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神谷ちづ子・ついつい・一言

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2018年07月の記事

全9件 (9件中 1-9件目)

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「生産性がない」はまずい表現だったけれど。

自民党の杉田水脈衆院議員が『新潮45』に寄稿した「『LGBT』支援の度が過ぎる」で、「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」と書いたことで、大批判が起こっています。「生産性がない」という言葉にカチンとくる人は多分、とても多く、言葉の選び方を間違えた感は否めません。「LGBTの方々がいまだ生きにくい世の中であることは事実ですから、行政的サポートは当然必要ですが、限りある血税を何に使ったらいいかを大局的に考えれば、私はやはり、未来を担う子供達や子育て世代により多くを使うべきだと考えます」ざっくり、こういうことを言いたかったのだろうし、そう書けば、なんの問題も無かったろうと思うんですが、これだとインパクトが薄くて、雑誌の記事としてはゼンゼン面白くない。杉田さん、敢えて使ったのではないか、とちょっと思います。もともと強くはっきりとした発言をされる方で、よって、ファンも多いけれど敵も多い。発言の一部を取り上げられて、物議をかもしたことは、過去、何回もありましたしね。今は「ちょっとまずかったかな」と思っているのか、「シメシメ、期待以上だ」と思っているのか、分かりませんが。「生産性がない」という言葉は、やはりとてもまずかったとは思いますが、杉田氏がLGBTの方々を差別しているわけではないことは、寄稿文を読めば分かります。しかし、世間や特に杉田氏をよく思わない人達は、ここぞとばかりに「差別だ」と弾劾する。今や、「杉田議員の差別発言」的な様相にまでなっている。「差別だ」と批難するのって、ある意味簡単で、受け取る側が「差別だ」と思えば、発言側にその意思があろうとなかろうと、差別があったことになってしまうところがある・・。凶器として使おうと思えば、使えてしまうところがある。ところでLGBTの方々って、「弱者なのだから社会的支援を」って思っているんですかね。才能ある方多いし。フツーに接して貰えば、それで十分と考えているのではないかどうなんでしょ。「差別だ」と騒ぐことで、うっかりLGBTについて触れない方がいい・・という流れになったら、むしろ後退だろうと危惧しますが・・。これも、どうなんでしょ。

2018.07.30

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密談は盗聴されていないか、まずご用心

文科省の前局長が、息子の裏口入学のために東京医科大学に便宜を図ったことがバレて起訴された事件。以前読んだ記事に、「音声の証拠もあり」とあったのが気になっていたんですね。それがニュースでも、公開されています。 JNNが入手した・・とありましたが、特捜部から流れたのか、最初にマスコミに流れたのかしかし、こういうことって、関係者は全て犯罪に手を貸すことになるので、一切証拠を残さないように、最大の注意を払うものでのでしょうに、一体誰が何の目的で会話を録音したのかその辺がすっごく気になります。公表された会話と言うのは、かなり生々しく、「先生、２つお願いがありまして、１点は、私の名前を絶対にその人に言わないでください。そうすると、指導・・・お話しすることができなくなっちゃう」（佐野被告）「分かりました。今も佐野さんの名前は、一回も出していませんから」（臼井被告）とか、「一番の殺し文句はですね。これで、新しい学問領域を作ります。これが最終目的ですと、体系化して、新しい学問領域を作るので、国際的なそういう支援が必要なんですと」（佐野被告）「すごいですね、それはね」（臼井被告）「じゃあ、この件は承りましたので」（佐野被告）というのまで入っているらしい。この会合は、昨年5月に都内の高級飲食店で行われたそうで、ご丁寧に、「ここは僕が全部」（谷口被告）　「え～」（臼井被告）　「重ね重ね、申し訳ございません」（佐野被告）　「我々もお世話になりますけど、いろんな意味で長続きして、いろいろやりたいと」（臼井被告）　「今度はきちっと勉強して」（佐野被告）　「うちに予約しておいでください」（臼井被告）　「予約入学」（谷口被告）なんてやりとりも、あるそうなんですね。ここから私ですら分かるのは、谷口氏というのは、やっぱり裏口入学のブローカーみたいなことをやっている人なんでしょうね。で、これだけの音声があったら、言い逃れは出来ないですが、じゃあ、一体誰が録音したのかそして、マスコミあるいは警察にタレこんだのか佐野局長が録音するわけがない。臼井理事長も、するわけがない。二人共、人生を失うわけですしね。じゃあ、仲介役の谷口社長かとなるけれど、彼だって、おそらくこれを仕事にしているわけで、自分だって起訴されてしまうことをするとは思えない。ここ、谷口社長が支払っているんですよね。つまり、会合をセッティングしたのは、この人だと推測される。医大の理事長と文科省トップの密談となれば、相当な高級料亭でしょうし、入室するにも退室するにもそれなりの段取りがあったはず。そうなると、社員の誰かがお供にいたのではないかフツーの接待の場合ですが、仲居さんに指示したり、タクシー呼んだりのコマコマ動く部下というのが、大抵、いるものですしね。非情に慎重な仲介役なら、飲食店なんかでやらないでしょ。どこで誰が見ているか分からないし、お店の従業員だって、どんな人が潜り込んでいるか、分からないですものね。おそらく。医科大側も仲介役も、こういうことに慣れていて、脇が甘くなっていたのではないか佐野局長も、文科省の官僚がこういう接待を受けて、こそこそ相談することに、そう、違和感を持っていなかった。その仲介役社長の部下が、日頃の扱いの腹いせに、一矢報いたいと思っていた。あるいは、そういう会合が持たれることを分かっていたなんらかの組織が、そっと、盗聴した。これは、絶対、この3人以外の人物なり、組織が絡んでいますね～。・・と思いを巡らす私は、ドラマの見過ぎかそれにしても、福田元財務事務次官のセクハラ会話がしっかり世の中に流布されたり、今や、簡単に写真が撮られてしまって、 SNSで流されちゃう時代ですが、会話も簡単に録音されてしまう時代だということを、いろいろある方は、ご用心なさいまし・・ということでしょう。クワバラ、クワバラ。私なんか、な～んにも、関係ないですけれど。

