コロナとの付き合い方を見直す時期では?
新型コロナの感染者数が、激増しているのだと言う。東京都の感染者も28日、過去最高の3177人を記録したのだとか。 緊急事態宣言下で増大しているのだから、飲食店のお酒提供禁止や、営業時間短縮の政策が、功をなしていない、ということになります。 とにかくメディアと医師会は「大変だ~、大変だ~」と言いたいわけで、感染者数だけに注視していますが、しかし、28日の全国でのコロナによる死者数は8人なんですよね。 重症者数、死者数の推移を見ても、重症者数は若干増加の傾向で、28日現在全国で522人ですが、死者数は、5月ころから比べても確実に減っている。年間130万人が亡くなる日本で(1日平均3560人)、8人ですよ。 ロックダウンを止め、行動の規制緩和をしたイギリスで、目下、感染者数は激増しています。でも、死者数をみると、ずっと「0」が続いている。 ワクチン効果なのか、最早確実に「罹ったら亡くなる死病」ではなくなっている傾向になっているわけです。もちろん現場のお医者さまや、感染症の専門家は「重症化したら大変な病気」「このままだと医療崩壊」と心配しているのでしょうけれど、俯瞰してみると、「フェーズが変わってきている」というのでしょうか、コロナに対する向かい方を、見直す段階に来ているのではないか 実際、シンガポールでは「流行り風邪」扱いにすることに決めたそうですし。 ウォーキングをしていて、西武線の「特急・秩父号」を見ることが多いんです。窓が広くて、座席がお洒落で、秩父って、そう特別メジャーな観光地ではないですが、「こんなのに乗って行ってみたいな」とつい思ってしまう。 その秩父号、ずっとガラガラが続いていたんですね。上りも下りも。ところがこの緊急事態宣言下で、感染者数が激増しているといわれる最近、人がいっぱいなんですよ。ほぼ満席。夏休みが始まって、秩父方面に旅行する人が増えているのでしょう。旅館の空きをみても「どこが業界の衰退なのよ」と思うぐらい、満室だらけ。 スーパーも人で溢れているし、若者はマスク顎にずらして、仲間とつるんでいる。無観客にしたところで、オリンピックが始まれば人々は、どこからか湧いてきてますしね。 これを「気の緩み」だと怒る人もいますが、1年半以上コロナと関わって来て、人々は、コロナとどう接して行けばいいのか、感覚的に分かってきているのではないですかね。政府や自治体やメディアの姿勢とは、裏腹に。 東京近県3県も、緊急事態宣言の要請をするそうです。しかし、それによって、これ以上なにを規制するつもりなのか イギリス、シンガポールを見習え、とまでは言わないけれど、抜本的に、対コロナ姿勢を見直すべき時期ではないか。例えば、ワクチン義務化とか、国挙げて治療薬開発に力を注ぐとか。 ともかく、今のままではいけない。そこだけは、確かなような気がするのですが。