国立競技場を見学しました!
あまりにたくさんのことが起こり過ぎて、はるか昔の出来事のような気がしますが・・。 2020東京オリンピック。そのメイン会場である国立競技場見学に行ってきました。 多くの方はご存知ないでしょうし、私も知らなかったのですが、国立競技場はオリンピック・パラリンピック競技大会終了後、この3月末まで原状回復の工事が行われていたんですね。 その間はイベント等にも使用できなかったのですが、工事の休工日、日曜にだけ、内部見学会が開催されていたんです。 その最終日27日(日)に、ギリギリセーフで見学できた、というわけで。しかし、見学するにも大変で、まず、予約しなくちゃならない。人数も見学時間も限られているようで、予約するにもかなり厳格で、幹事さんは大変だったようです。飲食は禁止、滞在は1時間以内で、とも書かれていて、なんとなく窮屈な、あるいは「お役所っぽい?」印象。 当日、しっかりチェックを受け、エレベーターで4階へ。そこからフィールドを見られます。わずかですが、観客席も解放されていて、座って「ああ、観戦するとこんな感じなのね」と実感も出来ます。確かに、木材を多用した曲線美は素晴らしく、広い競技場に、感動もします。トラック中央の芝生は青々として、手入れの良さも覗えます。 ロビーには、表彰台の見本や、実際使うハードルやスタート台やらが置いてあって、「表彰台に上るのも結構、大変なのね」とか、「ハードル、高すぎ、足が届かないじゃん」とか、選手たちの凄さも感じ取れます。 「こんな芝生が使われています」と芝生の見本も展示されていて、「本当だ、あの青々としているのは人工芝じゃないんだ」と驚いたりもします。 しかし、見学+体験できるのはそれだけ。入場料、1000円ですよ「え! これで終わり」「見学できるのはこれだけ」「1000円高すぎだろ」というのが、我々シニア達の共通した感想でありました。 素晴らしいトラックに立ってみたかった。出来れば、ちょこっとだけでも走ってみたかった。IOC貴族たちが使ったという、貴賓席も覗いてみたかった。選手たちの控室もどんなものか、見てみたかった・・。 たくさんの「残念」な思いを引きずりながら、20分も経たないうちに、見る物もやることも無くなってしまって、再びエレベーターで1階に下り、ゾロゾロと引き上げてきたのです。なあんか、残念 せっかく建てた競技場を、途中で作り直したりして、凄まじく無駄金使った競技場を、無観客でしかオリ・パラ開催できなかった競技場を、今後も、維持費で赤字が続くらしい競技場を、もう少し、人々に開放して、愛される場所にすればいいのにね~。 ・・と思いつつ、その日は四谷近辺で花見をして帰路についたのでありました。今年の桜は、どこか弱々しく寂しげなような。桜も、世の中の空気を感じ取るのでしょうか。