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神谷ちづ子・ついつい・一言

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2019年08月の記事

全6件 (6件中 1-6件目)

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韓国のTVニュースを覗いてみると・・。

毎朝、BSの海外ニュースをチェックしているんですが、今朝の韓国のニュースでは、アメリカ国防省高官が、韓日の問題に言及した・・ことを報道していました。 GSOMIA破棄に関して「善処を求める」と発言した、というニュースですが、韓国語じゃ、当然、分からないので、通訳版を聞くわけです。するとNHKの通訳はしきりに「韓日の誤った認識を」とか、「韓日のGSOMIA破棄は」とか「韓日がGSOMIAに戻ることを求める」・・といかにも両国に対して懸念している、といった雰囲気に訳している。主語がいつも「韓日」となっている。アメリカの立場を考えれば「日韓双方、協議して」とか「日韓の関係修復を」ぐらいは言うかもしれない。でも、日本はGSOMIA破棄なんて、言ったことも、やろうとしたこともないのだから、いくらなんでも「韓日のGSOMIA破棄は・・」とは言わんでしょう。なんか、このニュースおかしいよね、と思いつつ、日本のニュースを見れば、やっぱり、「アメリカ・シュライバー国防次官補は「韓国に即座にGSOMIAに戻るよう求める」と述べた」。「北東アジアが直面する安全保障の難題について、文在寅政権は重大な誤った認識を持っている」と批判した・・となっている。これ、NHKの通訳が、ことさら、「韓日」と訳したのでしょうか。それとも、韓国ではこんな風に「韓国に」を「韓日に」と少し言葉を変えて、報道しているんでしょうか。韓国語が分からないので、その辺は分からないですが、報道ってこういう風に、ほんの少し言葉を変えるだけでいくらでも違った印象に、誘導できるんですよね。メディアの偏向の手法を、目の当たりにしたなぁ・・と思った次第で。それにしても、政治家が言葉を少し変えて事実を歪曲する。それをさらにメディアが、都合のいいように変えていく。世の中って、とんでもない風に動いているんですよね。油断も隙もありゃしない。

2019.08.29

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文大統領はこのまま突っ走る？

韓国の文在寅政権が、GSOMIA破棄を表明。理由が「日本がこちらの協議要請を無視した、信頼できない」からだという。防衛だの安全保障には全くの素人の私ですら「どうしちゃったの」と余りの愚かな行動に唖然、驚愕、びっくりポン（古い）ですけれど、ある人が「文政権と過去の日本の民主党政権との類似は明白で、文在寅氏の言動も鳩山由紀夫氏や菅直人氏に非常に良く似ている」と評論していました。なるほど、とは思うものの、私は、ふと、戦前、世界大戦に突入するときの日本って、こんな空気だったのではないか　と寒気を感じてしまいましたよ。目先の利益や沽券や権力争いのために国策を決定する権力者と、それに気付かず（気付いたとしても黙するしかなく）、そうだそうだと煽るメディアとその空気にまんまと乗っかる国民と。今の韓国って、危う過ぎる。ただ、韓国が一番悪意あるいは敵意を表し標的にするのが日本である以上、とにかく、関わらないよう距離を置く・・それしかないのじゃないですかね。日韓併合なんてことをしなければ、日本はもっと、気楽な部外者でいられたのに・・と思いますし。ただ傍から見ていかに愚挙だとしても、文大統領は以前から GSOMIA破棄を公約にしていたそうですし、あれだけ金氏にコケにされても、どんなに愚かな選択に見えても、彼が一番思い描いている理想が、米軍撤退と、南北統一だとしたら、韓国は当分このまま、突っ走るのでしょう。その文氏を、国挙げて拍手喝采で選んだのが韓国の国民で、大統領制というのは、本当に優秀なリーダーが出て来るなら有効だけれど、そうでないと、危うい制度だと思いますね。そして、「本当に優秀なリーダー」なんて、ほぼ出て来やしないし、民衆ってのは、簡単にパフォーマンスに騙される生き物ですからねぇ。私達日本人も他国のことは言えません。日韓がこんな状態になり、米中関係もややこしくなって、北朝鮮はバンバンミサイルを撃つし、ロシアまでミサイル撃ち始め、トランプ大統領は選挙のことしか頭になくて・・とてもいやな感じです。今後、どう転んで、どう動くか、今や、分かる人なんかいない状態なのでしょうけれど、せめて私達だけでも、正しく冷静に客観的に、世界を見張って行きませんと。見張っているだけじゃあ、どうしようもないのではありますが・・。　

