対ゴキブリ戦
それは唐突に始まった。ベランダで洗濯物を取り込もうとしたとき、ヤツは干してあったワイシャツの背中でうごめいていた。「かーんっ!」ヤツの発見と同時に戦いのゴングが鳴った。俺はおもむろに玄関に移動し、対ゴキブリ兵器「ゴキジェット」を装填。そして再び戦いの聖地ベランダへ。余裕なのか、ヤツは未だピンクのワイシャツの背中でじっと様子をうかがっている。「これはチャンス。動いていないヤツは止まった的と同じ(当たり前や…)」ヤツにむけてゴキジェットを噴霧しようとしたとき、神の声が聞こえた。『そこで発射すると、ヤツだけでなく、何の罪もない乾いたワイシャツやその他洗濯物も巻き込むことになるぞよ』さすが神!思慮深いぜ!ということで、ヤツを罪のないワイシャツから振り落とすことにした。俺の殺気を感じたのか、ヤツは動き出した。死角に入るためヤツはワイシャツのフロント方向へ移動した。「ん!すばやいっ!」一瞬動じたものの、すぐに落ち着き、俺は冷静かつ大胆にピンクのワイシャツを思い切り揺すった。死角へと移動中だったヤツは、揺すられたワイシャツからいとも簡単にぽろりとおちた。しかし、次の瞬間、それは起こった!!!ヤツの体が横に広がった。シャカシャカモードからフライトモードに変形!そう、ヤツは飛行能力を有しているのだ。「I can fly!」とでも言うかのごとく、横に広げた羽を羽ばたかせ、体の向きを変え俺に向かって飛行して来るではないか(ノ°ο°)ノ オオオオパニクル俺ヽ(°◇° )ノヽ( °◇°)ノ ウキャキャウキャキャヤツは見事に俺の腹部に着地!払う俺。背後に回るヤツ。パニクル俺(〇o〇;))))う゛えぇぇぇぇ変な声を出しながら部屋の中で暴れ回るジタバタo(+_+。)(。+_+)oジタバタ背後に回ったヤツこともあろうに俺の頭部にはい上がってきやがった!(〇o〇;))))う゛えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!ぱにくりマックス((bbb=(;o;)=ddd))ヌオオオッすかさず着ていたTシャツを脱ぎ捨てたっ!「ポトッ」その瞬間、恐怖と驚きは怒りに変わった ヌォーーーー(*`ε´*)ノ_彡☆バンバン!!ゴキジェットロックオン!!!!!うりゃ~( ▼▼)/鹵