2018.07.26

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舛添都知事だったら五輪10月開催に出来たのか？

毎日、毎日暑いですね～。昨日は東京でも40度を超える所があったとか。命を守るために、なるべく外出しないように、運動は控えるように、クーラーをつけるように・・と警鐘を鳴らしながら、夏の最中にオリンピックをやる、というこの矛盾。暑さを考慮して、男女マラソンは午前7時半を7時に、競歩男子50キロは7時半を6時に、トライアスロンは10時が8時、ゴルフは9時から7時に変更したそうです。でも、こんなの焼け石に水、お茶を濁すレベルじゃないですかね。どうしてもっと大胆な変更を考えないんでしょ。マラソンを朝5時スタートとか、軽井沢か北海道でやるとか。大半の競技を夜やるとか。気持ち、変更しました程度のことでは、なんの解決にもならない。選手の方々にも気の毒だけれど、観客だって、ボランティアだって、大変だと思いますよ。私の友人は、80歳・ポル語ペラペラのご主人の「通訳のボランティアでもやろうか」という奇特な意思を「倒れて迷惑をかけるだけだから」と制止したそうです。どうも、大胆な変更ができない理由って、テレビの視聴率とか、スポンサーの意志とか、そういう都合が先行しているような気がしてならない。そういう都合先行の最大が開催時期で、10月辺りの気候のいい時期ではなく、真夏にやると決まったのも、アメリカのリーグ戦だのなんだのの都合を優先したからですしね。日本は、開催したさに、IOCの「夏開催」の要求を呑んだんでしょうね。悲しい話で。聞くところによると、舛添さんは都知事の時に、開催時期を 10月に変更すべく、画策していたそうですね。確かにセコい方だったし、嫌なヤツだと思いますが、都民は舛添さんを下ろして小池さん替えて、失ったものも大きいのかもしれない。オリンピックも心配ですが、でも今、真っ先に考えるべきは、被災地の暑さ対策でありましょう。そして全国の貯水池の水が枯渇しかかっているのだとか・・。今年、梅雨がほとんどなかったですしね。ほどほどの雨が3日間ぐらい降る・・。そういう方向に行くと、メデタシメデタシなんですが。

