こもちくらげ編集日記

私が勝手に「東京の母」とお慕いし、公私ともに頼りにしていたＵさん（女性）が、３１日付で定年退職の日を迎えられました。

教科書グループではこの春、検定提出が間近なので、有休消化どころか最後まで残業＆休日出勤の続く過酷な職場となりましたが、最終週に入って観念したのか（笑）、Ｕさんの表情が日に日に柔らかくなっていくのをなんとなく感じていました。
……頼りない若手ばかりが残っていますが、まあ、あとはお任せくださいＵさん。……？

勤務最終日のお昼は、職場から徒歩５分のお濠端で花見と洒落込みました。

とはいえ、教科書の大きな会議が社外で開催されていたので、参加人数は有志５名ほど。柿の葉寿司とお茶で、ささやかな宴でした。

柿の葉寿司は、奈良名物の鯖寿司ですが、実はちび（仮名）の元同級生が、自宅近所で店舗を営んでいる、らしい（それほど親しくなる前に転園してしまった）。店では浜町の明治座などへお弁当をおろしているらしい、などと聞いています。多少余っても日持ちするので、朝からよよ（仮名）と自転車を飛ばして買いに行ってきました。水面につきそうな桜の枝をみながらお寿司食べる企画、なかなか好評でよかった♪

……ちなみに、我が実父もこの日で退職でした。
こちらは定年を過ぎてなお通っていた職場ではあるけれど、改めて、勤勉な父が仕事を辞める、というのは感慨深いな。


さ～て、これからどうしよう？笑


【本日の読書】
須藤靖貴『俺はどしゃぶり』読了
もんたまさん推奨シリーズ第３弾（笑）。
自分では絶対にセレクトしない小説だったけど、読んでいて楽しかった～。
目的に向かってきっちり努力する人が出てくる小説（「蟹工船」でも「野ブタ。」でもいい。じりじり成長する話ならなお感動。笑）が好きなうえ、細部がリアルだったので満足。
頭がアメフトで一杯の主人公一人称は、ふだんの生活（デート中）でも「二○ヤードも歩かないうちにローファーがびしょ濡れになった」とかなのが、一途さを表して面白い。
しかしもんたまさん、……ハイライトシーンが虫系なんてひどすぎですよ……。