再度のテロ事件に対するメディアの責任
またまた起こった大物政治家を狙ったテロ事件。幸い今回は、狙われた岸田首相も怪我は無く、最小限の被害で済みましたが、メディアでは早速、「犯人の背景・動機追求」狂騒曲が始まっています。大谷翔平ネタを、これ以上引き延ばし出来ない中、うってつけの素材が転がり込んだという感じでしょうか。 現行犯逮捕された当人は、いまだ黙秘しているものの、年齢などを理由に昨年7月の参院選に立候補できなかったのは憲法違反だとして、国家賠償請求訴訟を神戸地裁に起こし、棄却され、判決を不服として大阪高裁に控訴していることが分かってきました。 その際、「既存政治家は統一教会の組織票で当選している」『国民の大半が反対していた安倍元首相の国葬を強行したのは民主主義への挑戦であり許されない』ということまで触れているそうで。 ほぼ、メディアが論じていたことの受け売り。どんだけ、メディアに彼が影響されたかが、分かるというものです。 安倍氏が銃撃された時、「テロは許されないが」「犯人が悪いのは当然ではあるものの」と、アリバイ作りのようにテロ反対の一言だけ添えて、「でも、彼は統一教会の被害者」で「統一教会と政治家の繋がりが問題」だと、メディアの空気は、自民党糾弾、安倍氏糾弾、山上某擁護に動こうとしていた。その事実は、どう言い訳しようと否定できないと思うのです。殺害されても尚、安倍批判・自民党批判をしたい勢力というのが確かにありました。 あの時、どんな理由でも、テロ行為は絶対許されないとメディアがきっぱり厳しく糾弾姿勢を見せていたら、今回の事件は、起こっただろうか木村隆二容疑者は、こんな事件をやらかそうと考えただろうか 今回の事件を招いた責任の一端は自分らにある、とワイドショーは大いに反省するべきだと思いますね。 それにしても、法律を勉強したわけでもなさそうな容疑者が、訴訟文を作り上げ、国家賠償請求訴訟を起こし棄却されると高裁に控訴までしている。家族と自宅で暮らす男の子なのに、爆弾の作り方を学び、実際作り、わざわざ漁港まで出掛けていく・・。裏でそそのかしているなにかしらの存在があるのではないか、と疑ってしまう。 安倍氏銃撃事件でも、なんだかすっきりしないことが多かったですが、今回も、なにか、引っかかるというか・・。どうなんだろう。