2018.07.24

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参院定数増で与党が失うもの

なんともモヤモヤと不愉快なのは・・参院議員定数を6増する改正公職選挙法が可決、成立した件。え？　定数を減らすんじゃなかったの減らすどころか、よりによって増やしちゃうわけというのが、大方の国民の気持ちじゃないですかね。私達は、国会議員がいい思いをしていることを知っています。お給料もいいし、特権も多いし、どこに行ってもヘイコラされて、日々、いい気分でもありましょう。議員会館なんて、素晴らしくて、一度、あの中に事務所を持ってしまうと、もう、絶対、この権利を失いたくない・・と思うに決まっている。一方で、国会議員が（全部が全部だとは言いませんが）さほどの人達でもないことも、見えてきてしまっている。きれいごとを並べて、言いくるめるのは上手だけれど、所詮、我が身が大事が最優先じゃないの・・と。 2012年、民主党政権下だった時、当時の野田総理と安倍自民党総裁が党首討論をして、13年の通常国会までに衆院議員定数を削減する約束をしましたよね。その約束をもって、衆院を解散したいきさつを私達はTVで見ています。その約束は、いつの間にか、先延ばしされ、今回は増員だと。「これは参院の話です」とかの言い訳があるのかもしれないし、「合区の問題を解消するため」という言い訳を振りかざすつもりでしょうが、所詮、議員内互助会であることは、明白なわけで。そもそも、参院不要論もある中で、かつ財政難で、少子化で人口そのものが減る中で、「定員を増やすことで一票の格差問題を解決する」というやり方は、どうみても、自分たちに都合のいいようにやったね・・でしかない。自民党もそうしたいのでしょうけれど、野党だって定数が増える方が落選リスクが減るわけで、悪いわけがない。表向き、野党は反対していますが、内実は、ちゃんと合意が出来ているのじゃないですかね。分かりますよ。国政という大きな器を考えれば、国会議員が数人増えようが小さなこと。それで、地方の声が国政に反映されるようになるなら、国益ではないか・・という意見があることを。それが理論的だとしても、自らやるのは通らんでしょ。財政難だといって、公共投資はなされず、堤防も橋も老朽化し、災害の度に多くの犠牲者が出る今の日本。医療費は上がり、年金は減り、地方は疲弊し、中小企業は次々と潰れ、サラリーマンは深夜まで働いても給料は上がらず、非正規雇用が増える一方で、なんと、少子化対策で移民を受け入れようとする・・そんな中で、自分達だけ、有利にしようと（実際、そういうことですから）国会議員が動いちゃ、いけないでしょ。「それでは、国民の納得は得られない」と言っていたはずの小泉ジュニアも賛成票を入れたとか。なんかなぁ・・でありますよね。こんなことをしていると、また、政権交代の気運が生れてしまうのにね。そうなると、また大混乱になるのに。

