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『女性の品格』の著者である坂東眞理子さんを訪ねてきました。 4月に刊行した『終活シェアハウス』の帯に推薦文をいただいた、 そのお礼に、編集者と職場の昭和女子大学へ出向いたのでした。 現在77歳で、現役バリバリの昭和女子大学総長。 広い総長室にはブリスベン総領事時代の写真や、 ヒラリー・クリントンと並んで写っている写真などが飾られて、 栄光の数々といいましょうか、それだけでひるみそうになるのですが、 坂東さんはいたって気さくに、我々を中に入れてくださいました。 ちょうどご著書の「70歳のたしなみ」の文庫が出る時だったようで、 編集者が持参した出来たての文庫本の1冊にサラサラとサインをされて、 私に「はい」とくださったのです。 『終活シェアハウス』が出た際、編集者経由でお礼状を渡してもらった際も、 すぐに直筆の「お礼状のお礼状」が我が家に届き、恐縮したものですが、 やること全て、素早く気が利いている。 300万部売れたという『女性の品格』以外にも、著書は山ほどあって、 つい「お忙しいのにいつお書きになるのですか」と聞きましたら、 「皆さんがゴルフやっている間に書くんですよ~」とやや皮肉を込めておっしゃり、 ゴルフ好きの編集者も、下手っぴいゴルファーの私も、思わず首をすくめたものでした。 家に帰って、いただいた『70歳のたしなみ』を早速読みました。 やたらグサリと刺さったのが、 収録されている内館牧子さんとの対談のお二人の言葉。 「無理して頑張らずにありのままの自分を貫きましょうという発想は、 単なる居直りだと思います」 「自分に手をかけずに外見を放りっぱなしにするのは、 自分自身を放棄することなんですよね」・・と。 そう、お会いした坂東さんは、おしゃれで颯爽としていて、 77歳の坂東さんに、若いはずの私は完全に負けていた。 そういえば最近、化粧もサボりがちだし、服装に構わなくなったし・・ と大いに反省し、それで久しぶりデパートに行きました。 なにか、若作り過ぎもせず、似合って垢抜けて、そうお高くない服を新調しよう ない 寄ってくる店員さんを交わし、交わし、あれこれ散々見たけれど、 買いたくなる服に出会わないし、そもそも似合う服がない。 結局手ぶらで帰ってきた私。 坂東さんや内舘さんの提言は貴重だけれど、 現実のこの世代のフツーの女に、 すっとなじむ服は、なかなかないのよ・・ということを、 お二人に捧げたいとの結論に達したわけですが、 「努力が足りない」と言われるだけでありましょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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