2019.08.25

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「ガラケー女」って蔑称みたいな気がするが。

お盆休み後半のテレビの話題を独占していた煽り運転殴打事件。そのご当人・宮崎文夫容疑者が逮捕され、一段落でしょうか。煽り運転って、ほんと怖くて、私は出来るだけ追い越し車線を走らないようにしています。でも、そうやって気を付けてもいつ何時、変な輩に絡まれるか分からない。大事故に繋がりかねないことですから、高齢者の運転にあれこれ言う前に、まず、こっちを厳しく規制して欲しいものですよね～。今回のあおり運転騒動は、ドライブレコーダーの鮮明な映像が残っていたことで、逮捕された宮崎某の身勝手さ・凶暴性と、一緒にいた女の奇妙さが、より一層、世間の注目を浴びた印象です。キーワードは「ガラケー女」「51歳」「インスタグラム」でしょうか。宮崎と一緒にいた女が、乱暴を止めるどころか、率先してケータイ掲げて撮影したり、横で囃し立てたりした。その態度も異常でしたが、世間がより注目したのは彼女が使用していたのがガラケーで、一躍「ガラケー女」と注目を浴びるようになったわけです。モザイクが掛かっていた彼女が逮捕され、年齢と名前と顔が公表されると、え　51歳だったの　と世間はまた、どよめいたのでした。また、宮崎が、車や自分が食べた料理を毎日、熱心にインスタグラムで発信していたことも、彼の人となりが分かる、行動が分かる、ということで、注目を浴びているようです。私としては「こういう人もインスタグラムやるんだぁ～」というまずは、驚きですかね。インスタグラムなんて、芸能人の自己アピールか、若い女の子が「私、イケてますでしょ」アピールに使っているのかと思っていましたが、43歳の仮にも事業主である人間も、やっているんだぁ・・という驚き。食べたその辺のラーメン、社会に発信して、何が嬉しいんかい・・って感じ。それだけ子供っぽい方なんでしょう。それよりも印象強いのは「ガラケー女」ですかね。そこが注目を集める、ということは、世間的に「いまだにガラケー使っているヤツがいるんだぁ」という意識がある、ということでありましょう。「時代遅れ」の「珍しいオバサン」という。しかし・・私も2年前、ガラケーが完全に壊れて、スマホにしましたが、ガラケーでも不自由ではなかったよなぁ、と思うし、スマホにない、ガラケーの良さって、あるよな・・ともまだ思っていて、「ガラケー女」という蔑称はガラケーをいまだ愛する層に対して、差別用語じゃないか、と思うわけです。世の中、スマホ一辺倒になって来ていて、先日もチームラボのチケットをネットで購入したのですが、チケットはQRコードで送られてきて、これ、スマホじゃないと、使えないじゃん・・と戸惑ったものでした。私はたまたまスマホ使用だから、パソコンに届いたそのQRコードチケットをスマホでも受け、無事、入場できましたが、パソコンで購入して、でもガラケーの人は、あるいは、ケータイなんて所有しない人は、どうやってそのチケットを使うんだろ・・と他人事ながら心配になったもので。世の中「スマホ所持が当たり前」という風潮になりつつますが、ちょっと待て～・・でありますまいか。もうひとつ気になったのは、その宮崎の女が「51歳」だったことが世間を驚かせていることでしょうか。驚きの一つは「51歳という、分別があって当然の年齢なのに、宮崎を止めるどころか、一緒になって恫喝していた」ですが、もう一つは「へぇ、43歳の金もある、高級車大好き狂暴男が、 51歳の、なんとも冴えない完璧ただのオバサンを相手にするんだぁ～」という、あまり口にはしないけれど・・の驚きですかね。もしかして二人の間に、深い愛情物語があったかもしれないのに、世間は51歳の女性をそんな風にみている。ま、そうなんでしょうけれど。そう言われないためにも、私ら、逮捕されて連行されるときも、髪はちゃんと梳かして、身ぎれいにしておきましょ・・とニュースを見ながら反省したものです。どんな事件も教訓に満ちています。

