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さてさて、気を取り直して二次会へ。
私と、今宵もうひとりの幹事であるKくん(会うのは卒業以来だった)、それからこのたびの引出物を担当したという陶芸家のスギウラ女史、東京で銀行に勤めているOくん、の元高校同級生メンバー4人で、路面電車で道後へ移動する。 今宵の二次会のテーマは、伊予の幸とくつろぎの時間。 松山にも、近年はいわゆる二次会パーティー仕様のお洒落なバーやレストランも増えているようだが、今回は悩んだ末、新郎新婦が選んだ道後温泉エリアでのお座敷になった。事前に下見もできず、店構えなどもわからなくて心配だったのだけど、行ってみたら、これがなかなか大正解♪ 移動ついでに、観光やお土産選びなどができるような立地条件だし、心配したような居酒屋っぽさもなく、席間もゆとりある感じ。なにより、瀬戸内海でとれる鯛をはじめ、郷土料理と愛媛の地酒を各種取りそろえたメニューは、遠くからいらしたお客様にもきっと楽しんでいただけたはず。 (披露宴でたくさん食べたので多すぎたかと思ったのですが、遠距離メンバーは結構食べてくださいましたね♪……飲み放題メニューに「ポンジュース」があったのも笑えました。) 事前に大した準備もできず、そもそも主催者側からして打ち合わせもしていなかったのに、さすがは同級生チーム、受付の設置からゲームの手順説明、席への誘導など流れるようにこなしてくれて、もはや「幹事団」という感じ(笑)。 用意したゲームは、出席者それぞれに、新郎新婦に宛てたひとことメッセージを書いていただき、新郎新婦の厳正な審査のもと、出てきた面白いメッセージに賞品を差し上げるという単純なもの。 遠方の出席者を考慮して、賞品の半分は伊予の特産物(伊予牛ステーキ、道後地ビール、清見タンゴールのジュース、ゆず醤油などなど)を後日配送という手筈を整えていたのだが、その内容を書いた色画用紙を見せるとすかさずKくん、 「これここに貼ったらええんちゃうん。」 と、店の壁を指し示す(爆)。 貸し切りでもなし、いいのか? と思っているとすかさずOくん、「あーガラス面やったらいいんやないん。」とテキパキと店側と交渉。ほんとに貼った。 受付がはじまるとおつりの千円札がいると思うので、私は可能な限り千円札を準備していった。 幹事団の会費を先に徴収しておつりに充てよう、と提案するとすかさずKくん、 「ちょっとこれ、両替してください。」 いきなり店員を呼び止め、自分の万札を両替(笑)。 それ、普通は最後の手段じゃないですかね……? しかしそのKくん、新郎新婦の席を決めると、わざわざ座布団の色を赤と青で配色するという細やかさも持ち合わせた。大人物である。 ちなみにKくんは、地元の高校の先生。 (現在はいわゆる「困難校」にお勤めで、当日いろいろ苦労話をきいたのだが、対応がまるで金八先生のよう。いい先生なのだ。笑) 再三書いているように、アドリブ進行を大の苦手とする私は、事前にメールで当日の進行すべてを彼にお願いしていた。 「先生ということは喋りのプロやしね」とお願いしたメールの返信は 「おまえら静かにせー!」から始めていいのなら、調子が出るかもしれません。 ……いや、それはどうか……(汗)。 しかし。始まってみたら、なんのことはない。 いやあ、司会、上手かったんです★★★ そこはかとない方言(笑)と、喋り慣れた人のリラックスした雰囲気が、今宵の会の趣旨に大変にふさわしい。 そして、なんとはなしに豪放。 私がメールした簡単な式次第をわざわざ印刷して持ってきてくれていたのに、結局一度も開かない(笑)。 例えば、賞品の説明がある。 配送品のほかに、手渡しの賞品もいくつか用意したのだが、渡すときに中身がわからないので、アシスタントの私が、手渡しながらぼそっと「お酒ですよ~」とか言うとする。 するとそれを聞いたKくんがすかさず、「○○酒造の日本酒です! 欲しい方は明日にでもこの裏へ行ってください」みたいに、たちまち場の発言に変えてくれるのだ。これは、すごく新鮮な体験で面白かった。 繰り返しますが打ち合わせ、一切してないんです。特にツーカーの仲というわけでもなく(笑)、むしろ高校時代を振り返っても、喋ったこともほとんどないくらい。なんというかこれはもう、彼の才能と先生としてのキャリアのたまもの? (そのあと幹事団+新郎新婦で3次会をやり、このメンバーは私以外は皆、高校時代、一大イベントだった運動会で何らかのリーダーだったことを思い出し赤面。もしやここにいることが不思議なのはこの私かも?) ともあれ、会は大いに盛り上がり、夜はあたたかく更けていった。 新郎F氏の上司夫妻という方がまた、大変気さくな素晴らしい方で、いろいろお話しさせていただいた末、「困ったときは相談に乗ります」と名刺までいただいた。ちなみにF氏の職業は弁護士である。えええ。そんなに困ったときがあったら困るのだが(笑)。 ちなみに飲み放題コースだと時間制限があるのだが、皆それほどの量を飲まなかったせいか、店側も気を利かせて普通のオーダーに切り換えてくれた。おかげで、のんびり話ができた気がする。新郎新婦ともかなり言葉を交わせたし、リラックスした楽しい会だったのは嬉しかった♪ プチ同窓会はお盆に再び開催することを約して、無事にお開き。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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