度が過ぎていましたかね? トランプ大統領ご接待
昨日、割と同世代の何人かと会話していて、あるお金持ちの夫人が、 「それにしても、なあに、あの過剰な接待は」と トランプ大統領にたいする安倍総理のおもてなしについて 呆れ返った・・ということを言い出しました。 だもんで私は「あんなもんじゃないの 何がいけないの」 とチラと反論し、彼女が「この人は産経新聞を取っている人だからね」と言い、 私が「ねつ造記事ばっかり出している朝日よりはまし」と言い、 座が白けそうになったのでありましたが・・。 彼女ははバリバリの朝日新聞愛読者で、産経新聞を購読しているというだけで変わり者扱いしてくれます。 残念ながら私は産経新聞にも満足はしていませんが、 朝日よりはるかに公平な視点ですし、左に偏ったメディアが溢れている中、こういう新聞も存在してくれないと困ると応援の気持ちで購読しています。 それはさておき、今回のトランプ大統領ご接待に対し、「過剰なもてなし」「媚びてどうする」的な論調があります。 28日の朝日の社説も、 「今回は、共同文書は準備されず、焦点である日米貿易交渉についても、 早期合意に向けて議論の加速を確認するにとどまった。 首相が強調するように、新天皇と会見する最初の外国首脳をトランプ氏とすることで、 日米同盟の絆を内外に強く印象づけることに最大の眼目があり、 具体的な両国の懸案をめぐる調整は先送りされた形だ。 それだけに、トランプ氏をもてなす過剰な演出が際だった。 会談前日の日曜日、両首脳はまず千葉県のゴルフ場で16ホールを回り、 昼食は米国産牛肉をつかったダブルチーズバーガーに。 夕方は両夫妻そろって国技館で大相撲を観戦し、 トランプ氏自ら土俵にあがっての米国大統領杯の贈呈。 夜は六本木の炉端焼きで歓待した。 国賓を丁重に迎えるのは当然だが、度が過ぎると言わざるをえない。 首脳同士の「社交」はあくまで外交のためにある。その内実が問われねばならない。」と。 度が過ぎてますかね そもそも、何をもって「度が過ぎる」と判断するのか ゴルフも相撲観戦も日曜です。来賓が休日に滞在される場合、 公式な協議だの訪問だのはできないし、放っておくわけにも行かないし、 ・・と考えてゴルフやスポーツ観戦、音楽鑑賞などを計画するのは極めて普通でしょう。 昼はハンバーガーですよ、夜は「高級」の付く炉端焼きだと騒いでいますが、所詮炉端焼き。 一人15000円くらいなんて、庶民の我が家だって行けなくはない。 (ドキドキするだろうけれど) ZOZOの前澤さんなんて、一晩で何百万円も食事に出費しているじゃあないですか。国賓ですよ、アメリカ合衆国の大統領ですよ。 日本の代表の総理大臣がふるまうに・・度が過ぎるレベルでは決してない。 海外にいた時、我々レベルでもお客様に対しこの程度のご接待はしましたよ。 なんら特別なことではない。 おそらく、冒頭で呆れていた夫人の方がすっと、高額な食事をしているし、 ゴルフだ観劇だと楽しんでいるだろうと思いますけどね。 もちろん、警備やなんだで多大な経費は掛かったのでしょうけれど、 世界に大相撲を大宣伝し、アメリカ大統領がご機嫌な様子をアピールできた その国益たるや、警備費その他に換算できない多大なものであることは明白でしょう。 しかし、一部の影響力あるメディアや有名人が 「度が過ぎる」となんら、計測もできない根拠で発信するだけで、 世の中では「度が過ぎる」と思い込む人たちがいる。 まず前提で、そう思いたいんでしょうけれど。 さて、私が応援購読している産経ですが、 『桜田前五輪相「子供最低3人くらい産むように」』のタイトルの記事を出し、目下ネットで大炎上しています。 相変わらず無神経な親父だ‥と言う風に。 桜田氏は気の毒に、すっかりいじめられキャラになっていて、 記者さん達は面白がって書くんでしょうけれど、 桜田氏は、「結婚しなくていいという女の人が増えている。 お子さん、お孫さんには子供を最低3人くらい産むようにお願いしてもらいたい」 と述べただけで、「産め」と発言したわけではない。 そこまで愚かだったわけではないんですよ。 今の日本の少子化問題を考えれば、「三人産んでくれる人が増えればなぁ」 と願うのは当然で、ご当人もそういう意図だったのでしょう。 実際後で「少子化対策の一環として発言した。 子供を持つ幸せを享受してもらいたいと心から思った。 子育てしやすい環境をつくることが大事だと言いたかった」 「それを押し付けるつもりも、だれかを傷付けるつもりもなかった」 と産経新聞の記者に語ったとありました。 だったら、あんなタイトル付けるな‥と思いましたけどね。 いずこに限らず、記者さんのやりたい放題。 私達はその奥の真実を見極めるトレーニングをしませんと。