カテゴリ:カテゴリ未分類
ヘアコンテストのモデルをしている。
友達の美容師に頼まれて会場入りするが、手違いがあったか準備のメイク段階で別会場に連れて行かれる。そこはファッションショーの会場だった。 コレ着て下さい。 舞監らしき(絶対デザイナーではない)人にボリュームのある服を渡された。おいおい、頭このままかよ?と思ったが仕方がない。歩けるかなー…そう思いながらもたくそ服を着る。 モデルがわんさかいる中で、一人ぽつんとしていたが、なんだか見知った顔がチラホラ。話しかけようと思ったが、人混みと殺気だった雰囲気でどうにも近付けない。ショーが終ったら声を掛けようと諦める。大音量の音楽が鳴ると、舞監らしき人が唾を飛ばして、手を叩いて、檄を飛ばす。 はいはいはい~、皆今日は頑張って~!!最後迄気を抜かないで~!! 通常ファッションショーだと、花道が真ん中にどぉ~んとあって、そこを怖い顔して往復してくればいいんだけど、何故か審査員がめちゃくちゃ居て、審査員達が立ち並んで出来た細い通路をいちいちポージングして見せながら移動しなければならないようだ。なんだかめんどくさいショーみたい。 白い大きな襟のシャツに、ボタンがダブルで沢山ついたミニのトレンチを着て、膝丈のパンツを履いた私は、審査員の人の波に向かってどこかで見たようなポージングをし、ウォーキングをし、長い長いショーの通路を歩いて行った。私がポージングをする度にこそこそ声がスル。 ケンショー・アベみたいだね。 ケンショー・アベっぽくない? アベ・ケンショーの服真似たのかな? そう聞こえる。 改めて自分の着ている服を見た。 成る程ケンショー・アベ風な服に見える。 一通り歩き終ると、あの舞監が近付いて来た。 ありがとう、それ僕がデザインした服なンだ。モデルが体調崩しちゃってさ。 そういって、お礼にとバナナを一房くれた。 --------------------------------- Easy + Joy + Powerful = Yahoo! Bookmarks x Toolbar お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|