カテゴリ:仕事
……実は先週、神保町に戻る間際に激震があった。 私の勤める会社が、創業当時からの事業でお世話になっていた大先生の訃報である。 それも2週間前の訃報に続くように、という形だったので、改めて人間の縁というものについていろいろ考えさせられたり。 そして今回は夫も帰国していることだし、私もきっちり受付でお手伝いをさせていただいた。 ご長命でいらした先生のことでもあり、現編集部には先生と直接仕事で関わったことのあるメンバーがほとんどいない。 私だってお会いしたのも数回であるが、それでもまだ多い。 ……私の社歴もそこそこ長くなったということ。 そんなことも含めていろいろ、なんだか会社でもやたらに「中堅」ぽい仕事がまわってくるようになって(いや年をみればもともと立派に中堅でもいいのだが)、時代を感じることであるよ。 この時期の私は、何度もいうように「水底の週間」である。 今年は太宰も没後60年ということで、太宰ファンの先輩と13日に「風紋」を訪れたのは私にとってある意味記念すべきできごとだったのだが。 昨年は、年長の友人にして永遠の文学青年Aさんを亡くし、今年は大先生をお送りすることになってしまった。 お酒はのんだ。 お通夜の席で。 明日はいろいろのいのちを想いつつ、静かにお酒と桜桃をいただくことにしよう。 カレンダーに私が描いた小さなさくらんぼマークを見て、何も知らない子どもたちがはしゃいでいる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 19, 2008 01:11:19 AM
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