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TVのワイドショーの劣化が凄まじい。 以前から言われてきたことだけれど、最近の余りにものひどさに、 目を覆いたくなります。 一方で、新聞の衰退も、激しすぎないか 新聞協会の調べによると、2000年に5371万部だったのが、 2022年には、3085万部。半減ではないけれど、散々な曲線です。 このまま減少していくと15年先には、限りなくゼロに近づくのだとか。 特に若者の新聞離れが顕著なのでしょうね。 大学生へのアンケートでは、週に3回以上新聞を読んでいない学生が97%だったとか。 いくらなんでも・・という数字じゃないですか。 なのに当の新聞は、値上げしながら、ページ数は少なくなるばかり。 しかも半分ぐらいが広告で、記事もすでにネットで読んだものが大半。 いくつかのコラムしか読むところがない・・状態ですよ。 この物価高、そりゃあ、購読者も減るに決まっている。 どうして、魅力的な紙面にして読者を増やそうと思わないんだろ 新聞を読まない特に若い世代の最大の理由は、「ネットのニュースで十分」だからで、 例えば、学生146人に「ニュースを知るとき、どのメディアを最も利用しているか」 とのアンケートでは、「インターネット」が112人(77%)、 「テレビ」が32人(22%)。「新聞」と答えた学生はたった1人だったそうで。 ネットのニュースって、一見速くて、タダで、良さそうに見えるけれど、 ニュースサイトが一方的に選択したニュースしか、画面に出てこないんですよね。 そして見ている限り、サイトの方は、都合のいい記事だけ載せている、という傾向がある。 社会的に重要だからとか、知らせなきゃ・・じゃなくて、 アクセス数(PV数というんでしょうかね)が多くなりそうだからとか、 おそらく芸能事務所あたりから頼まれた記事とか。 TVでも、なんで毎日、毎日朝から晩まで大谷翔平ニュースなんだよ!と思うけど、 ネットじゃ、芸能人のお弁当だの夕飯のおかずだの、放映された番組の一部をそのまま書き出したのや、 年金5万円で素敵に暮らしていますよ記事だの、そんなのばっかし。 そりゃあ、あんたがそういう記事ばかり読むからだろ、と言われそうですけど、 読まなくたって、そんな記事ばかり発信している傾向は厳然とある。 つまり、ジャーナリストとしての立場じゃないんですよ、所詮。 しかも、記事の内容の浅いこと。間違いが多いこと。 アルバイトクラスの記者が書いた記事を、推敲もしないで出しているに違いない。 ネットニュースのメリットは確かにありますし、 有料サイトなら、もう少しまともなニュースに出会えるのかも知れないけれど、 さらっと見ている限り、「きちんと取材した記事」や「本当に知るべき記事」に出会えない。 ネットにはない記事との出会い、というのが新聞にはあったはず。 専門家がきちんと解説した論文とか。 センセーショナルではないけれど、知っておきたいニュースとか。 新聞の価値をもっと前面に押し出せば、 生き残る道は、まだまだあると思うのだけれど。 かつての新聞大好き派。 今も希望を捨てたくない派としては、 投げ出さず、頑張ってもらいたいとしみじみ思います。
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Last updated
2023.04.13 11:41:51
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