2019.08.19

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玉川徹氏が過激な発言を通せるわけ

最近のTV朝日『モーニングショー』は、見境がなくなったというのか。どうしちゃったの　と呆れる位、取り繕いもせず、一方的な主張発信に走っている・・という印象です。あいちトリエンナーレのトラブルについても、あれは検閲だ　河村市長は憲法を学び直すべきだ　表現の自由が侵害されている　河村市長はテロに屈する暇に市井の自由を守るべきだ・・一辺倒でしたものね。天皇の写真を燃やす映像については触れもしないで。そもそも、脅迫電話に屈した形で取りやめにしたのは大村知事だろうに。今朝も、昨日と同じように、ネチネチと韓国での不買運動あれこれを取り上げ、「このままだと大変なことになる」「日本は折れるべき」と呷っていましたね。解説に立った辺真一氏は、他の番組ではまだ、バランスある発言をしているんですが、この番組に来ると、俄然、過激な主張になる。その上、コメンテイター諸氏が、この番組は全て、強烈な左派の方々ばかりで、かつ、テレビ朝日社員の玉川某氏が（腹立たしいのでフルネームを書く気にならない）、毎日毎日、出演して、生半可な知識だけで、感情的で一方的な意見を口を極めていうものだから、とてつもなく、偏った主張の番組になるわけです。昨日も辺氏が「韓国と比べて日本は言論の自由すらない」とさんざん、あることないこと並べ、「日本は、一刀両断で芸術展を取りやめにするくらいですから」と言ってましたね。韓国では、「日本擁護の本も出版されている」と。出演者やプロディーサーに媚びたんでしょうが、なんかね。あまりに客観性に欠けた視点で、私はびっくりでした。いいのか、こういうのを公共の電波に乗せちゃって。仮に日本に言論の自由がなかったら、この番組なんかとっくに消えていると思うけど・・。おそらく批判はたくさん寄せられていると思うんです。だったら何故、モーニングショーが、堂々と以前にも増して、一方的な主張をかなりきつい言葉を使わせて（玉川某なんて、ネトウヨがとクソミソに言っている）言わせているかと言うと、視聴率が高いからなのでしょう。どうやら、この時間帯のワイドショーの中で、テレビ朝日のこの番組がいつもトップの視聴率なんだそうです。視聴者の多くは、腹立たしいと思っても、違うだろ、と思っても、怖い物見たさと言うか、やっぱり、政治問題・社会問題に触れたいから、この番組にチャンネルを合わせてしまう。番宣みたいなコーナーや、動物園のアライグマがどうだのこうだのより、まあ、刺激的ではありまからね。玉川氏を毎回、出演させるのも、彼の過激な発言が、それが正しいか正しくないには目を瞑って、刺激的でだから視聴率に繋がっている、と上層部が見ているからなんでしょう。左側の意見の視聴者は、「よく、言った」と拍手喝さいだろうし、右側の意見の視聴者は「けしからん」と思いつつ、気になって観てしまうし。コメンテイターも、解説者も、こういう発言をした方が、また番組に呼ばれる・・としっかり計算しているわけです。だから制作側に気に入られる発言に少しずつ主張をずらしていく。知り合いに以前よく、コメンテイターとしてこの手の番組に出ていた人がいるんですが、「テレビに出るとどんどんお金が入って来る」と言ってましたっけ。そういう現実があるのでしょう。そりゃあ、人間、有名になってお金が入ってくる方がいいに決まっていますもんね。少し言葉を変えるなんて、簡単なこと。「韓国は感情的になり過ぎ」というべきところを「お互い、感情的にならずに」と言えばいいし、「表現の自由を言う以前にやっちゃいけないことがある」ではなく「表現の自由はやはり守らないと」とそこで止めればいいわけだし。で、最後に「じっくり話し合ってもらいたいです」「大人になって」「解決に向かって欲しい」とまとめて小さくため息をつけばいい。その辺をうまく時間内に収められるコメンテイターが、次回もお呼びがかかり、制作側の意図と違うことを口にする人は、次々消えていく。かくして、テレビの中は、毎度の顔が、中身のない空虚なきれいごとを繰り返すだけ・・となる。その中で、あの玉川氏の毒は、一種の刺激なんでしょうね。ご当人も、その辺、心得て、発言しているのだと思いますね。しかし、ほんのかすかにではありますが、世の中の捉え方が変って来ているような気がします。テレビ批判も増えてきているし、コメンテイター発言をそのまま受け取る人も減って来た。それは、例えばネットのコメント欄などを見ると分かります。テレビ局も、このままじゃあ、視聴者に見捨てられる・・という危機感を持たないと、手遅れになるのにねぇ。でも、当分は、目先の視聴率優先主義で行くんでしょうけれど。

