こもちくらげ編集日記

さて翌日。

両親のリクエストは、しながわ水族館。
外出の苦手な夫も、水族館なら行きたそうだったのだが（笑）、思いがけず「孫だけ貸して」とのリクエストを受けてびっくり。
ええ……いいの？

子どもたちはうるさい母親（＝私）の付き添いがないとわかると大はしゃぎ。
（この頃私、完璧に子どもたちからオニババ扱いで、特に５歳長女にはたいへん不評なのである。泣）

乗り換えが複雑なので途中まで送っていきたかったのだが、彼らはさっさと準備をして、私が化粧も終わらないうちから「行ってきま～す」と元気よく靴をはいている。
親として少々複雑……ではあるが、これは願ってもない機会。
休日フリータイムではないか！　嬉

母からは「ふたりでたまにはデートでもしてきなさい」と言われたのだが、お互いいまさらデートしたい相手でないことは明白。爆

とはいえせっかくの機会だし、ちょうど買い物があるので

「六本木ヒルズに行くけど、行く？」

と夫を誘ってみたが、買い物歩きはもっとも苦手な夫、返事がないまま１５分経過。怒。行きたくないのはわかってるがせめて返事しろ。

これ以上待っても無駄！　と、怒り狂いつつ家を飛び出した私。


この展開では当然のように……


衝動買いにてカードでお支払い。爆


ま、ヒルズにあるエストネーション、３０代ＯＬとしてはぜひ一度入ってみたかったお店だったからいいんですけどね。ふん。

しかし悔しいことに、あとで聞けば、父は行き先の違う電車に乗って水族館を通りすぎてしまい、夫はその間ホームセンターで買ってきたチューリップを植えていたらしい。
そんなことなら夫だけ送って行かせればよかったよ。いたく反省。


さて、六本木ですが。
なんちゃってセレブな目的ではなく、今回の目玉はこちら。


見たことありますか？
六本木ヒルズのキャラクター、世界の（？）村上隆氏デザインのお花のざぶとんなのです。
これは、７月の名古屋人来襲の際、義姉がしみじみ眺めていたもの。
買うのか？　と思うくらい見ていたが、ビミョーに場所をとるデザイン（ソファーや椅子からは花弁の部分がはみ出る）のためか、荷物が重かったせいか結局買わなかった。

そう、ありがたいけれどビミョーに場所をとるシロモノ、これはもう、その際義姉からいただいた「リカちゃんハウス」の仕返し（いや、お返し）アイテムに決定でしょう！！　爆

次の週末は慌ただしくも１泊２日で名古屋入りする予定なので、そのときに手土産＆結婚記念日祝いということでお渡しするつもり。


……そのあたりでお昼になった。

しながわ組に連絡を試みるも通じない。
さすがにひとりでランチできるスポットを知らないので、銀座に移動。

並木通りのギャラリーで、知り合いの画家？　書家？　東野元昭さんが個展をやっているので、近くの喫茶店でサンドイッチを食べてから顔を出してみた。

東野さんは作風に似合わず（失礼）気さくな方で、「お子さんを連れてきてもいいよ」と言ってくださっていたのだが、ギャラリーに入ってみると、そこには剥き出しの作品がちびの顔の高さにいっぱい。
まあたぶん、ひとりで来て正解だな（笑）。

案内状の印刷物とはまるで別物の迫力にびっくりしつつ見ていたら、ちょうど客足の途切れたところで、作家自らお茶を入れてくださった。
素晴らしい作品に囲まれつつ飲む午後のお茶。素晴らしい贅沢。

東野さん、ありがとうございました。
次に出る「海月」には、東野さんの作品も掲載予定♪


……さて、そうこうするうちにようやく父から連絡が入る。

「３時に出港する船で帰る」

とのこと。やるなぁ。

東京湾をゆっくり横切って浜松町近くの桟橋に着くこの船は、約１時間ほど水辺の景色を堪能できるオススメの観光コースだ。お台場の観覧車、レインボーブリッジなど堪能できる。


で、桟橋まで迎えに行くのだが、まだ時間があったので、いったん家に帰るには慌ただしい。
移動の途中に、築地市場に寄ってみることにした。笑

午後３時なので市場は終了だが、駅周辺にはまだ開いている店もあるだろう。
……今夜は姉一家も加わって我が家で鍋♪　なのである。

しかし。

場外で有名な鶏肉の「鳥藤」はちょうど店じまいをするところで、鶏団子はおろか挽肉すら残っていなかった。うう残念。

海産物の店も野菜やさんも、店じまいでセールに入っていて「アオヤギ４００円でいいよ」とか「大根持ってかない」などど声をかけられるが、……ま、鍋だし。笑

結局、「鳥藤」向かいの店で、つまみ用にマグロの中落ちを購入。
（随分安くしてもらったのはいいが、やはり売れ残り品だけに、スジが多くて味は微妙で、両親はそれほど手をつけなかったようだ。翌日に残った分は、竜田揚げにして食べました。）



ということで私、今日はパスネット１枚使い切ったよ。
私が東京観光？　みたいなコースではありました。大汗



桟橋で意気揚々と船を下りてきた子どもたちは、口々に

「おおきなエイがいたよ！」
「こんくらいのゼリーをたべたの！　ぶどう味だった」
「あしかがわなげをするんだよ！」

などなど、報告してくれました。
楽しかったんだね。
子どもたちが一緒に行くと、せいぜい１日１か所か２か所だものね……両親には、まったく大感謝です。


ファミリー大宴会の様子は、次回！　笑