを見せたら、韓国の態度が変わったじゃないですか。 トランプ大統領が怒りを露わにすると、さすがの金正恩も少しひるむじゃないですか。 毅然とした怒りを見せる、ということは、人生の上でも、国際社会でも、大事だと思いますね。 もっとも、今の日本が自ら反撃できない状態にしている現実は、 世界に知れ渡っていますから、さほどの効果はないのかも、ですが、 でもまずは、きちんと怒る。そこは大切じゃあないかな・・と思う次第です。