2019.08.14

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表現の不自由展中止は、もしかして目論み通り？

『あいちトリエンナーレ2019』の中の企画展「表現の不自由展・その後」に、慰安婦問題を象徴する少女像や、昭和天皇の写真を燃やす映像などが展示され、抗議や脅迫のファクスが殺到したとして３日限りで展示中止となった件。よくもまあ、この微妙な時期にあの「少女像」を芸術作品として展示するなぁ・・と呆れるを通り越してその非常識さに言葉も出ないし、昭和天皇の写真を燃やす映像は、最後は灰になったそれを踏みつけるものらしく、これが天皇でなく一介の庶民でも、人権問題の範疇だろうと思うし。でも、朝日系のワイドショーは鬼の首を取ったように「表現の自由が侵された」と大騒ぎするんだろうな・・と見てましたら、案の定、今朝も、テレビ朝日の「モーニングショー」でやってましたね。出演者全員が、バリバリの左系の方々のようで、あまりの偏った意見に気分が悪くなって、冒頭だけ見てチャンネル替えちゃいましたが、例によって玉川某氏は、「先進国として恥ずかしい。その一言に尽きます」と怒ってみせ、「作品自体より背景にあるもの含めて芸術的価値を求めるのもしれないが、背景とか別にしての芸術的価値というものがあると思う」と訳の分かんない理屈を述べ、ピカソのゲルニカを引き合いに出し、ドイツ人も芸術的価値を認めており、とつまり、「欧米」では、「人々はちゃんと芸術を容認している」という意図の発言をしていたらしい。ゲルニカとあの少女像を並べるな　と思うけど。不思議なんですが、桜田大臣の「がっかりした」発言や「子供を産む器械」発言には「許せない発言」だと総攻撃する人たちと、こういう場合に「表現の自由」「言論の自由」を守れという人達は、重なっていたりするんですよね。皇室は、国家の象徴であり大勢の日本人の心のよりどころであるわけですから、敢えて貶めるようなものを「芸術」と称して見せつけられたら、日本人として不愉快になるのは当然ですし、これが天皇の写真でなくても、気分のいいものではない。これだけ慰安婦問題で日本が不当に叩かれている中で、少女像を「芸術作品」としてわざわざ、公費を使った日本の芸術展で陳列されたら、大勢の人が心を痛め反発することも当然で、その辺は優に想像できたでしょうに。つまり、そこが企画意図だったとすると分かりやすいわけです。ああいった物を「表現の不自由展」に展示する。必ず抗議や反発が来て一騒動起こり、注目を浴びる。展示会中止にまで進むと見越していたか、その辺は分かりませんが、例え中止になったとしても、むしろ面白いと考えていたのではないか。沈痛な顔で「表現の自由が権力によって押しつぶされて、残念です」と言えばいい。うまくすれば、あいちトリエンナーレは全国的に有名になり、観客動員数も大アップ、ご自分達も一躍、時のヒーローに躍り出られる・・と。上っ面の正義大好き・ワイドショーは「表現の自由」を守らなければいならん・・といつものきれいごとを並べられる。大炎上して、保守系言論人や政治家のクビでも取れれば、一石二鳥韓国ではきっと「ほらみろ、日本は芸術作品を権力が押しつぶす！」とまた盛り上がる。それがうまく国際的に広まれば、世界中で「愚かな日本」のレッテル貼りが出来る。津田大介氏が、そこまで考えたのか、芸術監督に彼を採用した人達が、そういう現象まで期待したのか、その詳細は分かりませんが、ともかく、意図通りに大騒ぎになり、玉川某なんかが嬉々として芸術論をぶち、大村知事は、ここぞとばかり河村市長を「憲法違反だ」と批判して久しぶりにメディアの注目を集められ、韓国では案の定「日本に表現の自由はない」と騒ぎだしている。腹の中では「してやったり」なのかもしれません。「ヘイトみたいなもので芸術祭自体が潰されてしまうのは恥ずべきことと思います」と玉川氏は述べたそうです。それはそうです。でも、それを言うなら「ヘイトに通じる作品を公に展示するのは恥ずべきこと」とも言えるのではないか。私達は彼らの言葉のすり替えに敏感になりませんと。