2018.07.20

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何故人はどうでもいいことをSNSで公表したがるのか？

西日本の豪雨災害。大量の水で被災し、命や家を失った方々が、今度は暑さと水が出ないことに苦しんでいる・・。なんとも理不尽なことで、いたたまれない気持ちです。片付けや復興に尽力されている皆さまに、敬意を表すると同時に、被災された方々が一日も早く普通の生活に戻れることを祈って止みません。ところで豪雨への厳重警戒を呼び掛けていた5日夜に自民党の国会議員さん達が懇親会「赤坂自民亭」に参加したことが非難を浴びています。まあ、堤防が決壊し、あるいは土砂が流れ、亡くなったり家を失ったりしている人々がいる横で、災害の陣頭に立たなくちゃならない国会議員さん達がお酒を飲んではしゃいでいた・・となったら、大抵の国民は怒りますよね。ただ、あの日、確かに気象庁が厳重警戒を呼び掛けてはいましたが、私を含め大抵の人は、実感もなく、「何故、気象庁はこんなに騒いでいるのだろ」的な感覚ではなかったのではないか現地の方々だってそうだったから、避難しそびれたケースが多かったわけだし、ましてや、東京にいると、雨も降っていないし、予定通りの懇親会を開催したとしても、そう非難は出来ないのじゃないか・・とは思います。多くの人が、その辺は認めているのではないか。ただ、無邪気にというのか、無神経にというのか、浅はかにというのか、飲み会ではしゃいでいる写真をツィッターで公開してしまったものだから、「何やっているんだ」ということになった。何事もない時だって、酔っぱらった写真やいい大人がVサインなんかしている写真を日本中にばらまくものではないことは、分かりそうなものなのにね。誰だいったいと思っていたら、西村官房副長官がやらかしたようですね。片山さつきさんも、ツィッターで流していたような記憶がありますが・・。初参加だった安倍総理もいい迷惑だったことでしょう。ほんと、情けない・・。安倍昭恵さんが、夫や加計理事長がワイン飲んで酔眼で並んでいる写真をブログにアップし「男達の悪だくみ」なんぞとご丁寧にコメントまで付けていたものだから、散々、叩かれたものですが、これだって、なんでわざわざ酔っ払った写真をアップするかねでありますよね。必要もないし、頼まれてもいないのに。蓮舫女史だって、野党が国会ボイコットして18連休をとっている際に確か台湾か中国に家族旅行したのを、これまた無邪気にツイートしたものだから、ネットの中ではかなりのブーイングでした。野党びいきのマスコミは報道しませんが。国会ボイコットして、家族旅行かよ・・って。あの時だって、なんでわざわざ、そんな個人的なことを世間に晒すのかね・・と呆れたものですが。政治家ではないけれど、女優の剛力さんが、今、付き合っているという大金持ちの ZOZOTOWN社長とW杯を観戦に行ったらしい写真をアップして、これまた話題になっています。当人は、嬉しくてアップしたのでしょうが、世間は決して優しくなく、「はしゃいじゃって・・」とかなり批判的です。彼氏とどこに行こうとご勝手に、ですが、そんなことを公に発表すれば、世の中は僻みやすいのですから、あれこれ言われることを想像できなかったのか何故、人はSNSでどうでもいい、極めて個人的なことを発表したがるのか多くの人が見てくれて、「いいね」をもらえたら嬉しいと単純に思うんでしょうか顰蹙を買うとか、妬まれるとか、呆れられるとか、そういうことも同時に起こることは想像しないのだろうかインスタ映えと言う言葉が、流行っています。インスタグラムで、見栄えのいい写真を公開して、友達や見知らぬ他人に見て貰うために、わざわざ流行りのスイーツ並んで食べに行ったりするらしい。それって、写真の腕を見て貰う、というのではなくて、へえ、そんなの食べたんだ、とか、そんな所に行ったんだ・・でしかないのにね。それが、そんなに嬉しいのか私は世の中が、総おかしくなっているような気がしてしかたがない。 SNSボケ、あるいはSNS症候群というのか。個人的なことを他人に見せびらかすことを快感に思う・・という。もしかしてこれ、案外と深刻な事態ではないのかと思う私は、考えすぎでありましょうか。

2018.07.18

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オウム事件発言から見える人としての厚みと浅さ

オウム真理教の松本智津夫他7名の死刑が執行され、相変わらず多くの人が発言しています。一番、ザワザワと嫌な感じ、というか、下衆だなぁ、と思うのが、この期に及んで、「真相は解明されていない」とか言い出して、『オウム事件真相究明の会』を立ち上げたりしている人達。オウムの事件が次々起こったのは、どれほど前よ。真相を追求するなら、もっと前からやるべきであって、国の「死刑執行」を非難するがための「利用」が透けて見える。様々な発言の中で、一番、説得力があり、しっかりと地に足付いている、と思われたのが江川紹子氏のものでしょうか。「真相が解明されてないと言うが、裁判をずっと傍聴してきた者からすると既にいろんな真相は明らかになっており、核心部分も含めて事実が出ている。松本死刑囚の内心が語られなかったのは残念だが本人の選択。死刑を遅らせても喋るという期待は全く持てない…」「真相究明と仰るが裁判をずっとウォッチしてきた方はいない。松本智津夫の裁判以外にも様々な裁判が開かれ事実関係はほぼ解明された。『麻原に喋らせよう』などと軽く言うが、共犯者たちが血が迸るような説得を試みても喋らなかった」「麻原彰晃こと松本智津夫が、精神鑑定も受けられないまま死刑が確定し、執行されたと、本気で信じている人が多くて驚く。そんなデマを誰が言いふらしたんだろう。東京高裁の決定を読んでみることをお勧めする」いかに上っ面なコメントを述べている人が多いかが分かる。「オウムの死刑執行は、政局的文脈で読み解かない方がいいと思います」まさにその通りだし、マスコミの姿勢に対しても、「警察だけの問題ではない。マスコミ何かもオウムをサブカルチャーの旗手みたいな感じで扱ったり、オウムの人達と別の団体の人達との討論番組を何時間もやって結局オウムの人達のＰＲに手を貸したとかマスコミの問題もあるので常に反省と意識してる事が大事」そう言った事々を、ツィートのみならず、TVに出演しても、堂々と発言している。局が期待した通りの発言でお茶を濁しておけば、出演回数も増える、というメリットがあったのでしょうに。聞くところによると、オウムの事件をずっと取材し続けているのは、江川さんぐらいなんだそうですね。そういう人だからこその発言の重み、というのが、やはり伝わります。ところで今は、家族の誰が引き取るか、どう埋葬するかを、あれこれ話題にしていますが、死刑囚だったとししても、すでに死者となった以上、そっと静かに見守る・・のが、人としての礼儀じゃないか、と思うんですけどね。

