ドロドロした政界とは別の世界を:映画『月と雷』公開間近
民進党が希望の党に「合流」を、満場一致で決めたとか。この節操のなさ、プライドのなさ。国会議員って、この程度のものなの さらに小沢一郎氏が希望の党に参入するのだとか。 この方が動いて、日本がよくなったことは一度もないわけで。 遊んでいる場合じゃないんですよ、くれぐれも「面白そうだ」で投票しないで貰いたいものです。 この先、日本がどうなるか、今はとても大事な時で、政治を混乱させている場合じゃない。 私は心配で、新聞を読むたび、テレビを見るたび、憤死しそうになっています・・。 気持ちを切り替え、今日は爽やかな話題。 友人が関わっているので、映画「月と雷」の宣伝イベントの、 鼎談会に行ってきました。 この映画は、角田光代さんの小説を安藤尋監督、本調有香脚本、 初音映莉子、高良健吾、草刈民代出演で制作したもので、 イベントは、この監督+脚本家+原作者による三者鼎談。 会場の本屋の一角には、いかにも「読書が趣味です」という感じの、 清楚で色白でビールより紅茶が好きです、と言った雰囲気の若い女性が大勢駆けつけ、 ああ、こういう人たちがまだ、日本にも生存していたんだぁ・・と清らかな気分になりました。 バレリーナ―出身の草刈さんが演じるのは、だらしなくてどうしようもないい母親で、この役を演じるため草刈さんは、 普通にしていると、背筋はピッと伸びてしまうので、体の中から悪くする、と 好きでも無い煙草を吸いつつ、取り組んだのだそうです。タバコを吸うと、血がざわっと悪くなり、姿勢が崩れるのだそうですよ。 もう一つ興味深かったのは、角田さんご自身のお話で、 若い頃は、自分の思いを投影して書いていたけれど、今は、自分が嫌な人間を書くようにしている、というの。その方が突き放して書けるので人物が生きるのだそうです。 なあるほど・・という発見。その領域に達することができるからこそ、あれだけの広い範囲の作品を 世に出せるのでありましょう。いろいろなところで学びがあります。 映画「月と雷」は、10月7日から全国で公開。 角田ワールドが、どう展開していくか。 お楽しみに、というところです。