小泉進次郎大臣、浮かれちゃってません?
小泉進次郎氏が注目を浴びています。 なにしろ、滝川クリステルさんとの電撃結婚を官邸前で発表し、 その上、すでにクリステルさんのお腹の中にはお二人のお子さんがいるという。 なんだい、子供が出来ちゃったんで、慌てて結婚かよ と大勢の人が思っただろうし、 その後、小泉氏が、女子アナとの合コン好きだった、というのもバレちゃって、 私なんぞは、なあんだ、チャラい男だったんだ・・とがっかりしたものでしたが、 不思議と彼らの結婚は、「美男美女の素晴らしいカップル」 「将来の総理大臣とファーストレディ」と持ち上げられたのでした。 そして続けて大臣就任。これも「史上三番目の若き大臣」 「若い発信力に期待」と拍手喝采でメディアに受け止められたのでした。 若くして大臣になる人って、みんな、親が大物政治家だった、 つまり世襲でコネありの「特別扱い」議員さんばかりじゃん・・ とは誰も言わず、小泉大臣が福島を訪れれば、「行動派だ」と持ち上げ、 千葉を訪れれば、すぐに報道され(他の大臣も行っただろうに)。 そして国連で英語で演説した・・とまたまたニュースです。 持ち上げられる一方、残念ながら小泉氏の発言は、スベリ気味です。 安易に「育休を取る」「(首相が子供を議会に連れて来た)NZのように日本もなればいい」と言ってみたり、 福一の処理水については、「福島に寄りそう」とかっこつけて前任者の発言を批難し、 でも、処理水をじゃあ、どうするか・・の解決策には「所管外」だと逃げてしまう。 これまでにない環境政策といいながら、すでに決まっている 「ポリ袋の有料化」しか具体的な政策は言えず、 で、今回国連では「from today, we're different!」と胸を張り、 「これからは違います、日本はリーダーシップを発揮します」と あたかも「私が大臣になった以上、日本は素晴らしくなります」と言いたげに 世界に向かってアピールし、気候変動の問題は「fun でcool でsexyでやっていく」 と、なんだか得意そうな顔で大見得切ったのでした。 小泉さん、ちょっと浮かれているよね。 まあ、38歳の若者が、大物美人女子アナをゲットし、凄いカップルだと憧れられ、 未来の総理大臣だと騒がれ、環境大臣に就任し、行くとこ行くとこ、 メディアが追いかけてきて、やることなすことニュースになる。 そりゃあ、「俺って、やっぱ、特別」といい気になるのも当然でしょうが。 以前の小泉氏は、そこをかなり慎重に、得意を見せないように やってきたような気がするのですが、さすがに最近は脇が甘いというか、 鼻の穴の膨らみや、目つきや発言に、「得意」が見えてしまっている。 ついついあの田中真紀子さんや小池百合子女史の人気絶頂時代を思い出してしまったり。 あるいは「僕を総理大臣にする気があるなら」なんぞと放言して、 一挙に、世間の顰蹙を買って転げ落ちた東国原元知事を思い出したり。 人間って、いい気になると必ず、堕ちますからね。 小泉さん、要注意ですよ~・・と言ってあげたい気持ちです。 損得を計算せず、驕らず、地道に誠実にコツコツと。 政治家さんには難しいかなぁ。