日本人は、劣化しているはのか?
一昨日でしたか夕方の報道番組を見ていたら、プロゴルファーの片山晋呉が不適切行為をして、 謝罪の記者会見をする・・と生中継をすべく、番組が緊張していて、 何事が起ったのかい・・と思ったら、なんのことはない、 どうやらプロアマ戦で、アマチュアの同伴競技者がパッティングしている時に、 横で、パターの練習をしていたらしい。 同伴競技者が次のホールに移ってティーショットの準備に入った時ですら、 パターの練習を続けていて、とうとう一緒に回っていた一人の方を 怒らせてしまった。 それが大事になって、謝罪会見の上、 制裁金30万円を納めることになったのだとか。 なんだ、そんなことのために、わざわざ謝罪会見を開き、 日本ゴルフツアーのトップも頭を下げ、 テレビの各局、生中継までしようとしたのかいね・・と私は、呆気。 最近、大騒ぎするところが、ズレていませんかねいいじゃないの、それくらい。天下の片山だもの・・ということではないですよ。 ゴルフというのは、マナーのスポーツで、同伴競技者がプレイをしている時は、 初心者だろうがプロだろうが、極力、邪魔をしないようにするのが、 基本の基本だろうに、何十年もゴルフ一筋でやって来たプロが そんなことも分からんのかね・・と呆れるばかりですが、 所詮、嫌な思いをさせた相手に謝罪すればいい話で、少なくとも、日本を挙げて騒ぐことではないし、会見を生中継するようなことではない。 重大性から言えば、東京都の禁煙条例や、ネットの誹謗を恨んだ殺人事件や、 新幹線や交番で、突如刃物を振り回すおかしなヤツが増えていることや、 アルジェリアの砂漠の真ん中に難民を放置していること、ヨーロッパで 徴兵制が復活していることなどなど、いっくらでも問題提示するテーマはあるだろうに。 ワイドショーならともかく、仮にも報道番組の看板だしている番組が、 最近、どんどん、低俗化しています。 それにしても、片山晋呉氏は、謝罪の記者会見で、 これまでのプロアマ戦でもパット練習はしていたか。の質問に、 「許される範囲ではやっていた。20年間ずっと同じようなプロアマをしてきた。 一度も教わったことはなかったので。見よう見まねでここまで来てしまった」 と答えたそうです。 ワオ~・・ですよね。45歳にもなるプロが ゴルフファーとしての基礎の基礎もそうだし、社会人としての常識すら分かっちゃいなかった・・ って、驚くべきことでありましょう。 自民党の二階幹事長が、「子供を産まない方が幸せだなんて、 勝手なことを言う人がいる」とか発言したそうで、これまた騒動になっていますが、 政治家として少子化問題を深刻に受け止めているのでしょうが、 それだったら余計、今の世の中の空気を読んで、ほんの少し、 言葉を上手に選べなかったのか・・と残念です。 想像力に欠けている・・というか。 財務省のトップの事務次官が、記者相手に「オッパイ」だの 「ウンコ」だのとしょうもない発言をし、それをまんまと録音され、 国政を担うべき政治家が、目立つことばかりを意識して、しょうもない発言を自らツィートし世間の顰蹙を買っている。 一方でマスコミは、低レベルの言葉狩りに奔走し、 公共の電波を私物化して、これまたしょうもないコメントをしては、 得意になっている。 日本人、おバカになっていないか 最近、本気で心配になっておるのです。