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カテゴリ:雑記
自分の記憶全てにおいて自信の持てないミツル。ですこんにちは!
昨日のキイナ見た人いますか? その中にエリザベス・ロフタスという「認知科学者」(って言ったよね?!)が出てきたのですが ミツル。が好きな研究者のひとりです この研究をネタにお話を考えたこともあったりなかったりw 彼女の研究で最初に衝撃を受けたのは、目撃証言という実験でした その実験で、彼女は被験者(実験を受ける人)に、事故現場に遭遇したという前提で、 事故現場の写真を見てもらい、いくつか質問に答えてもらいました ・どんな事故でしたか? ・被害者はどんな感じでしたか? ・信号は何色でしたか? : などなど、実際に事故現場に居合わせたら聞かれるだろう質問に加えて ・車が○○したとき、どのくらいのスピードでしたか? という質問をします このとき、○○には、「激突した」「衝突した」「ぶつかった」「当たった」「接触した」 などの言葉が入ります その結果、「車が激突したとき、どのくらいのスピードでしたか?」と聞かれた被験者と、「車が接触したとき、どのくらいのスピードでしたか?」と聞かれた被験者では 明らかに「証言」したスピードが違ったと言うのです 「激突した」と言ったときの被験者の回答の平均速度は時速65.3キロ 「接触した」と言ったときの被験者の回答の平均速度は自足50.8キロ 15キロも差があったと言うことになります つまり、人は記憶した瞬間の情報をそのままとっておくわけではなく、その後に経験したこと、または引き出されるときの状況によって、大きく変えてしまうことがあるということなのです というか、ほとんどの記憶は事実とは異なっていると思います 本人は間違いないと思っている記憶でも、実際は事実とは異なることが多いのです だから、私の中の思い出や記憶の多くは「事実」としては、信用ならないものであって 言葉ひとつで、偽った記憶を植えつけるのは、案外簡単にできちゃうこともあるのです だから、「○○って言った!」「言ってない!」というケンカはほぼ無意味ですw 真っ向からそう食って掛かるなら、ICレコーダーにでも記録しておくべきですねー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月05日 12時34分13秒
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