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最近よく目にするネット記事に、 シングル高齢女性の節約術・・みたいなのがあります。 節約しながらでも、センスのいい充実した生活を送れてますよ~・・的な。 で、さまざまな節約術を紹介していたりするんですが、どうにも納得できないのが、 「まな板を捨てて、牛乳パックの裏をまな板代わりに使ってま~す」とかいうやつ。 料理をする際、まな板というのは重要で、使い勝手、包丁の当たり具合の違いで、 料理の出来も、料理する側の意欲まで違ってくるというのに、牛乳パックの裏 しかも断捨離でまな板を捨ててまで・・理解出来ん・・と苛立っておりました。 先日のこと。久しぶりにデパートの日用品売り場をうろついて、 まな板の展示即売会に出くわしたのです。 福井のまな板屋さんが、毎年1回、やっているそうで、 つい、立ち止まってしまった。 もう10年は使用している我が家のまな板は、 木屋の檜製ですが、バーゲン品の安物です。 それでも大事に使っていましたが、あちこちヒビが入り、薄汚れてしまっている。 表面もゆがんできて、ネギなんか刻むと、ちゃんと切れずに繋がってくれたりする。 イヤだなぁ・・とずっと気にしていたものだから、つい立ち止まってしまったわけです。 イチョウの専門店だそうで、オジサン曰く、イチョウの木は適度に柔らかく、 弾力・復元力にも優れていて、よってイチョウのまな板は、 刃当たりが良く、大切な包丁の刃を傷めない。 さらに傷が残りにくく、適度な油分があるため乾きが早く、汚れもつきにくいのだそうです。 天然の抗菌力も備えているため、カビが生えにくい特徴もあるのだとか。 まあ、売る側はそう言うわよねぇ、とそれでもお値段をチェックしてみたら、 高級「赤太」だと3万円もするのもある えこんなに高いんですか・・と後ずさりしたら、 そりゃあ、厳選した一枚板だし、山奥の樹齢の高い銀杏の木の、 真ん中のいい部分を使うのだから、と。 「赤太」(赤い材質)でなく「白太」で木目が揃ってないのだと、もう少し安くなる。 それだってまな板の良さに変わりはない、お買い得だよ・・とグイグイ押してくるんですね。 それでとうとう、勝ってしまったのでした。 「特価価格」のシールが貼ってあるものですが、それでも9900円 まさに清水の舞台から飛び降りる気分でありますよ。 でも、毎日のことだし、料理は気分良くやりたいし。 かくして使い始めましたよ。 いい 確かにいい 包丁の当たりがとてもいい。柔らかく、かつ切りやすい。 表面はツルツルで、水はけよく、使い勝手がとてもいい。 まな板によって、こんなに違うものなの・・と感動すらする。 ただ、お手入れは結構面倒で、これまでは、毎日 ベランダで干して、直射日光を当てていたのですが、 一枚板のまな板は、直射日光に当ててはいけないのだそうで。 食洗機もダメ。熱湯を掛けてもいけない。 使い終ったら水で洗ってすぐに拭いて、立てておく。 いろいろ面倒。 私の寿命が終るまで使い続けようと思ってますが、 さあ、どうなりますやら。 なお、まな板一枚に9900円も支払ったことは、家族には内緒です。 え~・・と大袈裟に呆れるに決まっているから。 ま、ここに書いちゃいましたけどネ・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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