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……さて晴天に恵まれ、いよいよ出版健保ロードレース本番! 9時に桜田門集合で、なぜかよよ(仮名)と2人、電車に乗る私。笑 夫が何かの予定があるとかで子守りが難しいので、私が娘2人を現地に連れて行って、会社の応援団(月島のI先輩んちの奥様と小学生、1歳児連れの先輩Sさん、ランナーのIちゃんの夫で小学校教諭、などなど)に育児をお願いすることにしてあったのだが、…… ちび(仮名)、揺り起こしても起きやしない。 ま、いいか。 ちびは風邪気味でもあったので、寝ぼけ半分の夫に承認を得て、さっさと出発。 我が社のランナー(当日棄権者除く……)は女子5名、男子4名。 シニアグループで走るI氏は引退レースである。 ほかに、退職後のメンバーでは「引退レース」の伝統を作ったH氏、昨年雨で走れなかったUさんもいる。 なかなかの大所帯で心強いのだが…… スタート地点に並んでみると、なんとウワテな会社があった。 揃いのTシャツをびしりときめた女子5名のチームがいるではないか! しかも、うちの3人くらいはランナー用のショートパンツ着用で、いかにも速そうである。 ……。 クラス別に、男子20代から、5分おきにスタートしていく。 女子、10時10分スタート。 は、はやい。 位置取りのためのダッシュなのか雰囲気に引きずられるのか、いきなりスタートがハイペースである。 ええっ、と戸惑いながら路上に出たら。 ……Tシャツ軍団がすぐ前を横一列で走っている。 通りたい。 通れない。 「……ていうかうちら邪魔じゃん?」 「作戦じゃん?」 「こんなとこから? 爆」 ていうか試合中に喋るな! 怒 怒りモードに切り替わってなんとか壁を抜けようとするが、やはりうまく通れない。 ひとり脱落した隙間を縫って上がったが、すぐに囲まれる。 気のせいか、私がスピードをあげたら「あれ?」と笑っている感じ。 雰囲気は最悪である。 そのまま、いきなり抜きつ抜かれつ……のデッドヒート状態で大手門を過ぎ、気象庁へ。 しまった…… いつもの練習コースでは、ここがゴール地点。 精神的なものはかくまで大きいのか、すでにへとへとである。 Tシャツ軍団はさすがにばらけて、3人ほど振り切ったものの、2人は前を遠ざかる一方だ。 毎日新聞ビル。 ここからは上り坂。 夜の練習では、このじわじわとした上りがなかなか快調で、落ち葉の湿った匂いとひんやりとした風を感じつつ走るコースを美しく感じたものだが、何かが違う。 気温がじわじわ上がっている。 太陽が照りつける道は排ガスにまみれ埃っぽく、せめてもの安らぎに木立を見上げると、そこには大きな、ある昆虫の巣。←名前は言いたくない。 木という木にそれがあるので、足を止めようにも止められず、息もつけずに走り抜ける。怒 夜だからわからなかったが、こんなコースだったのね……。泣 しかしここで、社内トップを走っていた後輩Iちゃん(一児の母)に追いついた。 国立劇場。 あとは下るだけ! だが…… スパートどころか息が乱れまくっている。 ここで、思いがけずTシャツのひとりをとらえた!! まさか、あの上りを私がついてくるとは思っていなかったのだろう。 油断して歩幅が小さくなったところを、抜き去る。くー。気持ちいいっ。 ……しかし反撃はそこまで。 そのあと、一気に離すとよいのだが、下り坂なのに全然スピードが上がらないのだ。 しかも衝撃なことに、「4キロ地点」の看板を持った人物が立っている。 嘘でしょ? まだ1キロもあったっけ!? そう。 下り坂で駆け込めばゴールと思っていたが、甘かった。 平坦になってから門までの間に、再々度くらいでTシャツ女にかわされてしまった。 もう、余力は、ない……。 桜田門を駆け抜ける頃には、自分の呼吸がうるさいほど耳につく。 そこに、なんとよよの声が聞こえた! 「ママ~!」 天使……!?おいおい その声と、先にゴールした男性軍の姿に勇気づけられ、最後のスパート。 記録がかかっているので、最後まで気を抜かず走りきった!! 間違いなく、30分は切った模様。 持てる力を出し切って、燃え尽きた。 あとで聞くところによると、態勢も乱れていなかったという。 「練習次第でまだまだタイムが伸びそう」とのおほめをいただいた。 引退レースのI氏も、昨年のリベンジUさんも、みんな見事な走りでした。 2年間、待ったかいがあるレースでありました…………。 あああ疲れた。 (公式記録はのちほど、健保から出るようです。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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