2018.07.13

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災害の教えに従い、思い切って公共投資に舵を切る時では？

記録的な大雨で、大変な被害になっています。今見たニュースでは、死者88人とあり、でも、行方不明の方がまだ、いらっしゃる以上、この数は増えるのでありましょう。浸水したり流されたりの家も多く・・なんとも言葉がありません。今回、大雨特別警報、が出されました。「数十年に一度のかつてない大雨になるので、直ちに避難するなど、命を守る行動をとってください」と、各局番組を中断して警告していましたが、当初の範囲が「佐賀県、福岡県・・」などなどと大まかで、これを見た人が「あ、自分の県だ、すぐに避難しなくちゃ」と考えられただろうか地震や津波だと、なんとなく、どう行動するか、どこに逃げれば安心か、というのは分かりますが、雨だと、川が氾濫するのか、土砂崩れがあるのか、道が通れなくなるのかよく分からない。家にいた方が安全なのか、避難所に行くべきなのか結局、「様子を見てから決めよう」ということになる。それで避難が遅れたり、間違ったりした方もいたのではないか TVの報道も、随分と緩いものでした。さすがにNHKは、ずっと大雨関係の報道を続けていましたが、民放なんて、どこ吹く風、って感じ。オウムの特集ばかりに終始していた印象です。これだけの死者を出し、広範囲の被害をもたらしているのにね。ネットのコメントを見ても、被災地の方の、テレビ報道に対する不満が随分とありました。東京にいて、雨の被害がなかった私ですら、テレビの報道ぶりに不審を抱くのだから、被災地の方々の思いは、どれほどでありましょう。民放って、一体、どういう基準で報道するしないを決めているんだろなんか、視聴率を取れるか取れないか・・なのではないか・・。最近、台風や大雨の被害が甚大化しています。地球全体で、気候の変化があるのではないかその一方で、簡単に土砂は崩れ、堤防は決壊し、橋は流されてる。今回、被災地の方が「最近の人は知らないのでしょうが、この辺、川の氾濫はあるんです。 150年前にも大災害があったと我が家では語り継がれていましたが、本当に起こるとは思わなかった・・」とインタビューに答えていたのが、ショックでした。つまり、150年前から防災の整備が進んでいない・・ということなんですよね。これって、どうよ・・じゃありませんか。ずっと感じているんですが、日本はもっと公共投資をするべきなんですよ。お金がない、財政難だと、ひたすら公共投資をけずることに力を注いできていますが、結局、景気は悪くなり、中小企業はどんどん潰れ、地方は疲弊していっている。田中角栄内閣時代のように、もう一度、思い切って公共投資にお金を注いだらどうなんでしょ。今、我々は間違った方向に、ひたすら進んでいるような気がしてなりません。経済評論家の三橋貴明氏も、自然災害が多発化している今、公共投資にお金を掛けるべきだ、と説いています。そういう意見に必ず、批判があるわけですが、公共投資批判派には、二種類いるのだそうです。一つ目が、これまで散々に公共投資を批判し、過去の自分の意見に縛られ、認知的不協和に陥っている連中。この人たちには、毎年、更新される「記録的」な豪雨や頻発する地震という「現実」を見せれば沈黙するだろう、と。厄介なのが、二つ目の「防災インフラの重要性は理解するが、ザイセイガ～」と、財務省発の財政破綻論を信奉する緊縮財政主義者たちだそうです。財務省という後ろ盾があるために、より厄介なのだそうで。なるほどなぁ・・とは思います。でも、財務省の失態は続いていますからね。彼らの言うことを聞いて、今の日本になっているわけですから。公共投資を重要視する。災害の教えに、今こそ耳を傾けるべき時なのではないですかね。

