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今年2月に初体験した文楽@国立劇場、9月公演も行って参りました~。 今回も竹本住太夫さんの出る回で、演目はかの有名な仮名手本忠臣蔵です。 長い話なので、チケット手配をしてくださる会社の先輩は、朝から11時間聴いたそうです。 なんという体力&精神力……。 私は、よよの自転車練習 → 掃除洗濯夕食作り という責務を一応こなしてから、六時半からの後半部分(「山科閑居の段」など)だけを観劇。 今回はさらにメジャーな忠臣蔵だし、人形遣いの方の顔も見覚えたおかげで、なんとなく見所(重要人物とか)がわかって、力を入れ続けることもなく聴きやすかった。 ただし、時間ぎりぎりに走り込んだせいで終演までプログラムが買えず、結末がわからない(相変わらず一般教養なし。泣)。 山科では誰が死ぬのか、心底どきどきしたよ……。 登場人物は、歌舞伎やテレビドラマとは違う名前になっているし、討ち入りとは別の部分が重要視されているせいで、違うドラマを観ているようだった。 あとで調べたら、文楽の脚本が作られた時代は幕府への遠慮があったため、討ち入り事件の時代設定をわざわざ変えたものらしい。「由良助(ゆらのすけ)」とか、なんとなく誰だかわかるような命名もあるが、赤穂の名産である「塩」をつけた「塩谷」さんとか、ちょっと深いのだ。笑 さらに今回の見所。 常連のS社長のはからいで、25分の休憩時間に舞台裏見学ツアーをさせていただいた! 現役太夫さんのご案内つきで、人形の部屋、衣装の部屋、床山、小道具、そしてあの、まわり舞台(太夫と三味線が座っている「床」というところ)まで見せていただいた。 本番まで時間がなくて、住太夫さんにお会いすることはできなかったが、楽屋の雰囲気も十分堪能。感謝。 間近で見る人形の顔は小さくて可憐で、でもなんだか頼りなく見えて、とても舞台で動いているものと同一とは信じられなかった。 やはり、いのちを吹き込むのは人形遣いなんだなあ。 というわけでなんとなくはまってきた文楽鑑賞、次回は12月若手公演「義経千本桜」です。これまた超メジャーですね。こちらは何の予備知識もないが……。 (こりすさん、我々は9日夜予定ですが、いらっしゃるならご連絡ください♪) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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