2019.08.07

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障碍をお持ちでも国会議員であるなら意見を言って行こう

なんとなくモヤモヤ感がぬぐえない。参院選が終わって、れいわ新選組から立候補した重度身体障害者の舩後靖彦氏と木村英子氏が、比例の特別枠で参院議員となられた。それはいい。障害を持つ方が国会議員になることは、当然あっていいのです。国会は、早速議場の一部を改装工事し、お二人が議会に臨めるように改装した。それも当然のことだと思います。お二人は次に、議員の職に就くことで法律上、公的補助の適用外とされる「重度訪問介護」の費用をなんとかして欲しいと要請された。つまり今は24時間態勢の介助サービスを受けているわけだけれど、議員として活動を始めると現在の制度では、「就労」は公費によるサービスの対象外となっていて、自己負担となるからです。そしてそれは、特例的に受け入れられ、当面は参院が支払う・・ことになったらしい。このあたりから、なんとなく世の中がモヤモヤとしてきたわけです。さらに木村氏は障害者の介護費用をすべて国が負担する制度改正を求め、それが決まらない場合は国会にいかない・・てな態度も見せられた。初登院の日、お二人が登院するのかどうか話題にもなった。木村英子議員が主張する「多くの働きたい障害者が、働きやすいように障害者が働いている間も公費によるサービスを受けられるようにしてほしい」という主張はもっともで、今後議論を進めて制度改革を進める機会だろうとは思いますが、それは仮にも国会議員であるならば、手続きを経て進めるべきではないか、登院しないとニュースにして、アピールする姿勢と、それに乗じていい人ぶるテレビの人達に、やっぱりモヤモヤする。今の世の中、障害をお持ちの方への批判はできない風潮になっています。特にお二人のような重度の方に対しては、絶対できない。子持ちの議員さんが公用車で保育園に子供を連れて行ったというだけで、大騒ぎするマスコミも世間も、安倍総理が持病による腹痛で何度もトイレに行く、というだけで、総理失格だ、とはやし立てた政治家もマスコミも、お二人に対しては、何にもいえないし言えない。すでにお二人は国会議員と言う権力者であるのに、障害をお持ちだ、ということで、何も言えない。参院が負担する、お二人の介助サービスが、いくらになるのか、という数字もどこからも出ない。かろうじて維新の松井代表が「参院議員は個人事業主だ。国会議員になった瞬間に公的補助で優遇されるのはおかしい」と発言し、橋下さんも「福祉とは、障害のあるなしにかかわらず、所得のある人が支える側に回ること。国会議員の年2200万円の報酬、その他文通費年1200万円や政党交付金年5000万円の収入を考えれば、障害があっても国会議員であれば支える側に回ってもらうしかない。それが所得の再分配、格差の是正の基本原則。」とツィートしていますが、テレビのコメンテイターは口を揃えて木村議員、船後議員擁護だし、いつの間にか、山本太郎氏が弱者の救世主みたいな扱いになっている。批判しているわけではないですよ。ただ、なんとなくモヤモヤが抜けない。なんというか、偽善と建前とそれを利用する勢力を目にしながら、でも、何にもいえないわよねぇ・・というモヤモヤ感。ただ、お二人が介護費用を公費で賄って欲しい、と願う事情は分かるところがあります。私の友人の96歳の父親が認知症なんです。彼女は仕事をしながら、本当によく介護を続けてきたのですが、いよいよ重症になって、でも施設入居はどうしてもいやがるので、二十四時間の介護サービスを委託したのです。家を改装して、介護人の休憩室も作って、4交代制で24時間。夜中、歩き回ったりもするので24時間誰かが見守る必要がある。一か月、300万円になるそうです。1年だと3600万円！幸い、彼女のお父さんは資産家で、その費用は賄えるのですが、 24時間介護と言うのは、それだけ労力も費用も掛かるものなんですね。きっと国会議員の高額なお給料でも、赤字になるのではないか木村さんや船後さんは、24時間態勢の公的介助サービスを受けられる分、まだ、恵まれていらした（こういう言い方は変ですが）わけですが、世の中には、公的補助も受けられず、家族で全部、その300万円分の労力と精神的負担を担っているケースが、きっと、ものすごくたくさんあるのだろうな・・とも想像するわけです。仮に、お二人とれいわが主張するように、公的負担の範囲を広げて行ったら、それこそ膨大な額になって、国はやっていけないのだろうな・・という現実も想像する。どの番組のなんというコメンテイターか忘れましたが、「れいわが支持を得たのは、お二人の姿に感銘して、ぜひ活躍して欲しい、と思う人達が大勢いた、ということですから」と解説している人がいました。現実はそういう経緯ではないことは、分かっていながら、我先にきれいごとを口にして、いい人ぶる人ばかりになっている。国会議員である以上、多々特権を持つ権力者ですよ。その権力者に何も言えない世の中・・。なんとも言い難いモヤモヤ感を持て余しているんですけどね。

2019.08.02

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