2018.07.09

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死刑執行報道の機会にマスコミがやるべきこと

今朝、松本智津夫他、オウム真理教関連の死刑囚の、死刑が執行された・・とテレビはもう、ひっくり返したように大騒ぎです。予定していただろう企画はすべて取りやめて、拘置所前から中継するなど、凄いことになっている。拘置所の前で待機したところで、何事も起こらんだろうに。あれだけの大きな事件を次々と起こした当事者たちであり、彼らの死刑が決定してからもう、大分になるわけで、いずれこういう日が来ることは避けられないことなのだから、淡々と、ひっそり静かに報道するだけにした方がいいように思うけど。気になったのは、どの番組もどこか、執行に非難めいた空気があることでしょうか。正当な裁判を経て決定したことであるし、被害の大きさ、彼らの企みの恐ろしさを考えれば、正面切って、死刑執行を非難するわけにはいかないけれど、でも、何か言いたい、そこで「死刑をしたことで信者の報復が心配だ」「麻原の次女がこんなことを書いている」‥的なコメントを挟んで非難がましい雰囲気を作り上げようとしている・・というか。上川陽子法相の死刑執行は、これで何人になる・・とか、あとで、きっと言い出すのでしょうね。私は、マスコミがやるべきことは、他にあると思っています。松本サリン事件で、被害者でもあり、被害者の家族でもあった人物を、犯人と決めつけたように報道した過去の事実。坂本弁護士一家殺害に繋がった、TBSの情報漏洩。あれで、一時TBSは報道番組を自粛したはずですが、今では、そんなことなどなかったように、エラソーに報道の看板掲げている。マスコミが今こそやるべきことは、そういった、マスコミが犯した視聴率優先の無責任な報道と世論誘導と人権お構いなしの報道姿勢・・などの罪の再検証ではないですかね。今、やらないと、二度とやらないだろうし、ますます、高飛車でデタラメな姿勢を続けそう。オウム真理教関係の過去の映像が、今朝からさんざん、流れていますが、ぜひとも、一緒に、あの間違った報道の、しかも、とうとう謝罪らしい謝罪すらしなかったことの検証も、やってもらおうじゃないですか。ねえ！私達も聞きたいですよね。

2018.07.06

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親心が哀しい…文科省局長の逮捕

またまた、ドーンとマスコミの集中砲火事件発生。文科省の局長が、私立大学支援事業の対象校に選定されることの見返りに、自分の子を大学入試で合格させてもらう・・という受託収賄事件。事実としたら、完全にアウトの案件ですが、庇う気は全くないですが、おそらく当人的には、魔が差したぐらいのことだったのでしょう。当人のキャリアのみならず、息子の人生まで、大きく損なうことになり、失うものの大きさを考えると、なんともいえない印象があります。それはそれとして、多くの人が感じたのは、「氷山の一角」ということばではなかったか。特捜部は、仲介役をした会社役員も幇助の疑いで逮捕したようですが、仲介者がいる、というのは、個人的取引ではない、ということなんでしょう。仲介ビジネスみたいなものが、あるのではないか一旦発覚してしまうと、社会から総攻撃を受けますが、実際の世の中って、それこそ「あうんの呼吸」とか流行りの「忖度」で、ゲタを履かせて貰うとか、あるんじゃないですかね。実際、就職試験は、コネとか関係者優遇とか、そういうことが、フツーにまかり通っているわけですし。昔、息子をNYにある某有名私大の付属高校に受験させたことがあります。当時はスリランカ在住で、そこから親子ではるばる受験に行ったんですが、試験会場には、知り合いの親子もいて、彼らは平然と、「うちは夫婦ともここの大学出身なんで、大丈夫なんですよ」と言っていましたね。結果を見てみると、親御さんの言葉通りその息子さんは合格で、息子はあっさりと落とされておりました・・。結果として、当人のためにはずっといい高校に行くことになり、膨大な授業料も支払わなくて済んだわけですが。でもその時思ったのは、「世の中って、こういう風に出来ているだよね」という諦念というか・・。実際、私立の医大なんかでは、寄付金の額によって、合否が変わるとも聞いていますし、私立の小中学校は、親の職業とか、権力者の口利きとかが、大きく影響する、というのも、ほとんど常識になっているわけですし。そういう世の中が一方であるものだから、その局長さんも、つい、目がくらんで食いついてしまった、ということなのでありましょう。息子を医者にならせてあげたい・・。哀しい親心です。医者になることが、必ずしも人生の成功ではないのにね。我々は、この件を他山の石とし、身を引き締めませんと・・。それにしても、特捜部は、どうやってかぎつけたのでしょうね。お金の受け渡しがあったようでもなし、当事者が黙っていたら、なかなか逮捕まで行きつかないのじゃないか、と想像しますが。その辺のいきさつ、興味あります。

2018.07.05

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