こもちくらげ編集日記

土曜の朝は、ご近所の友人Ｋ家奥様のはからいで、築地に買い出しに行ってきました！
年末の買い出し以来、３度目の築地潜入。
今回の私の目的は、日曜のご近所飲み会のつまみの調達である（Ｋ家は、父の日の贈り物調達）。

なお、Ｋ家は、このブログの登場回数が高く、すっかりお馴染みとなってしまったので、今後ご主人を建築家Ｋ氏、奥様をシフォンさん（仮名）と表記することにする（笑）。

「シフォン」というのは、まあ某社の商標ではあるのだが、これがキャラクター嫌いの偏屈母である私でさえ「ちょっとカワイイかも……」と許せてしまうモノ。
この友人とは、見た目もそっくり（！）なのだが、販売元のキャラクター設定をみると「仲間のなかのムードメーカー」とあって妙に納得してしまった（「飼い主と広場を走るのが好き」とかも書いてあったようだがそこは無視。笑）。もちろん、某社での呼称は「シフォンちゃん」であるようだが、友人は年上でもあるし、普段下の名前に「さん」付けで呼んでいるので、「シフォンさん」とする。


さて、今回の築地は、そのシフォンさんと私の２人だけ。
前日夜更かしをした夫と子どもたちが寝ている隙に家を出て、彼女の運転する車で８時１５分頃築地到着。

年末にきいた築地３箇条その１、素人は朝９時を過ぎてから行けには反する行動なのだが、１０時には帰宅しないと夫が出かけてしまうので無理をしてもらったのである。大人２人、しかも初めてではないのでまあ許されるかな？　

シフォンさんが車を駐車場に入れている間、ミーハーな私は「おでんの佃權」でちょこっと買い物。大根と一緒に煮るモノをさがしたら、練り物で「ねぎまぐろ」というのがあったので買ってみる。（ちなみにこの店で有名なのは「千代田」というたまねぎのベーコン巻？　なのですが、１個がかなりのボリュームなので、大人数宴会には不向きです。）

さて、場内へ。
またまたまぐろ、まぐろ、まぐろのほか、季節柄目に付くのは、シジミ？
いつも食べている冷凍モノと違って、大きい。これは欲しい！！
ウニだね～、つぶ貝だね～、どれも欲しくなるわね～などとわいわい言いながら奥へ進むと、立派なボタン海老を並べた店で、いきなりおじさんに話しかけられる。

「おねえさん、海老買っていって！　今朝は海老があるのウチのほかに３軒もないよ。」

おおフレンドリーだ。
市場では、忙しそうな人たちに素人がものを聞くのはためらわれるような気がするが、こういう風に話してもらうと助かる！　やはり、年末のせわしさとは違う雰囲気のようだ。

早速近づいてみると、自慢の海老は１匹でおなかいっぱいになりそうな大きさ。すごい。
しかし、海老は相変わらずお値段も立派なので、また～と言って先へ進む。笑
シフォンさんに父の日は何をおくるの？　と聞くと、「鰹にしようかな～」とのこと。東北なので、珍しがられるという。お義父様は釣りをされるそうで、切り身でなくても大丈夫らしい。

鰹はすぐ前の店で交渉に入ったので、私はまた海老の店に戻って物色。

「築地は、一般人が入れないようにしようなんて動きもあるけどとんでもない。あなたたちみたいな人が買ってくれなきゃ、このへんの店全部潰れちゃうんだよ。」

「まぐろは外で買っても同じ！　せっかく河岸にきたら、河岸にしかないモン買っていってくれ！」

などなど、どうしたのか大演説をきかされて、青森産のウニをゲット。豪華！
もちろん予算外で、完全なカモなのですが……笑

その後、外でも同じと言われたマグロを別の店で買い（笑）、シフォンさんが明日の差し入れにとタコの足を１本買ってくれた。そして目をつけていたシジミもたくさんゲットし、９時１０分頃お買い物終了。

鰹を受け取って配送所までいかなきゃ……と、最初の店に戻ると、店の人は立ったまま朝ごはん中。

「終わったら運んでやるから、５分待って！」

はああ。笑

見ると、演説の店の海老はあらかた売れていて、商売も一段落という雰囲気。
ボタン海老残り５匹３８００円を３０００円にまけさせて、シフォンさんが購入。さすがなお手並み。
これはむしろ、９時過ぎに来たら完全に残り物ってことでしたねぇ……。笑

「お待たせ～！」

と、そこへやってきたのは、築地名物運搬車！
そう、あの市場を縦横無尽に爆走しているトラクターのようなもの（三輪？）で、荷台がむきだしのやつです。荷物を積んだあとの空きスペースに、私たちも立ち乗りさせてくれることになった！　凄すぎる～。
ジェットコースター気分で、違う目線で流れていく市場の様子にはしゃいでいると、対向車から


「お、ギャルが乗ってるねぇ。」


という声がかかった！
いやそんな、もちろん本気にはしませんが………………。

またこよ～っと。笑


買い物の〆に、場外に昭和３０年からやっているというコーヒースタンドで、昔ながらのホーローのポットで淹れるコーヒーを飲んで帰宅。

築地やっぱり楽しい！！