カテゴリ:友人
……さて、宴もたけなわ、料理もメインの肉料理が出ようという頃、ちょっとしたハプニングが発生しました。 といっても、新郎新婦には全く関係のないところで起きた小事件です。 せっかくの披露宴に難癖をつけるようで嫌だし、事件そのものに気がつかない方も多かっただろうから、まあここに書くのは控えようかと思っておりましたが、前の記事に新婦自らコメント欄に書いてくれたことでもあり、私自身少々釈然としない気分でもあり……ええい、やっぱり悔しいから詳細を書いてしまえ(笑)。 ごめんなさいね紀ちゃん。 白いウエディングドレスに身を包んだ美しい新婦が、お友達と3人でヴァイオリンの演奏をなさるというので、会場は盛り上がっています。 お料理は仔牛のフィレ肉にフォアグラを添えた贅沢な一皿が出て、給仕の女性が各テーブルをまわって、程良く温められた赤ワインソースをかける……はずが……そう。 よりにもよって給仕、私の膝の上で、ソースの入った銀器を取り落とした(号泣) 1月のバーゲンで購入したものとはいえ、憧れのブランドEで誂えたばかりで、この日着るのを待ち遠しく思っていたベージュのワンピースなのである。 みるみる茶褐色の斑点が広がっていき、それは繊細なレースのついた裾の部分にまで。うわああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁじょうだんやめてよ 「申し訳ありません」と言われたところでこちらは声も出ず、頭の中が真っ白になる。 顔を覆って泣き出したいところなのだが、ここは主賓席(新郎新婦のはからいで、新婦に一番近い席を用意してもらっていたのだ)。加えてステージでは、まさに新婦が何か月も練習してきたであろう「カノン」が奏でられ始めたところで、これを拝聴するチャンスにはなかなか巡り会えないであろうこともわかっているから、こちらとしてはすぐに席も立ちたくはない。あなた、なんでこのタイミングでそんなことしてくれるのよぉ おしぼりが集められて応急処置をする…… 責任者が名刺を持ってきて「クリーニングをしますから連絡先を……」などと言い始める。それもその場で、である。当然、隣に座った恩師も友人も気がついてしまい、せっかくの新婦の演奏が……という次第で、なぜか被害者なのに大変恐縮。 もう、ホントに泣きたい。泣きたいよ。 その後しばらくは、せっかくの料理も味がわからなかった。 ↑だいたい、私の皿にはしばらくソースがかかっていないまま放置されていて、見かねたE子さんが別の給仕を呼び止めてくれたくらいだし。苦笑。 立ち直れたのは、新郎新婦の幼少期の写真を20数カットも集めた素晴らしく力作のスライド上映を見たおかげ(笑)。 あのふくふくとした赤ちゃんの新郎や、ちっとも変わらない新婦ご家族や、懐かしい青春の数々を見ると、ささくれだった気分も少しずつ落ち着いてきた。感謝である。 ……幸い、応急処置で、染みもなんとか目立たないくらいにまではなったし。 相手ももちろん、わざとやったことではないし、おめでたい席でいつまでもごねるのも大人げないかとは思う。思うのだが。 あのときにもう少し強く遺憾の意を表明すべきだったのかなあ、と思ったりするのである。 支配人とか、結局3枚くらいは名刺をもらったけれど、後日の対応はなんだかそっけないもので、とても反省しているとは思えなかったから。 二次会までに時間が押していて、翌日の午前中に実家まで取りに来てもらうことになったのはいいが、こちらが電話するまで来なかったし。結局母に預けて応対してもらったのだが、「しみ抜きかクリーニングになるか、相談してご連絡します」と言ったそうだが3日後の今に至るまで連絡がないし。えええ? 服は、百歩譲ってまあいい。 ジャケットだけ買ったことになっていたのが、実はワンピースも購入していたことが夫にばれたのだが(爆)、まあそれもいい。←いいのか? しかしこれって、新郎新婦にも失礼なのではないかねえAホテルよ??? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[友人] カテゴリの最新記事
|
|