感染対策はどこまで緩められるのか
WHOが、新型コロナウイルスワクチンの接種指針を改定したとのこと。それによると、高齢者・重い併存疾患がある成人・免疫不全の人・妊婦・医療従事者は、6か月から12か月ごとの定期接種を推奨するものの、健康な成人は、1回の追加接種は推奨するが、2回目以降は、公衆衛生上の効果が比較的低いとして、「推奨しない」としたとのこと。 おいおい じゃないですか。周辺の「定義的には高齢者なんだけれど、自分では『健康な成人』と思っている」人々からは「5回も打っちゃったのに、いまさら何ということを」と怨嗟の声が上がっております。 ついこの間まで「3ヶ月ごとに」とまで言っていた厚労省なり、政府なり、専門家会議の方々は、なんらかの、声明を出すべきじゃないですかね。 3月13日からマスクが「個人の自由判断で」になって、私なんぞは、なるたけ、マスク無しでいたいのですが、世の中、なかなか、そうはならない。 「少なくともマスクをしていた方が、感染リスクが下がる」と信じている人が多いからなんでしょうね。もちろん「周りがマスクしているから」というのもあるんでしょうけど。 コロナ禍の間ずっと使用禁止だった都バスの運転席の後ろの席。今も引き続き使用禁止です。あそこに人が座ったところで、感染リスクが高くなるとは思えないし、混んだバスの中で、ここを開けておく意味があるのかですが、何故だか、当分は禁止を続けるらしい。 トイレのハンドドライヤーを使えるようにした店が、ようやく、チラホラ見られるようになりました。バンザーイです。これだって「感染対策の意味が無い」とずっと言われていたのにねぇ。 ビュフェの際の、手袋。入り口で消毒すれば十分じゃん・・と思ってましたが、先日行ったホテルの朝食では、ようやく、なくなっていました。これまた、バンザーイホテル側も、「無駄だよなぁ」と実は思っていたのではないか 最も難しいのが、アクリル板なんでしょうか。アクリル板会社は大もうけしたんでしょうけれど、実際、どれだけの感染予防効果があったものか空気感染であるなら、意味の無いものなんですけどね。 ともかく、私達はこの3年、さまざまな感染対策をやってきたわけです。科学的に効果のある対策も、ない対策も。皆、未知のウィルス相手に必死でしたからそれはそれでいいのだけれど、大分、真実が見えてきて、もう、withコロナでいきましょう、と決めた今、ここで、しっかり「科学的な見解」というのを、検証し、示したらどうなのか いつまでも中途半端なことや、意味の無いことをやっていても、しょうがないじゃないですか・・。 と私は思うのでありますが、いざ、専門家さん達に意見を聞けば、きっと「やっぱりマスクは外さず、黙食で、人とは距離を置いて」とかいうのでしょうねぇ。 一番、感染しない方法というのは、医療マスクを一日中付けて、誰とも話さず、近寄らず、朝からひっきりなしに消毒することでしょうから。 なんかねぇ、難しいです。